2019年10月の台北の旅に続いて、11月にMaker Faire Shenzhenの見学等々で行った深圳の旅行記です。

ラウンジで朝ごはん

今回は土曜日の朝に出発ということで、自宅から羽田空港へ向かい、まずは定番のキャセイラウンジへ行きました。朝から麺をすすりながら飲むビールは美味しいです。

そしてJALラウンジにも行きました。結局カレーも食べちゃうのでした。

今回はインド・マレーシアの旅の最中にスイッチサイエンスの高須さんに工場見学も行こうよ!とそそのかされて(?)慌てて旅程を変更したことと、一度乗ってみたかったということでキャセイ・パシフィック航空の便で香港を目指しました。

今回もありがたいことに非常口座席で足元広々でした。このあたりはワンワールドのステータスを持っていることのメリットであります。

機内食はちょっと洋風な感じでした。ここでもビール、スーパードライを飲んでしまいました。

ちなみにアイスはハーゲンダッツのバニラアイスでした。ちなみに機内食を食べ終わったあたりでエコノミークラスにも関わらず、CAさんが挨拶に来たのでちょっとびっくりしてしまいました。その後もしばらくしてから別の方が「フライトはいかがですか?」と挨拶に来たのでした。なかなか新鮮な体験でした。

フェリーで深圳へ

5時間ちょっとのフライトで飛行機は無事香港空港に到着しました。いつもであれば一度香港の市街地に出てから深圳を目指すところなのですが、香港のデモの情勢を勘案して今回は香港空港から直接フェリーで深圳に行くことにしました。まずは「内地/澳門快船」の文字に従って進んでいきます。

しばらく歩くとチケット売り場に到着です。このチケット売り場は入国前のエリアにあるので、当然預け荷物はまだ手元にない状態です。ここでパスポートとこれまでの搭乗券を見せてチケットを買うと、荷物をピックアップしてフェリーにそのまま移送してくれるというシステムになっています。一方、荷物のピックアップ時間の都合で、チケット売り場に着いてすぐにフェリーが来るとしてもそれに乗ることはできず、待たされることになります。この時はそんなわけで空港内で1時間半待ちということになりました。

1時間半待ちということで空港内のセブンイレブンでおやつと香港ではおなじみの維他のレモンティーを買い、ちょっと気が早い気がするクリスマスツリーを眺めたりしながら座って待っていたのでした。待っている間は痴話喧嘩(広東語のようだったので内容はさっぱり分からず)に遭遇したり、台湾の身分証(顔写真付き:当然私のものではない)を差し出されて「你好、これ落とさなかった?」と聞かれたりといったイベントがありました。なかなかにぎやかな空港であります。

お茶を飲んでしばらく待っていると乗船の時刻になりました。ガラス張りのきれいなフェリーターミナルで、マカオ行きのフェリーと深圳など広東省方面へ行くフェリーは共にここから出るようでした。日本語で遅延のアナウンスも流れたりしていたので、日本人の利用者も多いのかもしれません。ちなみにここの向かいは港珠澳大橋1の香港側ボーダー施設が建っていました。

乗船カウンターでは”To Ferry Terminal”という札を渡され、それを首からぶら下げながら桟橋を歩き、フェリーの入り口まで行きます。

フェリーの入り口で係員さんにチケットを見せ、先ほどの札を返して自分の席に着席します。割とガラガラのままフェリーは出発し、短い船旅がスタートしました。

フェリーに揺られて30分ほどで深圳・蛇口港に到着です。集合体恐怖症の人にはちょっとゾワッとする見た目かもしれないですね。

下りたところには白タクに乗らないようにという注意書きが英語・日本語・韓国語で書いてありました。日本人や韓国人の利用客はやっぱり多いのでしょうね。

手が荒れやすい私は中国の入国審査の指紋認証で毎度引っかかるのですが、この時は久々に一発OKでした。入国審査の後は荷物の受け取りですが、空港にあるようなベルトコンベアはなく、コンテナから係員さんが下ろして床に並べていくので、それを適宜回収するスタイルでした。

フェリーターミナルを出た後はDidi2を捕まえてホテルへ向かおうとしたのですが、なぜかStarHubのローミング回線ではこの時Didiだけうまく通信ができず、仕方がないので地下鉄で華強路まで行き、ホテルまでたどり着いたのでした。

ホテルに着いた後は2019年3月にも行っている定番の蘭州ラーメン店でひとまず晩ごはんにしました。

ついでに華強路駅のそば、深南中路を渡るための地下歩道がインスタ映えする感じにリニューアルしたと聞いたので覗きに行きました。なるほどこれは確かにインスタ映えする感じだなあ…と思ったのでした。

ビールを飲みに行く

その後はShigezone店長の茂田さんのお誘いもあって、福田区のショッピングモールの広場で開催されていた深圳クラフトビールフェスティバルに行きました。入り口でお土産のビアグラスと1杯分のクーポン付きの入場券を買い、入場しました。

このフェスティバルには深圳だけでなく、北京や上海など中国の各地のクラフトビール製造業者が出展していて、様々なクラフトビールを味わうことができました。朝もビール、機内でもビール、夜もビールとビール漬けの1日でした。

ちなみにハンバーガーやピザなどの食べ物の販売もありました。なかなか本格的な味でした。

ご覧の通り会場は超満員でした。写真には写っていませんが、この写真を撮っている2階の通路部分の下にDJブースがあり、結構な爆音で音楽が流れていたため手前の人はそれに合わせて踊っていたのでした。中国人の方もそれなりに多かったですが、欧米出身らしき方が多数いらっしゃいました。

余談ですが、トイレに並んでいたときのこと、外でコップが割れる音がしただけでFooo!とか言ってゲラゲラ笑うレベルに酔っ払っている欧米人風の方がたくさんいたのですが、そんな人達がお父さんに連れられて小さい子が入ってくるなり”He is highest priority!”と言い出してさっと順番を譲っていたのにはなんというかニンマリしてしまいました。出てきた後「素早かったな!」というようなことを口走っていたあたりはああやっぱり酔っ払いだな、と思ったのですけどね。

その後は茂田さんたちと夜食をつまみに行きました。上から魚、ナス、牡蠣です。どれも辛いですが、ビールが進む味でとてもおいしかったのでした。

その後ホテルに戻る前にコンビニに寄り、7upと中国南方の定番、涼茶3の王老吉、そしてまたしてもよせばいいのに4リポビタンDを買いました。

コンビニを出てホテルに戻る時に、華強北の遊歩道の前で何か工事をしているのを見かけました。この時すでに0時を過ぎていたので、真夜中も工事をするんだなあーとこの時は思ったのでした。

ケンタッキーでお粥を食べる

さて、翌朝起きて朝ごはんを食べに行こうと華強北の遊歩道のところまで来たところ、前日に工事していたと思しき社会主義核心価値観を称揚するオブジェが完成していました。姿形もないところから夜中に一気にこれだけのものを組み立てるとは恐るべしです…

その後は近くのケンタッキーフライドチキンで中華粥セットをオーダして食べました。中国のKFCはWeChatのアプリからオーダーでき、決済もWeChat Payでそのままできるので、店頭に着いてからは受け取るだけでOKです。中国語で対面でオーダーするのは難しい私にとってはとても便利なシステムなのでした。

万象新天地へ行く

さて、KFCでお粥を食べた後は昨日に引き続き茂田さんのお誘いで、何人かで高新園にある万象新天地に行きました。万象新天地はXiaomiのフラッグシップストアがあるため、前回の深圳訪問を含め毎回訪問していますが、この時はXiaomiのフラッグシップストアのすぐそばにHuaweiのフラッグシップストアもオープンしたということで、そちらも覗いてみたのでした。

Huaweiのフラッグシップストアは2階建てになっていて、2階と1階をつなぐ階段の一部はセミナー用の座席を兼ねていました。

そしてこの訪問時はちょうど各社が折り畳めるスマホを競って発表していたタイミングだったのでした。そんなわけでこちらにも折り畳みスマホであるMate Xが展示されていました。

2階にはHuaweiのPCが展示されていて、その中にはARMプロセッサでWindows 10を動かしているSnapdragon 850搭載のMateBook Eもありました。思いのほか安く、私を含め何人かの人は買って帰ろうか真剣に悩んだのですが、この時点ではx64アプリが動かせないという制約があることが分かり、ギリギリのところで思いとどまったのでした。

次に訪れたのは毎度おなじみのXiaomiのフラッグシップストアです。

こちらにもHuaweiに負けじと折りたたみスマホ風のMi Mix Alphaが展示してありました。Mi Mix Alphaは折りたたみスマホ「風」で、折りたたんだり開いたりことはできません。こちらは側面と裏側のディスプレイがおもて面のディスプレイと一体化していて、本体を包み込むような形になっているデザインのスマートフォンです。HuaweiもXiaomiも残念ながら実機が触れるような形ではなく、ショーケースでの展示でした。

Maker Faire Shenzhenに行く

万象新天地をウロウロした後はMaker Faire Shenzhenへと向かいました。2019年は3月にも訪問したX.factoryがある西麗駅そばの万科云设计公社での開催でした。

Maker Faire Shenzhenは10月に訪問したMaker Faire Taipeiとは違い、施設の中庭のエリアを中心に、屋外にブースを設ける形で展開されていました。広い中庭があるため、上の写真の後ろに写っている大型バルーンのような大物の展示も多数見かけました。

HAX5の卒業生であり、ESP32などのマイコンを内蔵した液晶付きの開発キットを提供しているM5Stackのブースでは、新製品や自社製品の応用事例などを展示していました。

その他、翌日訪問するシリアル制御LEDのWorldsemiのブースや、ここで初めて見る開発ボードを展示しているブースなど、様々なブースがありました。

もちろん日本からのの出展者もいます。こちらはMaker Faire Tokyoでもおなじみの鈴木さんの前骨格です。この時は脱臼(?)して修理中でした。

そして今回ぶっちぎりで面白かったのは火を吹く帽子をかぶったこちらの方です。動画の通り大人気でした。ちなみにこの方はこのあとに書く夜の非公式ミートアップに折りたたみスマホ(Galaxy Fold)を持ってくるなど、なかなかマニアックな方でした。

ちなみにお昼ごはんはMaker Faire会場のそばの魚你Yo!SoLoというお店に行きました。このお店は四川料理の酸菜魚という、酸菜と呼ばれる野菜の漬物と唐辛子や魚を一緒に煮込んだ料理を出すお店でした。初めて食べる味でしたが、しびれる辛さでなかなかおいしかったです。

大寛麺に初挑戦

さて、Maker Faireから戻ってきて華強北の電気街をブラブラするともう夕方になっていました。そんなわけで、初日にも行った蘭州ラーメン店で晩ごはんにしました。

ここに限らず、蘭州ラーメン店の多くは店内で麺を手延べで作っているため、麺の太さも注文することができます。今回は一番太い大寛(ダークヮン)をお願いしてみました。きしめんよりも更に太く、かなりのコシを感じました。

その後は王老吉と並ぶ涼茶の定番、加多宝とフルーツジュースを買ってホテルに戻りました。

ビールを飲みに行く

ホテルで一息ついたあとは毎度おなじみ、白石洲美食街で開催された、Maker Faire Shenzhen非公式ミートアップに行きました。このミートアップは高須さんの旗振りで実施されていますが、同じ時間にこの美食街で飲みましょう、くらいのゆるいミートアップであります。

高須さんの旗振りということでいつもだと日本からのMakerが飲んでいる、という感じだったのですが、今回はかなり規模が大きく、先ほど書いた火を吹く帽子の方や、深圳在住のMaker、そして過激な言動で有名なSexyCyborgさんなど、様々な方が入れ代わり立ち代わり来ていました。

これも毎度定番、Peco Breweryのクラフトビールと梨のシードルをいただきました。

この白石洲美食街のいいところはクラフトビール店の前で飲んでいても周りのお店の料理をテイクアウトして持ってこれることです。ここでも前日に引き続き焼き牡蠣を食べました。

ミートアップ解散後は華強路周辺に宿を取っていたメンバーで2次会として鍋をつつきに行きました。鍋はおいしかったのですが、食べていたら背後でボン!という音とともに冷蔵庫が黒い煙を吹いて壊れたのにはびっくりしました。

ニコ技深圳観察会へ行く

翌日の朝は早く目が覚めたので、この日予定されていた工場見学ツアーであるニコ技深圳観察会へ行く前に朝ごはんを食べに行きました。ちなみにこちらは華強北の遊歩道の手前、深南中路にできた横断歩道です。これまでは初日のところで書いたインスタ映えする地下歩道を通って移動する必要があったのですが、いつの間にか横断歩道ができていて地上をそのまま通れるようになっていたのでした。現地在住の高須さんも気が付かないうちに横断歩道ができていたとのことです。かなり大きな通りにもしれっと横断歩道ができるあたり、深圳速度を感じます。

そして朝ごはんはこの日もKFCで中華粥にしました。日本でお粥というと病人が食べる薄味のもの、というイメージがあるかと思いますが、中華粥は具も豊富で味もしっかりついていて結構おいしいのでした。日本のKFCでも朝にこれを売ってくれたらいいのに…とちょっと思います。

その後は集合場所へ移動し、他の参加者の方と合流してバスに乗り込みました。車内で参加者がそれぞれ自己紹介したりしながら、バスは最初の目的地、Worldsemiへと向かっていったのでした。

Worldsemi

バスで深圳から1時間半ほど走ると深圳のお隣、東莞にあるシリアル制御LEDのメーカーであるWorldsemiに到着です。Worldsemiは2018年にも一度訪問しています。LEDの会社らしく、入り口の天井にもテープLEDが張り巡らされていました。

まずは会議室に通され、今回も社長の伊さんが直々に会社概要や製品の紹介をしてくださいました。今回はインジケーター用途向けに、予めプログラムしておいた点滅パターンを外部から呼び出せるようなタイプの新製品と、色調の分解能とリフレッシュレートを高めた新製品を企画しているということを教えてもらいました。アミューズメント業界からもかなり引き合いがあるようで、好調なようです。さらに伊さんからは今回の参加者にどんなシリアル制御LEDがあったら嬉しいかという質問が投げかけられ、大いに盛り上がったのでした。

その後は製造ラインを見学をさせていただきました。製造ラインやその手前のタイムカードを押す場所には標語や「できない、時間がない…等の士気を下げるネガティブな言葉は禁止!」というような文の書かれたポスターが貼ってありました。このあたりは日本の工場と一緒ですね。

その後はオフィスの近くで一緒にお昼ごはんをいただきました。薬膳系のスープがとてもおいしかった記憶があります。

AQS

次に向かったのは米国系のEMS6であるAQSの東莞オフィスを見学しました。大口顧客だけでなく、数によりますがクラウドファンディング案件なども対応しているようでした。撮影はNGということで写真はビルの入口のものだけです。よく見ると2枚目の写真の右上にはRaspberry Pi風のシングルボードコンピュータメーカーであるBanana Piのロゴもありますね。

King Credie

AQSの次に向かったのはこちらのKing Credieというプリント基板メーカーです。こちらではプリント基板の製造ラインを見学させていただきました。

こちらは銅箔の貼られた生基板を感光させてパターンを焼き付け、薬品を使いエッチングすることでパターン以外の部分の銅箔を溶かす工程のラインになります。手前のラインの奥にかなり大きなエッチング用の液槽があり、大きな装置が動いて基板を引き上げたりしていました。

こちらは穴あけの工程です。ものすごいスピードでCNCドリルマシンが基板に穴を開けていきます。近くにはだめになったドリルがぎっしり入っている箱も置いてありました。ちなみに写真に写っている基板は照明用LEDなどに使われる放熱性能の高いアルミ基板です。King Credieはアルミ基板や8層以上の超多層基板が得意とのことでした。

ちなみにこんなところでも「チば自然グルー制 封箱用ラープ」が使われていました。深圳では至るところで見かけるのでこのラープはかなりのシェアなんでしょうね。

クリーン度の高いエリアと通常作業エリアの間で物を受け渡すためのエアロックも設置されていました。閉め忘れには罰金もあるようです。厳しい!

こちらは検査室です。1枚目は大量のピンが取り付けられた専用の治具を作り、基板に上から接触させることで一気に導通チェックを行う装置での作業風景です。2枚目はフライングプローブテスターと呼ばれる、基板の導通しているべき2点に対して、人間がやる導通テスターでの導通チェックの要領で順次ピンを当てていくことで導通を確認する装置です。1枚目のように治具を作って導通チェックを行うほうが高速に導通チェックができるという特徴がありますが、2枚目のフライングプローブチェッカーの方が治具を作らなくてよい分初期コストが低いというメリットがあるため、両方の装置が備えられているのだと思います。

King Credieから次の目的地である深圳のJENESISへ向かう道中ではLEDで光るビルを多数見かけました。深圳に近づくにつれ光るビルの数が増えていったように思います。

JENESIS

運転手さんが道を間違えるというアクシデントもありましたが、最後の訪問先である毎度おなじみのJENESISにたどり着き、代表の藤岡さんによる企業概況のプレゼンの後、ラインツアーもしていただきました。事業は大変好調とのことでした。

その後は工場の近くで晩ごはんを頂いて解散です。砂鍋粥と呼ばれるトロトロに煮込んだお粥がこれまたおいしかったのでした。

高新園と華強北を歩く

最終日は蘭州ラーメンとKFCのお粥&ラップロールセットで朝ごはんにしました。ラップロールも悪くないですが、油条とお粥のセットの安定感も捨てがたいですね。

今回の帰りの便は日中に香港空港を出る便だったので、最終日は諸々のガジェット類の買い出しに行きました。まずは高新園のXiaomiのフラグシップショップに行き、細かいガジェットやACアダプタなどを買いました。前日に触りそびれた108MPのイメージセンサーを搭載したCC9 Proも触ることができました。

その後はすぐ近くにあるスターバックスに入ってみました。ここは普通のスターバックスより高級な雰囲気で、特別なブレンドコーヒーも提供しているようでした。

その後は華強北に戻り、電気街の定点観察をしました。この時はガジェットの分解やはんだ付けに便利な画面付きのデジタルマイクロスコープを買いました。実体顕微鏡も持っているのですが、ちょろっと観察するときにはデジタルマイクロスコープも便利ということで、画面付きのものを買ってみたのでした。

いつも激安アクションカムを買っている国際電子城にも行きましたが、今回はさすがにいいかとアクションカムは買いませんでした。

賽格工廠店のあたりには「ドーシ 数码デジタル倉庫」なるおしゃれガジェットショップができていました。「数码デジタル倉庫」は訳すと「デジタルデジタル倉庫」になる気がしますが、まあ気にしちゃいけないんでしょうね。

香港経由で羽田へ

さて、そうこうしているとフライトの時間が徐々に近づいてきたので、ホテルに預けていた荷物を回収し、越境乗り合いタクシーであるSkyLimoに乗るべく皇崗口岸に向かいました。皇崗口岸ではスイスイと中国大陸側の出境審査をパスし、SkyLimoのチケットを買って車に乗り込んだのですが、全然人が集まらないということで係員の方に指示され、一旦車を降りて徒歩で香港側の入境審査を通ってから再度車に乗り込み、香港空港へと向かいました。

ギリギリになるかと思いきや、飛行機が遅延していたため結果的にはフライトの2時間前に到着できたのでした。

空港で時間もあったので、香港に来るとだいたい毎回買っている高いけど超うまいペニンシュラホテルのクッキーとチョコレートを買いました。クッキーの缶は真ん中のエンブレムがマグネットになっていて取り外せるのですが、8月のマカオ出張の折に買ったときとマグネットのデザインが違い、クリスマス仕様になっていました。「お!8月に買ったときと違うデザインじゃん!」と言ったら店員さんに「そうなんですよ!2ヶ月限定ですよ!」と教えていただきました。さらにチョコレートのおまけまでもらってしまいました。高い(しつこい!)けど本当においしいので、みなさんもぜひ機会がありましたらお試しください。

ペニンシュラのチョコレートを買った後はゴージャスなことで有名なキャセイ・パシフィック航空のファーストクラスラウンジに行きました。今回は使わなかったですが、このラウンジにはバスタブ付きのシャワールームまであるそうです。

普通のラウンジにあるようなビュッフェもあるのですが、このラウンジではメニューから料理をオーダーすると持ってきてくれるというレストランのようなコーナーもありました。もちろん無料です。

というわけで今回はこのレストランコーナーで遅めのお昼ごはんをいただきました。当然、ビールもセットです。

その後搭乗し、例によって行きと同じくCAさんに挨拶されたりしながら飛行機で東京・羽田空港へと向かったのでした。帰りの機内食のお供はキリンラガービールでした。久々にこの缶を見た気がします。エコノミークラスの最前列かつ両サイドが空席というラッキーな環境で、ぐっすり寝て帰ってきたのでした。

以上、2019年11月の深圳の旅行記でした。このときは2019年の海外旅行はこれが最後のつもりだったのですが、紆余曲折の結果、年内にもう一回深圳に行くことになったのでした。そんなわけで次回は2019年12月の深圳&大回り帰国の旅行記です。お楽しみに!

  1. 香港と澳門、広東省珠海を結ぶ海上橋。2018年10月に開通しました。この年の8月のマカオ出張の際に使いました。
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  6. Electronics Manufacturing Service。顧客企業に代わって電子機器の製造を行うサービスおよび、それを提供する企業を指します。
公開日:2021/01/01