9月のインド・マレーシアの旅に続いて、2019年10月にMaker Faire Taipeiの見学を兼ねて行った台北の旅行記です。
ラウンジへ行く
さて、今回は羽田からの出発です。今回は夕方の便だったので、会社を早退して羽田空港へと向かいました。前回のマレーシア往復でJGCプレミアになっていたので、チェックインした後はJALのファーストクラスラウンジにも行ってみることにしました。
…と言いつつ、まずはキャセイ・パシフィック航空のラウンジに行きました。このBlogで紹介するのはこれが初めてですが、仕事でマカオに出張する際にこのラウンジは一度利用しています。羽田のキャセイ航空のラウンジはヌードルバーがあり、写真の担々麺の他、何種類かの麺料理が楽しめます。
キャセイのラウンジの次はいよいよJALのファーストクラスラウンジです。インテリアの雰囲気がよいだけでなく、広く余裕を持った造りになっていました。料理もビジネスクラスラウンジで提供されているごはんに加えて何品か提供されており、鉄板焼のその場で調理してくれるハンバーガーもいただくことができました。COVID-19もあるのでしばらくは厳しいとは思いますが、また行く機会があるといいなあ…と思っています1。
ラウンジを一通り満喫した後は搭乗です。台風が来ていたこともありちょっと飛ぶか不安でしたが、国内線の乗り継ぎ待ちで少し遅れただけで無事飛びました。台北・松山空港までは3時間半程なので、機内食を食べて映画を1本見るとあっという間に着陸です。
台北・松山空港に着いてからトイレに行ったところ、温水洗浄便座だったりこんな日本語の説明が付いているボタンだったりと、まったくアウェー感がなかったのでした。無事入国手続きを済ませた後はタクシーでホテルへと向かいました。2018年の訪問時は桃園空港への到着だったので時間がかかりましたが、今回は市内に近い松山空港への到着だったのですぐにホテルにたどり着きました。とはいえ飛行機の到着が21時過ぎだったので、この日はホテルにチェックインしてすぐ寝てしまったのでした。
豆漿で朝ごはん
翌日はまずは朝ごはんを探しに行きました。道端にいる三毛猫もインドや東南アジアで見た猫ちゃんと違って細すぎず、もこもこしていました。
朝ごはん探しの道中、コンビニを見つけたので立ち寄り、台湾のSuica的存在である悠遊カードを買いました。2018年は都度トークンを購入していたので、今回が初めての購入なのでした。
その後歩いて近くの豆漿のお店まで行き、2018年に引き続き油条入りの豆漿を食べました。今回は焼餅という薄焼きのパンもオーダーしました。
台北駅へ行く
豆漿を食べた後は近くまで来ていたので歩いて台北駅まで行きました。
台北駅には長距離バスターミナルも併設されています。地名を見ながら今度は台中や高雄も行ってみたいなあ、と少し眺めていました。
ちなみに台北には焼肉ライクもありました。こういうところを見ると本当に一瞬日本にいる気分になってしまいます。
台北駅の中はなかなか開放的な空間が広がっています。日光が差し込むおしゃれな駅でした。
ちなみに台北駅のツーリストインフォメーションにはPepperくんがいました。最近日本では徐々に見かけなくなっていますが、台北のPepperくんは元気なのでしょうか?
猫がいっぱい!猫村へ行く
今回台北駅に来たのは台北近郊の観光地で有名な九份と、その近くにある猫村に行くのが目的でした。そんなわけで、定番のファミマのおいしい台湾茶を買い、台北駅から台鉄縦貫線に乗って猫村のある猴硐駅を目指して移動したのでした。
しばらく電車に揺られると猴硐駅に到着です。駅舎も地方感がありますが、この電気機関車がより一層地方にやってきたという雰囲気を出していました。
そして改札を出るといきなりこんな感じで猫村ムードでいっぱいになっています。
もともとこのあたりは炭鉱の町として栄えていたとのことですが、炭鉱が閉じてからは衰退してしまい、町おこしの策として猫村を観光地として整備しているということでした。そう聞くと駅を出た途端猫村まっしぐら(?)なのも納得できます。
猫村に入っていく途中には早速黒猫がいました。
特に何かの施設で猫が飼われているというわけではなく、駅に面した山の斜面にある村に住み着いている野良猫と触れ合うことができるというコンセプトの村なので、そこら中に猫ちゃんがいます。
とりあえず猫村に入ったところのお店でホットドッグを売っていたので買って食べてみました。中華圏のウインナーは甘めの味付けがしてありますね。
お店の近くにいた黒猫ちゃんはこの通りのスヤスヤ具合でした。レンガの枕は寝にくくないのでしょうか?
こちらの猫ちゃんは今日の天気を案じているのでしょうか?水の貯まり具合が気になるのかもしれません。
なかなか際どいポイントに居る猫ちゃんたちもいました。1枚目の猫ちゃんは電車が好きなのか、スリルが欲しいのかいったいどっちなんでしょう…
ちなみに猫村にはこのような看板も掲げてありました。確かに緑の多い山の斜面なので、毒蛇も出るのでしょうね…
猫村の猫ちゃんたちはさすがに人に慣れていて、近寄ってもスヤスヤ寝ていることも多かったです。
猫村にはいくつか店舗があるのですが、店舗の近くにはこんな感じの何かをペイントして作った猫風のオブジェがいくつも置いてありました。元々は漁業用の浮きか何かなのでしょうか?なかなか猫風のオブジェを作るのにドンピシャな部品があったもんだなあと思いました。
屋根に乗っかっている猫ちゃんも堂々たる構えで上からお客さんたちを覗いていたのでした。気ままという言葉が実に似合います。
こちらの猫ちゃんは寝ていましたが起きるとキリッとした顔になりました。私の後に撫でようとしていた方がちょっと噛まれていました。撫でる時は気をつけましょう…
村にはこんな壁画も描いてあったりと、一帯は本当に全力で猫をフィーチャーしていました。
道端で堂々とゴロゴロしている猫ちゃんもいれば、静かなのが好きなのか、隅っこでゆっくりしている猫ちゃんもいました。
猫村から出て電車に乗る前に駅の反対側にちょっと行ってみたところ、こんな張り紙を見つけました。日本語の記載もあったので、そこそこ日本人も訪問しているのだと思います。「ねこ村(むら)」の表記のまったり感、嫌いじゃないです。
そして駅に戻って列車を待っていたらこんなタンク車を発見しました。幸福水泥公司とはなかなかインパクトのある名前だなあと思いました。調べてみると「水泥」はセメントという意味で、これはセメント輸送車だったのでした。
ザ・観光地な九份へ行く
猫村のある猴硐駅から一駅戻り、九份へ行くバスが出る瑞芳駅へと行きました。
こちらは猴硐駅と打って変わって賑わっています。駅前には献血の車も停まっていました。
瑞芳駅からバスにしばらく乗り、停留所で下りて少し歩くと九份の古い町並みの入り口にたどり着きます。
着いた頃はまだまだ明るかったので提灯に明かりは灯っていませんでしたが、狭い通りにズラッとお店が並んでいるだけでもなかなかの趣です。
そして提灯に明かりが灯るとこんな感じです。
「千と千尋の神隠し」の舞台であるという説は公式に否定されていますが、それとは関係なしになかなか味のある風景です。
提灯のぶら下がる通りをずっと歩いていくとこの通り海が見える場所に出ます。九份の場所から海まではそこそこ距離があるのですが、九份は山の上にあることもあり、海がよく見えるのでした。写真にも写っているように、オーシャンビューのレトロなお茶屋が何箇所かりました。今回はお茶屋さんには入りませんでしたが、お茶屋さんとその提灯が九份の風景の彩りになっていて、見て楽しむことができました。
道中では台湾の定番、魯肉飯と小籠包を食べ、マンゴースムージーも飲みました。
暗くなってくると本当に提灯が古い町並みに映えていて、どこを撮っても画になるという感じでした。しかし九份の店じまいは意外と早く、18時頃にはシャッターを下ろすお店も出てきて、観光客も引き潮のごとくバスの停留所の方へと向かって流れ始めたのでした。
基隆経由で台北に戻る
九份から瑞芳に向かうバスはかなり並んでいてしばらく乗れそうもなく、台北まで行くという乗り合いタクシーもまあまあいい値段だったため、作戦を変え、少し歩いたところの停留所から基隆行きの路線バスに乗りました。まだ18時半ごろでしたし、多少時間がかかっても観光地として有名な基隆まで行けば電車も遅くまで走っているだろうという目論見でした。
思いのほか基隆までのバスの旅は短く、ざっくり30分で到着しました。基隆は台湾北部の港町になります。ただ、山間を走る路線バスということで、かなり揺れたりカーブが多かったりで若干酔いそうになりました。
基隆はこちらの夜市で有名な街です。ご覧の通り観光客で大混雑です。前年に行った士林夜市といい勝負の混み具合でした。この時は魯肉飯と小籠包を九份で食べていたこともあり、ここでは特に何も食べず、眺めるだけにしました。その後は混まないうちに…と電車に乗り、再び台北を目指しました。
台北駅にはこのようなセルフサービスのミニ図書館が設置されていました。どのくらい使われているのかが気になります。長距離移動のお供に借りて、帰ってきたら返すというのはありかもしれませんね。
こちらは台北駅でホテルに戻るために乗り換えた地下鉄のポスターです。猫も好きな台湾の人々ですが、犬も好きだということが伝わってきます。
台北に戻ってきた頃にはちょっと小腹が空いていたので、ホテルに戻る道中で牛肉麺とビールをいただきました。日本のラーメンとは味付けが全然違いますが、牛すじ煮込み感があってこれはこれで好きです。
牛肉麺を食べた後はコンビニに寄り、ビール2種類とおつまみ、翌日飲む用のお茶を買って帰りました。キャベツ太郎系のお菓子って日本以外にもあるもんなんですね。
Maker Faire Taipeiに行く
翌朝は散歩を兼ねて歩いてMaker Faire Taipeiの会場である華山1914文創園區まで行きました。道中にはワンちゃんがいました。ちょっと柴犬に似ています。
朝だったのでまだオープンしていない光華デジタル新天地と光華國際電子廣場を横目に、華山1914文創園區のそばの永和豆漿大王でまたしても朝ごはんの豆漿を頂きました。ここでも焼餅と油条をセットでオーダーしました。
Maker Faire会場までの道中では例によってファミマのお茶やコーヒーを飲んでいました。ミルクティーやコーヒーはこんな感じの不透明な筒型ボトルに入って売られています。こちらも台湾茶シリーズと同様、何種類か取り扱いがあったので滞在中に何種類か買って飲み比べたのでした。
そしていよいよMaker Faire Taipeiの会場にやってきました。2018年に来たときも思いましたが、Maker Faire Taipeiの会場は実におしゃれな雰囲気です。
屋外にも少しブースは出ていますが、Maker Faire Taipeiの場合、会場内の倉庫を改装した展示エリアに大半のブースが出ています。ゆったりしたレイアウトなのであまり混んでいる感じはしませんが、朝からなかなかの賑わいでした。
日本からの出展であるニコニコ技術部ブースは今年も健在でした。1枚目はミクミンPさんによるM5StickVを使った顔認識デモ、2枚目はゆな でぃじっくさんによる自作ニキシー管の展示です。
その他のブースで面白かった展示としてはオリジナルのMIDIコントローラーと”Time Flicker”という銃型デバイスがありました。
オリジナルのMIDIコントローラーの方はボタンやジョイスティックなどさまざまな入力デバイスが取り付けられていて、両手で様々なパラメータを操作できるようになっていました。多分マウスのホイール用の部品の転用だと思うのですが、サイドにジョグダイヤルが付いていたのが個人的には高評価でした。
“Time Flicker”の方はおもしろガジェットという感じで、回転している物体に向けてこの銃を向け、引き金を引くと銃の前に取り付けられているLEDが点滅し、ストロボスコープの要領で回転している物体が止まって見えるというものでした。原理はシンプルですが、銃の形にしてピカピカさせるというそのアイディアが面白かった作品でした。
その他、会場ではいわゆるDonkey Carと呼ばれるようなAIカーのレースが開催されていたり、Kinectとプロジェクターを使った企業ブースでの展示などもされていました。2枚目の企業ブースの展示のシステムと似たシステムは会場のお隣、三創生活でも2018年に見ていますが、関係があるのかは不明でした。
台湾の家電ブランド・大同の展示を見る
さて、今回、Maker Faire Taipeiと同じ華山1914文創園區では台湾の電気メーカーである大同公司の展示会も開かれていました。上の写真に出ている着ぐるみは同社のマスコットキャラクターである大同坊や(大同寶寶)です。この着ぐるみを見たり、スイッチサイエンスの高須さんが面白かったというのでせっかくだからとこちらの展示会も見てみました。ちなみに大同坊やの後ろに写っている古風な炊飯器風のものは同社の「大同電鍋」のパネルであります。
ちなみに大同電鍋は東芝との技術提携の結果生まれた調理器具で、炊飯だけでなく、煮る・蒸すのにも使える調理器として台湾ではかなり普及しているようです。この後書く、台湾のコンビニグルメの定番である茶葉蛋もこの電鍋で売られていることが多かったです。
ちなみに大同歌という同社のCM曲も紹介されていました。後ほど検索して聴いてみたところ、ヤン坊・マー坊の歌と同じような方向性のキャッチーな歌でした。ぜひ皆さんも検索して聴いてみてください。
電鍋だけでなく、照明器具、扇風機、洗濯機、エアコンなど、白物家電を中心に家電を製造販売しているようでした。ここには展示はありませんでしたが、調べてみると産業用モーターなども製造しているようです。
電気街へ行く
Maker Faire Taipeiと大同の展示会を見学した後は、すぐそばの電気街へと向かいました。2018年に行ったところの再訪・定点観察になります。
まずは光華デジタル新天地へ行きました。この時はSwitch Lite発売直後だったので、ゲームショップはSwitch推しでした。
床にはATMへの案内標示が貼ってあったのですが、日本語訳はちょっとおしい感じでした。
ちなみに光華デジタル新天地ではご覧の通り案内ロボットが走り回っていました。これは2018年の訪問時からの変化点でした。
お次は今華電子と光華國際電子廣場に行きました。光華國際電子廣場では古いSONYのSRAMを見つけたのでつい買ってしまいました。なかなか珍しいと思います。Z80あたりと組み合わせてなにか作ってみようと画策中です。
そして光華デジタル新天地の隣、三創生活の1階では「ヱヴァンゲリヲン劇場版:Q」とのコラボキャンペーンが展開されていました。また、常設なのかは分かりませんでしたがVR体験コーナーも設置されていました。華山1914文創園區といい、三創生活といい、このあたりは電気街というだけでなく、ちょっとマニアックなカルチャーの発信基地という意味でも秋葉原っぽい雰囲気があるなあと思いました。
三創生活を散策した後は近くでフライドチキンを食べて軽くお昼としました。なかなか大きくておいしかったです。
近くには真っ黒のワンちゃんもいました。台湾犬っぽい雰囲気でした。
台北101でチョコを買う
電気街調査のあとは地下鉄に乗り台北101へ行きました。2018年の訪問時は雲で頂上が見えませんでしたが、今回は快晴で頂上までしっかり見えました。
今回のお目当てはこちら、FU WAN CHOCOLATEです。こちらは世界的なコンテストでの受賞歴もある台湾発のチョコレートブランドだそうです。家族からこういうチョコレートがあると聞いて販売店を調べてみた所、台北101に直営店があるということが分かったので、台北101の写真を撮りがてら行ってみたのでした。様々なフレーバーのチョコレートの中から何種類か買って帰り、帰国後に食べてみましたが、確かに上品な味わいのチョコレートでした。
チョコレートを買った後はフードコートでタピオカミルクティーを飲みました。9月のホーチミン市で飲んで以来です。
台北101から戻った後は2018年にも行ったかき氷のお店に行きマンゴーかき氷を食べました。マンゴーがごろっと入っていて食べごたえ抜群です。
かき氷を食べた後はマンデリンブレンドのコーヒーで一息つきながらホテルへ戻りました。
道中、黒柴さんを発見しました。柴犬は台湾でも近年人気があるようです。
自助火鍋再び
さて、ホテルに一度戻り、しばらくしてからMaker Faire Taipei出展者の方々と松江自助火鍋へ行きました。松江自助火鍋は2018年にも友人と一緒に行きましたが、大人数でワイワイ囲むのは今回が初めてでした。
2018年の記事にも書きましたが、ここの火鍋は真っ赤な唐辛子ベースのスープで煮込むのではなく、具材でダシを取りながら煮込み、調味料コーナーの調味料を使って自分でカスタマイズしたつけダレにつけて食べるタイプの鍋です。今回はなぜかわさびが入った練り物が入っていてちょっと盛り上がりました。練り物にわさびというのはちょっと意外でしたが、慣れると結構おいしかったです。
当然ビールとお茶もいただきました。濃いめのつけダレを作って食べながら飲むさっぱり系のビールは最高です。
夜食のコンビニグルメ
松江自助火鍋から帰る道中でコンビニに寄り、コーヒーと夜食をちょっと買いました。写真は炭焼コーヒーです。このシリーズの水筒型ボトルは飲み口が広くて飲みやすいのも良いポイントです。
そしてコンビニグルメとしては焼き芋と茶葉蛋を買いました。焼き芋は至って普通の焼き芋でした。ちょっと日本ではコンビニで焼き芋まで売っているところは珍しい気もしますが、台北では何店舗かで焼き芋を売っているのを見たので結構メジャーなのだと思います。茶葉蛋は簡単に言えば味付き卵で、こちらは本当に至るところのコンビニで売っていました。八角などのスパイスと一緒に殻ごと煮込まれた卵が前述の電鍋に入れられているので、セルフでビニール袋に取ってレジで会計するシステムです。殻ごと煮込んでいるのですが、写真の通り中まで味がしっかりしみていておいしかったです。
三たび豆漿で朝ごはん
最終日はゆっくり起きて荷物を整理し、早々にチェックアウトしてしまいました。到着翌日の朝に見かけた猫ちゃんに再び遭遇しました。
今日も豆漿のお店に行こうと歩いていたところ、「ウコンの力」の広告に遭遇しました。台湾の人も二日酔いするまで飲んだりするのでしょうか…?
この後台湾総統府へ行く予定だったので、駅に向かう途上にあるこちらの四海豆漿大王というお店に行きました。「租」という隣の広告のインパクトが抜群でそっちに目を奪われてしまいますね。この「租」は「貸し出します」という意味になります。
というわけで今日も今日とて豆漿を食べたのですが、このお店は点心も提供していたので小籠包もおねがいしてしまいました。もちろん鼎泰豊のようなしっかりしたレストランで食べる小籠包もおいしいのですが、こういうローカル食堂で食べる小籠包も十分おいしいのでした。
総統府を見学する
豆漿を食べた後は地下鉄に乗り、台湾総統府へと向かいました。ご存じの方も多いと思いますが、この台湾総統府は日本統治時代に建てられた建物を今でも使っています。
そしてこの台湾総統府ですが、平日の午前中は見学ツアーが行われていて、ガイドさん付きで1階部分を見学させてもらうことができるのです。現役の政府機関が入居する建物ということで、最初に厳重なセキュリティチェックとパスポートのチェックがありました。その後はある程度人が集まったところで日本語が達者なガイドさん2に案内して頂いき、ツアーが始まりました。
展示室内は総統が過去に使っていた執務机の展示や、歴代総統と台湾の歴史についての解説など、なかなか見応えがある展示が並んでいました。
現総統である蔡英文さんのファンアートもいくつか掲げられていました。
建物の中の展示も見ものでしたが、こちらの中庭も見事でした。日本のどこかの大学のような雰囲気だなと感じました。ちなみにこの中庭ですが、上空から見ると5つの花びらを持つ梅の花のように見えるようになっています。
台北に潜む草間彌生
この日の15時過ぎに松山空港から出発の予定だったので、総統府を出た後は最後にもう一度と思い、電気街のある忠孝新生駅のあたりにやってきました。
三創生活を再度訪問した後、建物の端の方をよく見てみると、水玉模様のかぼちゃの彫刻がありました。草間彌生さんの作品っぽいなあ…と思って説明のパネルをよく見てみると、本当に草間彌生さんの作品でした。思わぬ所で芸術作品と遭遇したのでした。
羽田に戻る
草間彌生さんの彫刻を眺めた後はホテルに戻り、荷物を回収して空港へ向かいました。台北ではほとんど地下鉄か徒歩での移動だったので気が付かなかったのですが、どうやら台北ではいつの間にかUberが使えるようになっているという情報を得たので、Uberで車を呼び、空港へと向かいました。来た車は台湾メーカーのLuxgen M7というミニバンで、なかなか乗ることのない車に乗るいい経験になりました。各国でライドシェアサービスを使うとタクシーよりも来る車のバリエーションが広い点は個人的には密かな楽しみだったりします。
その後チェックインして定番のラウンジ飯です。さすがは台湾、ラウンジでもせいろ蒸しの小籠包が置いてあります。そして日式カレーもあれば茶葉蛋も置いていました。
そしてお約束のビールも台湾ビールの他にキリン一番搾りも置いていて、日本人利用者の多さが垣間見えます。
ちなみに今回の航空券は9月のホーチミン市行きを決める前に取っていて、本当であればこの台湾往復でJGC修行を終了できるようにと、残りの貯めるべきポイントを計算して行きはエコノミー、帰りはビジネスクラスで取っていたのでした。その後、9月の3連休でホーチミン市に行けば10月のこのタイミングにはすでにJGCプレミアになっていて、ファーストクラスラウンジが使えるということに気が付き、急遽ホーチミン市行きの航空券を取ったのでした。そんなわけでラウンジで小籠包を満喫した後は更に機内食でハンバーグまで食べてしまいました。帰りは行きより短く3時間程度のフライトなので、実写版「アラジン」を見つつ機内食を食べるとあっという間に羽田空港に到着したのでした。
以上、2019年10月の台北旅行記でした。次回は2019年11月の深圳の旅です。お楽しみに!