ホーチミン市への旅行の翌週、9月後半に行ったインド・マレーシアの旅の旅行記です。今回はJGC修行を兼ねつつ、ニコ技深圳コミュニティの高須さんの旗振りで行われたニコ技グルガオン観察会に参加するためにインドへ行ったのでした。このニコ技グルガオン観察会ですが、ニコ技深圳コミュニティのメンバーでもある田中さん1がインドはデリーのお隣、IT産業が盛んなハリヤナ州グルガオンに引っ越したことをきっかけに、少し落ち着いたタイミングでインドのIT事情を見に行きがてら行ってみましょう、という経緯で開催されました。インドはこのときが初めての訪問でした。まずはデリー到着までを書いていきたいと思います。
今回の旅程
日付 | 場所(それぞれの場所の記事へのリンクになっています) |
9月21日 | 成田(出発)→デリー(到着) |
9月22日 | デリー→アグラ→デリー(日帰り) |
9月23日 | デリー・グルガオン:Day1 |
9月24日 | デリー・グルガオン:Day2 |
9月25日 | デリー・グルガオン:Day3&4 |
9月26日 | デリー(出発) |
9月27日 | 成田(到着/出発)→クアラルンプール(到着) |
9月28日 | クアラルンプール |
9月29日 | クアラルンプール(出発) |
9月30日 | 成田(到着) |
今回の旅程は上の表に書いたようにちょっとややこしくなっています。この週は23日の月曜日が秋分の日で元々お休みということもあり、有給を5日でなく4日消費するだけで1週間休める日程だったので、8月に取れなかった(ちょうどお盆はマカオに出張していたので…)夏休みとして丸々1週間休んで27日金曜日にデリーから戻ってくる旅程にしたのでした。さらに、ホーチミン市の旅の冒頭で書いたように、諸々計算するとデリー往復をしたところでFLY ONポイントがJGCプレミア2到達まであとひと押し、というところまで来ることが分かっていたので、27日に成田に到着した直後にそのままクアラルンプールへ飛ぶという、成田でトランジットとなるまあまあ強引な旅程を組んだのでした。
デリーに向かう
というわけでホーチミン市の旅の出発からちょうど1週間ぶりに成田空港へとやってきました。今回は11:40の出発ということで、朝から成田エクスプレスで成田空港へと向かいました。
例によってスイスイとチェックインしてラウンジです。早めのお昼ごはんということでお約束のカレー、そして昼前からビールを頂きました。JALラウンジは菓子パンやたいやきなどのおやつ系の食べ物もあっていいですね。
今回はエコノミークラスでの予約だったのですが、いわゆるインボランタリーアップグレード3でプレミアムエコノミークラスの席、それも最前列を案内していただきました。デリーまでの道のりは長いこともあり、ちょっとラッキーでした。早々に搭乗して待っていると、同じ便で行くと分かっていたグルガオン観察会参加者の一瀬さんも見かけたのでした。
そしてラウンジでご飯を食べたのに機内食もいただきました。アイスはおなじみのカスタードプディング味のハーゲンダッツでした。
インドはUTC+5.5(日本と3時間半の時差)というタイムゾーンになるので、フライト時間は8時間半ほどと長いのですが、昼に出て夕方に着くフライトになり、飛行機はずっと明るい中を飛んでいったのでした。
到着前には2食目の軽食が出ました。チキンサラダは結構美味しかったです。
空港から市街地に向かう
デリーはインディラ・ガンディー国際空港に降り立った後は同じ便で来ていた一瀬さんと合流し、予め申請していたe-Visaでの入国審査にやきもきしたり、同じく予め購入しておいたStarHubのローミングパッケージがなかなか有効化されなかったりと色々ありましたが、ひとまずメトロで空港からデリー中心部を目指して移動しました。
デリーメトロのきっぷはこの通りコイン型のトークンタイプです。券売機ではなく、窓口で買うスタイルでした。
私は到着翌日にタージ・マハルのあるアグラの日帰り観光をする予定で、早朝にニューデリー駅を出発する列車を予約していたため、ニューデリー駅そばのホテルを予約していました。別のホテルに泊まる4一瀬さんは一駅手前のShivaji Stadium駅で下りていかれたので、ここからホテルまでは一人での移動でした。空港は古いもののきれいな空港という感じだったのであまりインドに来たという実感はなかったのですが、メトロのニューデリー駅を出たところのこのカオスな風景と熱気で「ああ、インドに来たんだな…」と実感させられました。
さて、ここからホテルに辿り着くまでが大変でした。上の写真の中央辺りに紫色で”NEW DELHI”の文字が小さく見えるかと思いますが、これがインド国鉄のニューデリー駅です。一方、私がこの写真を撮っているのはニューデリー・メトロ駅であります。ホテルは先ほどにも書いたようにニューデリー駅のそばに取ったのですが、地図を見てみるとホテルは国鉄のニューデリー駅の向こう側にあるということが分かりました。そして目の前はご覧の通りの大混雑というわけで、スーツケースとバックパックの観光客感丸出しの私は全力で警戒して道を渡り、国鉄ニューデリー駅へと向かっていったのでした。
事前の下調べで国鉄のニューデリー駅は日本の駅とは違い通路はきっぷがなくても通ることができる5ということは知っていたのですが、観光客にとっての要警戒スポットとしても有名なニューデリー駅、案の定タダでは通してくれないのでした。駅の階段を上って通路を歩こうとすると、制服でもなんでもない怪しいおじさんが寄ってきて声を掛けてきます。きっぷがないとここは通れない!と言っているのですが、普通に歩道と書いてあるし、他の地元の人も特にきっぷを出すわけでもなく通行しています。ネットにも書いてありますがこれはそうやってお金を取ろうとする詐欺なのでした。そんなわけで、声をかけられても無視して進んでいったのですが、その後なんとおじさんが体当たりしてきたのでした。まったく、体格差というものを考えてから体当たりしてほしいのですが、案の定ひょろひょろのおじさんの方が反動を受けていました。やれやれと思いながらそのまま無視して直進し、なんとか駅の反対側に出ることができました。
そんなわけで駅の反対側に出た後、牛のフンと犬6に気をつけながらホテルまでやってきました。写真はホテルの前の番犬なのか野良犬なのか今ひとつわからないワンちゃんです。人間のごはんのおこぼれをもらっているようでした。
コンノート・プレイスへ行く
ホテルのWiFiを使ってなんとかStarHubのローミングを再度アクティベートすると、今度は安定して通信ができるようになりました。一安心したところで、グルガオン在住の田中さんとバンコク在住ですでに着いていた椛澤さん、私と一緒にデリーに来た7一瀬さんと一緒に晩ごはんを食べるべく、コンノート・プレイスへと向かいました。イギリス領インド帝国時代に作られた建物が残るデリーの中心的な商業エリアです。
私はホテルに辿り着くまでと通信回線の確保に手こずってしまったため、一番最後の到着となりました。一息ついたところで、田中さんおすすめのドーサーとラッシーをオーダーしました。ドーサーというのは2枚目の写真に写っている丸まった長い薄焼きのクレープのような食べ物です。これをカレーに付けて食べます。このお店は南インド系の料理のお店ということでカレーはスープに近いサラッとしたカレーでした。ドーサー自体が少し甘みがあったりして、なかなかおいしかったです。他のレストランで食べたごはんももちろんおいしかったのですが、ドーサーという食べ物を知ることができたのは今回の旅行の中でも大きなヒットでした。
ごはんを食べた後はビール、ということで、同じくコンノート・プレイスにあるMinisty of Beerというなんともすごい名前のお店に行きました。
そして半分ネタでのセレクトですが、せっかくインドだからとIPA8にしようということになり、4人でピッチャーをオーダーして分けて飲みました。なかなかしっかりとしたIPAでした。
一通りビールを楽しんだ後は、ライドシェアアプリであるUberを使ってオートリキシャを呼んで帰りました。…とさらっと書いてしまいましたが、そう、ここインドではUberを使ってオートリキシャを呼ぶことができるのです。スマートフォンだけでオペレーションが完結する昨今のライドシェアアプリならではの体験だと思います。クレジットカード決済になるので、運転手さんとのお金のやり取りや価格交渉といった面倒事がないという点も旅行客にとっては大変便利でした。しばらくオートリキシャは走り、ニューデリー駅前のごちゃごちゃした町並みをかいくぐって無事ホテルに到着しました。翌日のアグラ行きの急行列車は6時出発と朝早かったため、アグラ行きのための荷物を整理した後はすぐに寝てしまいました。
以上、2019年9月のインド・マレーシアの旅、出発&デリー到着編でした。次回はタージマハルのあるアグラ編です。お楽しみに!
- この年の1月にシンガポールでお世話になりました!
- JALの会員ステータス。ファーストクラスラウンジが利用できるようになります。
- 航空会社都合でのクラス変更。インボラとも。
- なお、一瀬さんは予約していたホテルに宿泊を拒否されたとのことでした…
- というか、長距離路線のみが発着する諸外国の駅はだいたい実際に車両に乗り込む際に検札するシステムなので、きっぷなしで入れます。
- 当然(?)ながら、インドは狂犬病清浄国ではありません!年に2万人以上が狂犬病で命を落としています。
- そして宿泊拒否のすったもんだを終えた
- 由来はインドというよりイギリスなんですけどね。イギリスで作られたインド輸出用ビール、というのがIPAの由来です。