2023年11月の香港・深圳・台北に続いて、2024年の1月は元旦から行った東南アジア旅行記・Part1です。
次の一手を考える
さて、2023年10月のベトナム旅行の記事にも書きましたが、この頃のテーマは「香港からシンガポールまでのルートを一通り飛行機を使わずに移動してみる」でした。2023年~2024年の年末年始の休みも、このテーマに沿った旅行をしようと考えてルートの検討をしました。上の地図にある通り、2023年10月に走破したベトナム統一鉄道の区間(紫)を除くと、残る主要な区間は
- 南寧~昆明~ボーテン~ヴィエンチャン
- ホーチミンシティ~プノンペン~バンコク
- バターワース~クアラルンプール
の3つとなります。このうち南寧~ヴィエンチャンは相変わらず中国のビザが必要で出入国のハードルが高いこと1からパス、バターワース~クアラルンプール間はマレーシア国内移動(約350km)で、やろうと思えば1日でできてしまうので年末年始にわざわざやることはなかろうと考えました。というわけで、今回はホーチミンシティからバンコクまでのルートを走破することに決めました。
地図の通り、ホーチミンシティからバンコクに向かうためには間のカンボジアを通ることになります。2カンボジアはこれまで訪問したことがなかったので、せっかくならばとプノンペンで1泊、そしてアンコールワット観光の拠点の街、シェムリアップでも1泊することにしました。また、今回の移動はすべてバスでの移動としました。プノンペンからバンコクまでは一応鉄道があるのですが、便数が少なく予約できるかも不透明でした。一方バスは数千円でそれぞれの区間を移動でき、何社かが運行しているようで本数・時間帯の選択肢も多かったです。
まずは空港へ
今回は1月1日に日付が変わってすぐ、午前1時半のJAL便でホーチミンシティへと向かう旅程だったので、大晦日のうちにまずは羽田空港へ移動です。さすがに年末年始とはいえ、年越しのタイミングなので空港も割と空いていました。この時もJAL便ということでJALのサクララウンジを利用したのですが、年越しのタイミングでは海外からの旅行客と思しき方が勝手にカウントダウンを始めていてちょっと面白かったです。
その後6時間ちょっとのフライトでホーチミンシティ・タンソンニャット空港に到着です。いつもならそこそこ並ぶ3タンソンニャット空港の入国審査ですが、さすがに元旦の朝6時前、ほとんど人がおらず並ばずに入国できました。旧暦文化圏のベトナムですが、さすがに1月1日ということもあってか到着ロビーでは伝統楽器の演奏が披露されていました。
到着ロビーを出たところも、いつもなら気候と人の多さで熱気がすごいのですが、空いていました。
空港から市街地へのGrabタクシーの車中からはなんともベトナムらしい、花飾りを満載したバイクを見かけました。花飾りは新年のお祝い用でしょうか…?
今回はプノンペン行きのバスがホーチミンシティのバックパッカー街、ファングーラオ通りから出るということでそのあたりにホテルを取っていました。朝早いことも相まってかこのあたりも交通量は少なめです。
チョロンへ向かう
さて、ホテルに着いたところでまだ7時台ということもあり、部屋には入れないのでスーツケースを預けて出かけることにしました。朝早いですし時間もあるということで、最初に向かったのはホーチミンシティの5区、中華街のチョロンです。ホテルのそばからバスに乗り、終点まで乗ります。チョロンは2014年に初めてホーチミンシティを訪問した時にも訪問しています。その時以来なので、実に9年半ぶりの訪問でした。当時はバスも混んでいてちまちま停まりながらの運行だったのですが、1月1日の朝早くということもあり乗る人がほぼおらず、ガラガラのバスは結構なスピードでチョロンへと向かっていったのでした。ちなみに上の写真左端の人は乗客ではなく車掌さんです。ほぼ貸し切りでした。
ホーチミンシティの中心部からだと本当は40分くらいバスに乗るのですが、この時は30分そこそこで着いた記憶があります。終点のバスターミナルで降り、裏手に出てみると路上市場が広がっていました。
市場を歩いているとこのドラゴンフルーツの山に遭遇しました。東京ではなかなか見かけないドラゴンフルーツを見かけるだけでもおおっ、と思うのですが、これだけ並べられるとすごい迫力です。盛り方もいいですよね。
路上市場は青果の販売が主でしたが、食べ物の屋台もいくつか出ていました。朝ごはんを買いに来ているのでしょうか、ちょっとした人だかりができていました。こういうタイプの屋台は東南アジアの独特の賑やかさを演出する一つの要素という感じがします。
チョロンで最大の市場であるビンタイ市場にも行ってみましたが、1月1日ということでお休みでシャッターが下りていました。写真からもわかるように、中華街の市場だけあって中華風の建物です。ここは中の通路が回廊状になっているのがまた面白かったりするのですが、それを眺めるのはまたの機会にお預けとなりました。
ビンタイ市場自体は閉まっていましたが、その周辺を歩いていると個別の店舗はちらほら開いているところもありました。花屋さんの軒先では兄弟でしょうか、ワンちゃんがのんびり過ごしていました。なかなかのカメラ目線とフリーダムスタイルが好対照です。
ベトナムの屋台やローカル食堂を支えるカラフルなプラスチックの什器のお店もありました。プラスチック製品の九龍城砦とでも言いましょうか、すごい積み重ね方です。
ぎっちり密集しているのはプラスチック什器だけではありません。さらに歩いているとニワトリがケージの上に密集しているのを発見しました。「100匹乗っても大丈夫」…という感じでしょうか?
こちらのワンちゃんはバイクにひかれないように左右をよく見てから横断歩道を渡っていました。首輪をしているので飼い犬だとは思うのですが、なかなかのおりこうさんです。
ビンタイ市場を起点に歩いていると、こちらのチャータム教会に到着しました。中華街のキリスト教会ということで、ベトナムですが漢字付きの横断幕が張られていました。ビンタイ市場一帯はお店も含めて漢字に遭遇する確率がちょっと高めです。
チャータム教会を出て、そろそろ朝ごはんを…とフラフラしていると、こちらの龍の置物に遭遇しました。お店自体は仏具屋さんか何かだと思うのですが、軒先でこちらの置物がかなりの存在感を主張していました。ギラギラのスパンコールに背面からフラッシュされる照明がダメ押しする、なかなかの派手さです。いくら辰年とはいえ、これはどこに置くための飾りなのでしょうか…
衝撃的な龍の置物を見た後は気を取り直して朝ごはんに、ということで近くにあったフォー屋さんに入りました。業務用の扇風機が無造作に取り付けられているこの感じ、嫌いじゃありません。4
フォーは北部の食べ物ですが、南部ホーチミンにあってなかなかしっかりしたフォーでした。付け合わせのもやし、唐辛子、かぼす、香草なんかも完備です。私が最初にベトナムを訪れた2013年も、留学生寮のそばのローカル食堂で毎朝フォーを食べていたので、きれいなレストランよりもこういうローカル食堂で食べるフォーの方が落ち着くような気がします。
次の目的地であるティエンハウ寺に向かう道中にネコちゃんを見かけました。何かの作業台に乗ってキリっとした顔立ちで向こうを見ていました。
チョロンのバスターミナルからホーチミンシティ中心部に戻る方向に少し歩くとこちらのティエンハウ寺に到着です。ティエンハウ寺は「天后宮」とも呼ばれます。つまり、台湾・香港・ペナンなどでも行ったことがある、航海の女神である媽祖を祀る寺院になります。
各国の天后宮でおなじみのぐるぐる線香ももちろんあります。回廊状の境内をぐるっとお参りしました。
ティエンハウ寺を出るとすぐそばにもう一つお寺があるのに気が付きました。ギアアンホイクアン寺、漢字で書くと「義安会館(寺)」です。ペナンなど、華僑の多い地域にはよくありますが、中国の各エリアの出身者が建立した寺院兼同郷会の集会場といった場所です。ここは福建省の出身者が建立し、関羽を祀っている関帝廟です。手前の「勲高蜀漢」という看板(扁額)の右側には「光緒癸卯夏月…」と書いてあります。光緒帝の統治下、癸卯(みずのえ・う)の年は西暦の1903年に当たります。そのころからある看板なのでしょうか…?
ベンタイン市場周辺を歩く
チョロンから再びバスに乗り、中心部・ベンタイン市場のそばまで戻ってきました。ベトナムの定番、ハイランズコーヒーで涼みつつひとまず休憩です。
2022年の旅行記にも書いていますが、以前は市場の目の前にあったバスターミナルがなくなったので、正門前に妙にだだっ広い空間ができています。こうしてみると市場が宮殿か何かみたいに見えますね。
この時はマグカップか何かをお土産に買おうと思っていたこともあり、一応市場の中も見たのでした。(結局市場では買いませんでしたが…)この時まだ朝9時半ですが、さすが中心部のベンタイン市場、食堂エリアはもう賑わっていました。
そして市場の外にはおなじみのベトナム式プロパガンダアートもありました。ロシアだったり中国だったりのそれとはまた違うテイストだと思うのですが、なにがこの差を生んでいるのか、いつも不思議に思っています。
そしてベンタイン市場の周りを歩いているとこちらを発見しました。そう、ホーチミンシティメトロの駅の入り口です。もうかなり前からずっと建設中だったのですが、ようやく駅への入り口ができたのか!と感動して写真を撮ってしまいました。なお、こちらのホーチミンシティメトロ1号線は2024年12月22日、ついに開業しました。
そして相変わらず向かい側のビルは作っているんだかよくわからない状態のままでした。
ベンタイン市場から少し歩いて、高島屋にも行きました。神奈川県出身者としては高島屋を見るとどうしても横浜っぽさを感じてしまいます。
高島屋の中には日本でも流行ったような時間貸しの小さいプライベートブースが並んでいました。日本だと一人用のテレワークブースが主ですが、こちらはどちらかというと複数人での会議用のような雰囲気でした。
おなじみの観光名所を眺める
高島屋を出た後はもう少し北東に歩いて、ホーチミンシティのおなじみの観光名所が集まるエリアにやってきました。まずはホーチミンシティ人民委員会庁舎からです。快晴の空にホーおじさんの像が映えています。
そしてお次はオペラハウスです。ベンタイン市場が始発駅のホーチミンシティメトロ1号線の2つ目の駅はこちらのすぐそばにあります。新年ということもあってか、オペラハウス含め各所でアオザイを着た方が記念写真を撮られていました。
オペラハウスからさらに少し歩いて今度はコンサーパリスの中央郵便局へやってきました。ホーチミンシティといえばここ、というくらいベタな観光地なので正面の車寄せのエリアも局内もご覧の通りの賑わいぶりでした。現役の郵便局5でここまで混雑しているところって結構珍しいのではないでしょうか…?
そしてお隣のサイゴン大教会は2022年の訪問時から変わらず修繕工事中でした。中央部の飾りは以前は無かったような気がします。クリスマスの飾りでしょうか。
毎度おなじみのヴィンコムセンターもサクッと眺めました。入口の看板に「新年おめでとうございます」という意味の”Chuc Mung Nam Moi”という文字が掲げられていました。
お正月の電気街を調査する
ベタな観光スポットをチェックした後はホーチミンシティの電気街・ニャットタオ通り周辺の調査に行きました。1枚目の写真の新しいニャットタオ市場のビルは2022年に訪問した際も閉じていましたが、今回は1月1日ということもあってか古い方のビルもシャッターが下りていました。
チョロンのビンタイ市場と同じく、こちらも市場自体は閉まっていても周辺の通りの店舗は営業していました。東南アジアでは定番の中古リモコン屋さんも健在です。
その他、LEDなどを売るお店や、テレビを(おそらくニコイチで)修理しているお店なども1月1日から元気に営業していました。
これまで気が付いていなかったのですが、ニャットタオ市場の近く、グエンキム通りと大通りの2月3日通り6が交差するあたりにスマートフォンアクセサリ販売店がありました。電子部品などが主体のニャットタオ市場とはかなり違う品揃えで、こちらもなかなか興味深いエリアでした。
街ブラふたたび
ホテルの部屋に入れる時間まではまだ少し間があったので、電気街から戻ってきた後は街をぶらぶらと歩くことにしました。中心地のベタな観光スポットやチョロンにはすでに行ってしまった、となると、ちょっと離れたクチトンネル(とはいえ2019年に訪問済みですが)とかテーマパークのスイティエン公園(こちらは2014年に訪問済み)に行くとかになるのですが、そうすると今度は時間がかかりすぎます。ホーチミンシティはちょっとした時間をつぶすのが実は難しい街だと(個人的には…)思っています。まあ観光都市というよりは、普通に暮らしている人も多い大都市なのでそんなもんだという気もしますが…
サイゴン川沿いのチャンフンダオ像の広場にも行き、写真を撮っていて気が付いたのですが、ここからだとベトナム最高層ビルであるランドマーク81がばっちり見えるんですね。ランドマーク81もサイゴン川沿いに建っているということもあってか、間に遮るような建物が全くないのでした。
チャンフンダオ像の広場を歩いたあとは近くでお昼ご飯にしました。朝のフォーに続き、北部の食べ物ですがブンチャーを食べました。もちろんビール付きです。
チャンフンダオ像のあたりからハイバーチュン通りを通って再びヴィンコムセンターの方へと歩いている時に日本のラーメンチェーンである町田商店の店舗を発見しました。ラーメン屋さんは時々見かけるのですが、まさか町田商店がベトナムに進出しているとは知らず、びっくりして写真を撮ったのでした。
以前にも訪問したドンコイのコーナンにも再訪しました。いい意味でベトナムらしくない品揃えがちょっと面白いのですよね。
そろそろホテルのチェックイン開始時間になりそうだったので、コーナンを見た後はホテルのあるファングーラオ通りへと戻りました。ホテルへ向かう前に、翌日にのるプノンペン行きのバスの出るオフィスの場所も確認しました。今回お世話になったのはこちらのDanh Danh(ダンダン)バスです。
ついでに近くのコンビニでプリンも買ってからチェックインしました。これまでも何度か書いていますが、ベトナムはプリンもおいしいので要チェックです。
昼からブイビエン
ホテルにチェックインして一休みしてからは、近くの繁華街、ブイビエン通りへと向かいました。いつもはファングーラオ通り近辺ではなく、チャンフンダオ像などの近く、ハイバーチュン通りなどに部屋を取ることが多いのでここに歩いて来るのはちょっと新鮮でした。
2023年の鉄道旅行の際は細長いスナックっぽいバインミーしか食べていなかったので、久々にしっかりめのバインミーを食べようと、ブイビエンの屋台でバインミーを買って食べました。こういう街角のバインミーがおいしかったりするので侮れません。
バインミーを食べた後はブイビエン通り沿いのもう一つのお目当てのお店に向かって歩いて行きました。夜になると照明でバキバキのブイビエンですが、昼間に来るとそれがない分妙に地味な気がしてくるから不思議です。よく見ると右側のお店にはサンタさんがいますね。
さて、ブイビエン沿いのもう一つのお目当てというのはこちら、ベトナム式フルーツスムージーのお店、”Five Boys Number One”7です。ここは注文して待っている間にもGrabのデリバリーがひっきりなしに受け取りにやってくるくらいの人気店です。過去にも何度か訪れていますが、今回も激ウマのマンゴーシントーを飲むことができました。
マンゴーシントーを買った時点ではまださすがに明るかったので、一度ホテルに戻って暗くなるのを待って再度出直しました。暗くなるとだんだん通りの左右からの光が強くなるんですね…
そろそろ晩ごはんの時間ということで、ブイビエンの通り沿いのレストランの半屋外の席に陣取ってビールを飲みつつ海鮮串焼きを食べました。ベトナム南部の定番中の定番・333(バーバーバー)ビールは以前からよく見かけますが、2枚目のBIA VIETビールはコロナ禍前は見なかったよな、と思い記事を書くにあたり調べてみたところ、2020年にハイネケンから新発売されたビールでした。結構飲みやすくておすすめです。
串焼きを食べ終わる頃には左右のお店からのスモークもパワーアップして夜というのにまぶしいブイビエンなのでした。昼間の写真とほぼ同じポイントからの撮影ですが、かなり雰囲気が違いますね。
海鮮串焼きを食べたのですが、〆にブイビエンを出たところのフォー屋さんでフォーを食べてもう一本ビールを飲んでしまいました。とはいえ、この時は翌朝かなり早起きする必要があったので、夜ふかしはせず早々にホテルに撤退して寝たのでした。
出発前の腹ごしらえ
私が乗るプノンペン行きのバスは1月2日の午前7時発ということで、遅れないようにDanh Danhバスのオフィスに6時半過ぎには到着したいと考えました。午前5時過ぎにきちんと起きることができたのはいいのですが、6時半にバス会社のオフィスに着くにはホテルの朝ごはんの提供開始時間よりも前にチェックアウトする必要があります。というわけで、一旦バス会社のオフィスを覗いてから朝ごはんを探しに行きました。オフィスの前には朝5時半だというのにもう他の行先のバスが停車していました。
バス会社のオフィスとホテルの間にあったお店が早朝にも関わらず開いていたのでこちらで朝ごはんとしました。”The Best Noodle Soup In Vietnam”とはずいぶん大きく出たな、と思いつつ、南部名物のフーティウを食べました。フーティウを食べたのはこの時が初めてだったように思いますが、これもまたフォーやブンに負けず劣らずおいしいですね。
ちなみにお店の近所にはワンちゃんもいました。ワゴン式の屋台のおこぼれがもらえるのでしょうか。看板犬(?)の風格があります。
フーティウを食べ終わってもまだ6時前だったので、コンビニで飲み物を買って一旦ホテルに戻りました。さすがに早起きしすぎてちょっと疲れていたので、体力回復を期して東南アジアの定番・ミロと日本のものより甘いはちみつ入りのリポビタンをチョイスしました。
プノンペン行きのバスに乗る
しばらくホテルで待ってから、チェックアウトを済ませてバス会社のオフィスへと再び向かいました。あらかじめバスは予約していたので、バウチャーとパスポートを見せてチケットと引き換えました。ホーチミンシティは”HCM(またはHCMC)”と略されますが、プノンペンは”PP”と略されるんですね。
スーツケースもこのとおり、座席番号と紐づける形でラベルを貼って預かってくれるので安心です。
6時40分ごろになると私の乗るバスが到着しました。荷物をトランクに預けて早速乗り込みました。この時間になるとさすがに外も明るくなっていました。
中距離移動に新幹線という選択肢がある日本と違い、バスが中距離移動の主力となっている東南アジアでは、座席が豪華なバスが結構走っています。日本でも増えてきているようですが、今回乗ったバスは1席-通路-2席という3列構成の広々とした座席構成でした。シート間の間隔もかなり広いので、隣の人を気にすることもなく、脚も伸ばせてリクライニングもそこそこ倒せる快適なバス移動になりました。
予約制のバスなので、販売済みの座席のお客さんが全部乗り切ったところで定刻の7時を待たずに出発しました。その後バスは西へとアジアハイウェイ1号線を走っていきました。道中、ベトナム戦争の際にゲリラが潜伏していたクチトンネルのそばなどを通りつつ、1時間半ほど走ったところで一度トイレ休憩で停車しました。さすがにホーチミンシティから1時間半走るとだいぶ風景がのどかです。そしてトイレ休憩の後、再びバスはベトナム・カンボジア国境へと走っていったのでした。
以上、2024年1月の東南アジア旅行記、Part1でした。ほぼ1日だけのホーチミンシティ滞在でしたが、9年半ぶりのチョロン訪問など、なかなか写真を撮るスポットが多かったので長めの記事となってしまいました。次回Part2はいよいよカンボジアに入国です。お楽しみに!