2019年9月インド・マレーシアの旅、デリーから戻ってきていよいよ最後の目的地、クアラルンプール編です。この旅行に関する他の記事は出発編のページからご覧ください。

成田でトランジット

デリー&グルガオン編 Day3&4の最後に書いたとおり、この日の朝7時にデリーから成田空港に戻ってきて、同行の一瀬さん、いのうちさんと別れた後は3階の出発ロビーへと逆戻りしました。今度のフライトは11:20と、チェックインカウンターが開くまでは少し時間もあったので、出国前のエリアにあるカードラウンジで少し時間を潰してからチェックインし、ラウンジへと向かったのでした。

ラウンジではお約束のカレーとビールです。ホーチミン市行きデリー行きと3週連続でのJALカレーです。インドでは食べれることができないビーフカレーであります。

クアラルンプール行きは修行を兼ねていたのでプレミアムエコノミークラスでの予約でした。ここでも一番前の列でした。ラッキー!

今回はカレーを食べてお腹いっぱいだったので、機内食は断ってうどんですかいを食べるだけにしました。と言いつつ、アイスとシャンパンはしっかり満喫したのでした。

そしてざっくり6時間のフライトでクアラルンプール国際空港(KLIA)に到着です。デリーのネループレイスでも見た各国にローカライズされたvivoの広告ですが、ここでも地元マレーシアの方を起用した広告になっていました。

その後は定番、KLIAエクスプレスでKLセントラルへ行き、そこからはGrabでホテルへと向かいました。前日まではUberを使っていましたが、あっという間にGrabの世界へやってきたということになります。4月のKL訪問時にも書きましたが、5年前に訪問したときと比べるとカクカクとしたプロトン・サガ1のタクシーが減っているなあと窓の外を眺めているとあっという間にブキッ・ビンタンのホテルに到着しました。

洗濯&晩ごはん

ホテルで一息ついた後はまずコインランドリーへ行き洗濯です。ここまでの旅行と同じく、クアラルンプールも暑いエリアなのでかさばる長袖はほとんど無く半袖ばかりとはいえ、日数分の服は持ってきていないのでここで一度洗う必要があったわけです。Spriteを飲みながらスマホを見て翌日の予定を練りつつ待ちました。

乾燥まで終わった後はホテルに洗濯物を持っていき、晩ごはんを食べに行きました。上司がマレーシア出張経験者なので、出張中に行ったおすすめのレストランを教えてもらい、そこで空芯菜炒めとホッケンミーをつまみながらタイガービールを飲んだのでした。

その後はフラフラと歩き、ファミマに寄ってマンゴーフラッペとリポビタンDを買って帰りました。マレーシア限定なのかわからないですが、このフラッペは3種類(マンゴー、いちご、クッキー)あり、店内のエスプレッソマシンで出すフォームドミルクを注いでもらうことで凍っているカップの中身がスムージー状になって飲めるようになる、というシステムでした。結局帰国までに3種類全部飲んでしまったのでした。そしてここでも懲りずに寝る前にカフェイン入りのリポビタンDを飲んで寝たのでした。マレーシアだとLIVITAという名前で売ってるんですね。

バトゥ洞窟へ行く

さて、クアラルンプール2日目、最初の目的地は郊外の観光地であるバトゥ洞窟であります。バトゥ洞窟へはKLセントラル駅からKTMコミューターと呼ばれる中距離路線に乗って向かいます。まずはチケットを買いましたが、バトゥ洞窟行きの電車が来るまでは30分以上あったので改札を通る前に朝ごはんをKLセントラル駅内で探しました。

KLセントラル駅内にはいくつもファーストフード店が入っていますし、4月の訪問時に行ったようなフードコートもあるのですが、今回は改札の近くにあったバーガーキングで鶏肉系メニューをオーダーしてみました。

その後改札を通ってホームに降り、しばらくするとバトゥ洞窟行きの列車が来ました。

30分ばかりKTMコミューターに乗るとバトゥ洞窟駅に到着です。結構飛ばすのかと思ったのですが、割と細かく停車し、まったりと走っていたという印象です。

駅からバトゥ洞窟までは物産店などが軒を連ねる通りをちょっと歩けばすぐ着きます。道中、お猿さんも見かけました。インドの猿とはちょっと種類が違ったりするのでしょうか。そして洞窟の前の建物のエアコンの室外機の並びは写真の通り、なかなか見事なものでした。

更に少し歩くとご覧の通り、バトゥ洞窟のふもとに到着です。バトゥ洞窟はここマレーシアにおけるヒンドゥー教の聖地とされている洞窟です。洞窟への階段は以前は塗装されていなかったそうなのですが、私が訪問する前、2018年にご覧の通りかなりカラフルに塗られたそうです。

そしてここからはひたすらに200段以上ある階段を上り、頂上の洞窟を目指します。日が出て暑くなってくる前に行って大正解でした。日中だったら暑くてギブアップしてしまいそうでした。階段の途中にはかなり人に慣れているお猿さんが何匹もいました。

そしてやっとの思いで洞窟の中まで行くと、そこには神秘的なヒンドゥー教の寺院があるのでした。確かにここに寺院を作れば修行が捗りそうではあります。

洞窟の中にも階段があり、さらに上っていくと洞窟の上部が開けていて光が差し込んでいるのでした。ザ・大自然という感じです。

そして洞窟から市街地に向けて写真を撮るとご覧の通りの見晴らしです。方向としてはクアラルンプール方面ではなく、クアラルンプールのベッドタウンとして発展したプタリン・ジャヤ方面になります。

下へ降りていくときもお猿さんを見かけました。ペットボトルを取られたりということもあるようなので、気をつけつつ観察したいところです。

パサール・セニへ行く

バトゥ洞窟の階段を下って、駅に戻ってきてしばらくすると帰りのKTMコミューターがやってきました。が、しかし、なぜか二重窓の外側がバリバリに割れていました。びっくりです。列車はこのままKLへ向けて走っていったのでした。

帰りはKLセントラルまで乗車するのではなく、その一つ手前のクアラルンプール駅で下車しました。こちらはイギリス領時代からのターミナル駅で、ジャッキー・チェンの「ポリス・ストーリー3」のクライマックスシーンでも出てきた駅です。1910年から残る立派な駅舎が見ものの素敵な駅です。

KLタワーを眺めつつ、駅構内の通路を通ってパサール・セニ、英語でCentral Marketの方へと行きました。2014年に初めてマレーシアを訪れた際はこのあたりに宿を取っていたので懐かしいエリアです。

パサール・セニには最初のマレーシア訪問時にも当然立ち寄っているのですが、当時はクレジットカードを持っておらず、ATMのトラブルでデビットカードの残高もあと僅かというような状況でここにやってきたので、お土産を買ったりご飯を食べたりする際にいちいち残金にびくびくしながら過ごしていたのでした。

今はクレジットカードもありますし、移動一つとっても当時はなかったGrabがガンガン使えるようになっているわけで、当時に比べると旅行しやすくなったなあ…としみじみしながら、当時も入ったOld Town White Coffeeでカヤトーストを食べました。べったりバターとカヤジャムが塗ってあって相当甘いのですが、これが癖になる味なのですよね。

ムルデカ広場へ行く

パサール・セニを出た後は、そのまま川沿いを北側に歩いていきました。写真はマスジッド・ジャメのある、クラン川(右側)とゴンパック川(左側)の合流地点です。マレー語で”Kuala”は「川の合流点」、”Lumpur”は「泥」という意味ということで、2つの川が合流するこの地点が「クアラルンプール」という名前の由来だと言われています。

マスジッド・ジャメの写真を撮った後は橋を渡って西に向かってちょっと歩き、ムルデカ広場に行きました。4月のジャカルタ訪問でも書いたとおり、「ムルデカ」は「独立」という意味で、ジャカルタのモナスがある広場も同じ名前が付いています。こちらのムルデカ広場は私が訪問した時にはちょうどマラソン大会の会場となっていたため、写真に写っている有名な建物であるスルタン・アブドゥル・サマド・ビルには近寄れませんでした。調べてみるとこの日は10km以下の種目とキッズマラソンが開催されているということだったのですが、10km競技のスタート時間はなんと朝5時半ということでした。南国なので9時にスタートとかだと日が出すぎてしまって危険なんでしょうね…

ちなみにムルデカ広場のそばにはこんなバスが停まっていました。なんか危ない薬でもやらない限りバスをこういう塗装にしようとは思わない気がするのですが、これはいったいどういった狙いがあるのでしょうか…

翌日の午前中でマラソン大会は終了ということだったので、翌日午後に再訪したところ、まだマラソン大会の撤収中ではありましたが、件のビルには近づいて写真を撮ることができました。このスルタン・アブドゥル・サマド・ビルは1897年にイギリス連邦事務局ビルとして建てられた歴史ある建物です。ご覧の通り2回目の訪問時は空模様が怪しく、この後スコールに降られてしまったのでした。

その後はブキッ・ビンタンへと一旦戻りました。ブキッ・ビンタンのマクドナルドの看板を見るに、マレーシアは「マック」か「マクド」かでいうと「マクド」派のようです。また、行ったタイミングが(中国での)発売直後ということもあり、Huawei Mate30の広告が大きく出ていました。

その後は前日の夜にも行ったレストランに再訪してお昼ごはんにしました。上司イチオシの料理があるとのことだったのですが、メニューにはなく、店員さんに聞いても分からずじまいでした。ともかく牛肉麺とすり身揚げを食べてお昼にしました。

電気街を訪ねる

そして毎度おなじみの電気街訪問もしました。4月に訪問した際もKLの2大電気街であるJalan Pasar(電子パーツ街)とPlaza Low Yat/Plaza Imbi(ITモール)は訪問していたのですが、なんと今回再度Jalan Pasarへ行った所、少し通りから外れたところにもかなりガッツリ電子パーツ店が並んでいるということに気が付きました。今回はJalan Pasarのそばにある肉骨茶(バクテー)レストランを別々のお2人からおすすめされていたこともあり、そのお店を探しがてら少し探索範囲を広げていたのが功を奏しました。これまでの訪問で気が付かないあたりまだまだ修行が足りないですね…

こちらのNixie Electronicsは典型的なカウンターと引き出しが並んでいるスタイルの1階と、キット製品が並んでいる2階の2フロア構成でした。地場・マレーシアはペナンの電子工作キットメーカーであるCytronの製品も取り扱いがあるようでした。

Jalan Pasarをぶらぶらした後は定番のPlaza Low Yatへ行きました。4月にも訪問しているのでそこまで変化はなかったのですが、地上階でneffosという聞き慣れないブランドのスマホが売られていたのでチラシをもらってみました。どうやら無線LAN機器で有名なTP-Linkのスマートフォンブランドのようです。”Better Signal Phone”という売り文句も納得できます。ざっくり400リンギットで1万円なので、ローエンドスマホの部類に入りそうです。ちなみにこの記事を書くにあたって過去の写真を振り返ってみたのですが、4月のシンガポール訪問の際に行ったSim Lim Squareの写真にもneffosのショップが写り込んでいました。東南アジアを中心に展開しているのでしょうか?

その後はお隣、Plaza Imbiにも行きました。こちらも4月に訪問していますが、その時に比べると開いている店が多いように感じました。前回は平日の訪問だったのですが、今回は土曜日の訪問ということなのでその差なのかもしれません。中古PC本体とその修理サービスが主であるという点は前回と変化なしでした。

きれいなスンガイワンプラザ

その後はブキッ・ビンタンの昔ながらのショッピングモールであるスンガイワンプラザへ行きました。小さいローカルのテナントが多く、地元の人の買い物スポットというイメージも強かったのですが、なんとそのスンガイワンプラザの一部エリアが大幅改装して見違えるほどきれいになっていました。まだ開店していないテナントも多く、できたばかりなんだろうなあと思ったのですが、調べたところどうやら訪問の3日前、9月25日のオープンだったようです。

1階部分にはスーパーマーケットも入っていました。ここはおみやげを買う際に活用させてもらいました。

その後はこの旅行中、インドかマレーシアのどちらかで髪を切ってみようと決めていたので、意を決してスンガイワンプラザの中の美容室へ行ってみました。海外で髪を切るのは初めてです。サイドは刈り上げないでね!とだけ伝えておまかせでカットとシャンプーをしてもらいました。結果、悪くはないのですが、私が元から中国の方と間違えられやすい雰囲気というのもあってか、東南アジアの華人っぽい雰囲気になってしまったのでした。そんなわけでこの後しばらく、レストラン等に入っても英語ではなく中国語で話しかけられてしまうこと多数、さらに帰国してすぐにマレーシアで髪を切ったことを会社の人に見破られる等、なかなかおもしろい影響のあった散髪となりました。

髪を切った後はそばのファミマでフラッペその2、いちご味を飲みました。ブキッ・ビンタンはコンビニもショッピングモールもあって便利です。

マレーシアの肉骨茶を食べる

さて、ちょっと早いですが電気街のところでも書いた、Jalan Pasarのそばの肉骨茶のお店に行きました。肉骨茶はシンガポールでも食べたことがありますが、ここのバクテーはシンガポールの肉骨茶とは違うマレーシア式の肉骨茶のようで、スープがシンガポールの肉骨茶よりも黒く、醤油でマイルドに仕上げられていました。シンガポールの肉骨茶は潮州系、マレーシアの肉骨茶は福建系ということらしいです。

ちなみにお店の醤油差しには”LAVA ようがん”と書いてありました。溶岩のように内容物が出るという意味なのでしょうか…?

その後はスコールに降られたりもしましたがブキッ・ビンタンまで戻り、屋台街のジャラン・アローまで行き、マンゴースムージーを飲みました。

ホテルに戻る際にファミマに寄った所、”Oden Counter”というワードに遭遇しました。”No Oden”というのもなかなかおもしろいです。こう書いてあるとおり、マレーシアのファミマの一部ではおでんも売っていて日本のファミマにかなり近い商品の充実度合いです。

ちなみにこのファミマではいわゆる「お札見せて詐欺」に遭遇しました。日本円のお札が見たいんだ!と言って声をかけてきて、見せてもらっている間に巧妙にお札を抜き取るという、詐欺というよりはスリの手口の一種です。声を掛けられたと思ったら日本の古いお札だの何だのを見せられて、日本のお札を見せてほしいと言われたのですが、怪しいですしそもそも私は旅行中は旅行用のペッタンコのお財布(最低限のカードと現地通貨しか入ってないです)しか持ち歩いていないので、日本円持ってないんだわーと言って断ってその場を離れたのでした。

ぶらぶらしながら朝ごはん

最終日は荷物をまとめてチェックアウトする前に朝ごはんを探しに出かけました。まずはケバブラップとりんごジュースをいただきました。緑色のりんごジュースを飲んだのはかなり久々です。以前バンコクのレバノン料理店で飲んで以来という気がします。

その後はジャラン・アローのレストランでチキンライスも食べてしまいました。チキンライスは肉の割にはあっさりしているので朝食をガッツリ食べたい時にはぴったりです。

ちなみに道中の電光表示板にはピコ太郎が映っていました。SDGsの宣伝広告ということで映っていたのでした。

その後はホテルに戻る前にまたしてもファミマに寄り、フラッペの3種類目、クッキー味とアップルマンゴーココナッツプリンを買って戻りました。クッキー味のフラッペにはフォームドミルクを入れてもらいましたが、この味に関してはコーヒーも選べそうな雰囲気でした。次回機会があったら試したいところです。

昼のKLCCへ行く

ホテルをチェックアウトした後は荷物を持ってKLセントラル駅へ行き、スーツケースを預けました。コインロッカーは指紋認証式の電子式ロッカーになっていました。手が荒れがちの私はこの手のコインロッカーと恐ろしく相性が悪いのですが、この時は特に問題は起きませんでした。

KLセントラル駅からは電車に乗り、KLCCへと向かいました。昼に見てもペトロナス・ツインタワーは格好いいですね。そしてショッピングモールであるスリアKLCCの入り口にはフォーミュラカーが飾ってありました。ペトロナス・ツインタワーのオーナーはその名の通り国営石油会社であるペトロナスであり、自社のガソリンやエンジンオイルの宣伝広告としてこういう展示がしてあったようです。

そして今回のお目当てはそんなペトロナス・ツインタワー内にある科学博物館のペトロサインスです。しかし行ってみると入り口で入場待ちをするほどの激混みでした。土日の子どもたちにとっての人気スポットのようでした。そんなわけで入場せずに、スリアKLCCの中を散策することにしました。

スリアKLCCには伊勢丹もあれば紀伊國屋書店もあります。ちなみにちょうど「天気の子」のディスク版が出たところだったらしく、広告が出ていました。中国語版とマレー語版のパッケージが出ているあたり、多民族国家マレーシアらしいなと思いました。

KLCCから再び電車でブキッ・ビンタンへ戻る道中、パサール・セニ駅で乗り換えようとしたところ、スコールが降っていました。スコールが降るとあっという間にこの通り、遠くが霞んで見えなくなってしまうのでした。

ホーカーセンターでお昼

ブキッ・ビンタンに着く頃にはスコールは止んでいました。もうお昼を過ぎていたので、ここでお昼にすることにしました。4月に訪問した際も立ち寄っていますが、ここスンガイワンプラザの4階にはホーカーセンターがあります。前回は決め手に欠けてここでご飯は食べなかったのですが、今回こそはともう一度行ってみました。

今回は休日だったせいか、少し遅めの時間でも開いている店舗も多く、いくつもある店舗の中からカレーラーメンの屋台をチョイスしてオーダーしました。具も魚介類やチャーシュなど様々入っていて、いかにも東南アジアという感じの味でした。

その後はちょっと移動して喫茶店でコーヒーを飲んで休憩です。マレーシアで”Kopi”と言うと、このような練乳入りの甘いコーヒーが出てくるのでした。

新しめのショッピングモールを覗く

スンガイワンプラザに行った後はLot 10の裏手にあるFahrenheit 88とPAVILIONへ行ってみました。いずれもブキッ・ビンタンの有名なショッピングモールなのですが、これまで行ったことがなかったのでした。この時は国慶節の直前ということで、中華風の飾りがPAVILIONの前に飾られていました。

Fahrenheit 88もPAVILIONもどちらも至って普通のきれいなショッピングモールで、ユニクロもあればハイブランドもあるという感じなのですが、PAVILIONの上層階にはトーキョーストリートなりエリアがあり、日本の物産品などを販売するショップが集まっていました。たい焼きも売っていたはずです。看板を見ると山頭火やすき家、ダイソーなどもあったようです。その他にも小さいタイトーステーションがあったりと、うっかりすると日本のショッピングモールだと思ってしまうような雰囲気でした。

バティックを眺める

ショッピングモールをぶらついた後はマラソンが終わった後のムルデカ広場の写真を撮りに行き、その後に近くにあった国立繊維博物館に行ってみました。マレーシアの各種民族衣装などの展示がされていましたが、やはり最も重きをおいて展示されているのはマレーシア・インドネシアの伝統的な染め物であるバティックでした。バティックはろうけつ染めと呼ばれる、生地に蝋を塗り、その部分が染まらないようにしながら染色することで模様を作った布になります。

バティックの模様を描く際は手描きする方法の他に、このような銅板で作ったスタンプを使ってパターンを描く方法があるようです。旅行先でバティックの服を見たりしたことはあったのですが、作り方は知らなかったのでなかなかよい勉強になりました。

空港へ行く

繊維博物館を出た後は一旦ブキッ・ビンタンに戻り、スンガイワンプラザのスーパーで最後のおみやげの買い出しをしました。一時期タイに駐在していた友人がカヤジャムが好きだというので自分用も含めて調達しました。

その後はKLセントラルでロッカーからスーツケースを回収し、KLIAエクスプレスに乗って空港へと行きました。早々にチェックインを済ませて毎度おなじみのラウンジへと行ったのですが、この時はスマートフォンの電池が切れてしまったので写真はないのでした。クアラルンプール国際空港にはJALのラウンジはなく、プレミアムエコノミークラスの特典としてはPlaza Premium LoungeとCathay Pacific Loungeが利用できるのですが、JMBサファイアメンバーであればワンワールド加盟社であるマレーシア航空のラウンジも利用できるため、今回はマレーシア航空のラウンジに行きました。クアラルンプール国際空港をハブ空港にしているだけあって、かなり広くおしゃれなラウンジでした。一方、イスラム教国であることもあり、お酒はラウンジの端のバーでのみ提供しているというのがちょっと独特でした。麺類の提供もあり、ご飯はかなり充実していたと記憶しています。

ちなみに今回は成田でトランジットしたりと流石に疲れたのでまたしてもマイルでアップグレードしてビジネスクラスに乗ってしまいました。東南アジアの南側、東京から6時間を越えるエリアの夜行便だと、マイルでアップグレードしてビジネスクラスでゆっくり寝るというというのは結構価値があるのではないかと思います。

機内では寝る前に「ちゃんぽんですかい」を食べ、朝は機内食を食べました。ビジネスクラスの朝食はなかなかの充実感です。起きてからは機内エンターテイメントで「Mr.Boo! インベーダー作戦」を見ました。1978年の香港映画ですが、劇中で手品師の兄妹がシンガポールから香港に出稼ぎに来ているという設定で、当時の香港とシンガポールの関係性が見えてくるなーと、本筋とは関係ないところで感心してしまったのでした。その後7時過ぎに無事成田空港に飛行機は到着し、日本へ戻ってきたのでした。

以上、2019年9月のインド・マレーシアの旅、クアラルンプール編でした。この旅行でJGCプレミアを達成したため、今度こそJGC修行は終了、となったのでした。次回は2019年10月の台北の旅です。お楽しみに!

  1. マレーシアの国民車構想に基づいて三菱自動車の協力で作られた国産車。
公開日:2020/12/31