2018年11月の台北に続いて、2019年1月に行ったシンガポール(とちょこっとマレーシア)の旅行記です。

JGC修行の幕開け

さて、2018年最後の海外旅行であった台北旅行を終え、ついに2019年の旅行です。2019年は「JGC修行」という大きな目標を掲げて1旅行に行くことにしました。

JGC修行とは簡単に言うと、JALを含むワンワールドアライアンス加盟航空会社の路線に乗りまくることで会員ステータスを獲得し、JALグローバルクラブ(JGC)に入会する資格を得る行為です。JGCに一度加入すれば、カード年会費を払っている間は年間の搭乗回数等に関係なく空港のラウンジが使えるといったメリットがあります。人によっては乗ってきた飛行機にそのまま乗って出発地に戻るといったエクストリームな行動をすることでステータスポイント(FLY ONポイント)を貯めるということもあるので、そのストイックな行動を「修行」と呼ぶというわけです。

私は流石に到着地の観光をせずに戻る気にはなりませんでしたが、それなりに効率的にポイントを貯めたいということもあり、海外路線の中ではステータスポイントの貯まる効率が良いといわれている東京-シンガポール線に乗るところからJGC修行をスタートすることにしました。この旅行以後、2019年は仕事の出張も含めると2月以外は毎月海外に行っていました。

さて、そんなわけで、今回は以下のような旅程で旅行をしました。本記事はDay1ということで、初日にベタな観光地を回った記録を書いていきたいと思います。

日付場所(それぞれの場所の記事へのリンクになっています)
1月25日羽田→シンガポール(Day1)
1月26日シンガポール→ジョホールバル→シンガポール(Day2
1月27日シンガポール(Day3:夜にチャンギ空港を出発)
1月28日羽田着

プレエコでチャンギ空港を目指す

さて、今回の出発は羽田空港からです。またしても夜ではありますが、台北の時のような無茶苦茶な時間の出発ではなく、0時5分発のJAL便です。そんなわけで木曜に退勤した後、自宅で支度してから羽田空港に行きました。

さて、JGC修行で貯める対象となるFLY ONポイントは飛行距離だけで加算ポイント数が決まるわけではなく、路線種別(国内なのかアジア・オセアニアなのかそれ以外なのか)や座席の種別もポイント数に影響してきます。そんなわけで、今回はエコノミークラスよりポイントが付きやすいプレミアムエコノミークラスを選択しました。JALのプレミアムエコノミークラスは2018年のEU旅行の帰り、フランクフルト-成田線がJAL側の都合でエコノミークラスからアップグレードされるという形で搭乗したことがありますが、自腹で搭乗するのは今回が初めてです。

航空会社都合でのアップグレードではなく、自前でプレミアムエコノミークラスに搭乗することのメリットとしては、なんといっても搭乗前に航空会社のラウンジが使えるという点が挙げられます。この時初めてJALのサクララウンジに入りましたが、お酒も料理もあり、旅行の前の高揚感を増幅してくれるいい施設だな…と感心してしまいました。そんなわけで定番のカレーライスを始め、ラウンジ飯をいろいろガッツリ食べてしまいました。

一通り飲み食いしてラウンジを満喫したところで搭乗です。今回はラッキーなことにプレミアムエコノミーの最前列でした。足が余裕で伸ばせます。さらに隣も空席という大変恵まれたフライトでした。

ラウンジ飯をあれほど食べておきながらしっかりと機内食とシャンパン2も頂いてから就寝となりました。

8時間弱のフライトを終え、つつがなくイミグレを抜けて無事入国となりました。早朝で他のフライトがあまりないこともあり、スイスイと入国できました。ATMでシンガポールドルを確保し、市中へ出るべくGrabで移動しました。

シンガポールは旅行者でもSIMカードが買いやすい環境が整っていますが、その中でも他国への旅行の際に格安でローミングができるStarHubのSIMカードを買うべく、空港を出る前に少しSIMショップを探して歩きました。この時は朝早すぎたため、StarHubのSIMショップがオープンしておらず、ひとまずショップの開いていた別の会社のSIMカードを購入し、通信回線を確保したのでした。

ブギスから歩く

さて、Grabでホテルのあるブギスにたどり着き、スーツケースを預けてから街歩きに出発しました。とはいえまだ早朝、この時点で8時前でした。まだ開いている施設は少ないということで、まずはブギスから歩いて朝から観光できるマーライオンパークを目指すことにしました。正直なところ、今考えると赤道直下の南国で1.5kmも歩くのは朝とはいえなかなか酔狂な行動であります。でも歩くといろいろな発見があるのでやめられないんですよねぇ…

ブギスから素直にマーライオンパークまで歩いていこうとすると通るのがこの戦争記念公園であります。言うまでもなく第2次世界大戦の際の民間犠牲者を記念する公園です。ご覧の通り、”The Chopsticks”と称される細長い彫刻が象徴的な公園であります。手前にマレー語で記述がありますが、ここにはきちんと「日本による占領時代の」民間犠牲者の記念碑、と書いてあります。そんな日本ともネガティブなつながりのある記念碑なのですが、上の写真を撮影した直後に他の観光客の方に日本人とバレた上で写真撮影を頼まれてしまい、ちょっと気まずかったりしたのでした。

こちらは戦争記念公園の隣、エスプラネード公園の中にある記念碑です。こちらは第1次世界大戦と第2次世界大戦の英雄を記念する記念碑だそうです。

徐々に強まる日差しを受けながら歩いていくと、ラッフルズ・プレイス方面のビル街が見えてきます。

こちらはぐぐっとマーライオンパークに近づいて、ザ・フラートンホテルの前から撮った写真です。ザ・フラートンホテルはもともと郵便局として使われていた古い建物を改装したホテルだそうです。

フラートンホテル側からマーライオンパーク側へ渡る横断歩道の信号待ちのところでいろいろな電動モビリティを目撃しました。奥の方は電動スクーターで出前をやっているようですね。

さすがは南国というべきか、マーライオンパークのそばに咲いていた花はなかなかはっきりとした色合いの花でした。

さて、いよいよお待ちかね、マーライオンとのご対面です!…と思いきや、こちらは本物のマーライオンの裏にいるミニマーライオンです。こぢんまりとしていますがこちらもせっかくならば見落とさないようにすることをおすすめします!

そしてこちらが本物のマーライオンです。噂に違わぬ豪快な吐きっぷりでした。世界三大がっかり、なんて言われてしまうマーライオンですが、2002年以前は岸壁から張り出したところにちょこんと置かれていただけだったためについた評判なのではないかと思います。今はぐるっとほぼ正面に回り込んだりして「映える」感じに撮影できるような歩道も整備されていて、しっかりした観光スポットになっています。

マーライオンパークからはマリーナ・ベイを挟んだ向かい側にマリーナ・ベイ・サンズが見えます。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイへ行く

さて、一通りマーライオンを堪能(?)した後はよせばいいのにまたしても歩いてガーデンズ・バイ・ザ・ベイへと向かいました。流石にこれは愚行でしたね…上の写真は道中見かけた鳥です。目の辺りの黄色い模様を見るに、九官鳥の仲間でしょうか?

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの方まで来ると、マーライオンパークから見える側とは反対側からマリーナ・ベイ・サンズを見ることができます。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイにこちら(マリーナ・ブルーバード)側から入ってくる人はあまりいないのではないかと思いますが、広い敷地に入ったところにはこのような彫刻も飾ってあります。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの緑の中を、間違って入ってはいけないところに入ってしまったのではないかという疑心暗鬼に駆られながら進んでいくと、よく見るガーデンズ・バイ・ザ・ベイのアトラクションであるOCBCスカイウェイが見えてきました。

到着時にはすでにオープンしていましたので、いそいそとチケットを買い、いざ空中散歩へ出発です。

OCBCスカイウェイを構成するタワーを内側から見上げるように撮るとこんな構造になっています。タワー内のエレベーターで空中回廊へとアクセスします。

なかなか壮観な眺めではありましたが、結構回廊が細く、また高さもなかなかのものなので、ちょっとスリルを感じてしまいました。

OCBCスカイウェイを満喫した後はもう一つの目玉アトラクションである屋内展示へと移動しました。

屋内展示は南国の植物を始め、いくつかのテーマ・エリアに分かれた展示となっていました。上の写真のように、単に植物だけを展示するのではなく、雰囲気を出すためのデコレーションも豊富にされていました。

こちらはウツボカズラです。実物をまじまじと見たのは初めてかもしれません。マレー半島には広く生息している種だそうです。

もちろん、鬱蒼とした緑やウツボカズラのようなグロテスクな植物だけではなく、色とりどりのきれいな花も多く展示されていました。

屋内展示で一通り涼んだものの、さすがにここまでシンガポールにたどり着いてから何も飲まず食わずでバテ気味になってしまったということもあり、屋内展示を出たところでスプライトで水分補給をしました。

マリーナ・ベイ・サンズへ行く

スプライトで水分補給をした後はいよいよガーデンズ・バイ・ザ・ベイのお隣、マリーナ・ベイ・サンズへと向かいました。またガーデンズ・バイ・ザ・ベイが広いのでなかなかの散歩コースではありましたが、マリーナ・ベイ・サンズにたどり着いてしまえばガンガン空調の効いたショッピングモールで快適に過ごすことが出来ました。お店はハイブランドばかりで正直私にはあまり縁がなさそうでしたが…

そんなわけでマリーナ・ベイ・サンズのフードコートでシンガポールの麺料理であるラクサを注文しました。よくカルディでインスタントのラクサラーメンは買って食べていたのですが、本場でも挑戦しようというわけです。さすがはシンガポールの中でも観光地のフードコート、1500円近いお値段だったとは思いますが大きなエビ入りの豪華なラクサでした。油揚げも含めて激ウマでした!

ラクサを食べて一息ついた後はカジノです。マカオでは負けがちな私ですが、ここでは運良くそこそこ勝つことが出来ました。カジノ内の写真は撮影できませんが、自動走行ロボットが飲み物を配り歩いていたのが印象的でした。行く手を塞いだり、ロボットについているボタンを押すと一時停止するので、その間にロボットのラックに入っている飲み物を取る(無料です)というシステムでした。

シンガポールの電気街ビルを調査する

カジノで一通り遊んだ後は、そろそろホテルのチェックイン可能時間も迫ってきていたということもあり、ホテルを取っていたブギス付近にあるシンガポール電気街ビル、シムリムタワーとシムリムスクエアの調査に行きました。

シムリムタワー

まずはシムリムタワーからです。このカラフルなビルがシムリムタワーであります。シムリムタワーは地下1フロアと地上3フロアが電気街ビルとして営業していて、上層階はオフィスビルになっています。

取り扱い品目はオーディオ・電飾・家電補修パーツから普通の電子部品まで様々あります。Raspberry PiやArduinoを取り扱うお店もありました。2階より上になると個人向けの商店だけでなく、商社の倉庫兼オフィスのようなテナントも入っているあたりは深圳・華強北の電気街にも似ていると感じました。

何故か日本の共立電子産業(大阪・日本橋のおなじみのお店ですね!)の看板が出ていました。

地下フロアにはご覧の通りタミヤの楽しい工作シリーズを扱うお店もありました。地下のお店は台北の光華国際電子廣場のような雰囲気でした。

シムリムスクエア

お次はシムリムスクエアです。シムリムタワーの道路を挟んで向かい側にあります。

シムリムスクエアは地下1フロア(ほぼフードコート)、地上6フロアの電気街ビルです。取り扱い品目はPCパーツ、カメラ、ガジェット類が中心になっています。一般市民向けというよりは、バンコク・フォーチュンタウンのPCパーツ売り場や、きれいになる前のパンティップ・プラザのようなちょっとオタク3っぽい雰囲気を感じました。

ティラミスを食べる

電気街をぶらついたところでホテルにチェックインできる時間になっていたので、チェックインして一旦休憩した後、歩いてカフェ「ティラミスヒーロー」へ行きました。このティラミスヒーロー、ちょうどこの時(2019年1月)に、日本で同じ名前を別の会社が商標登録して、似たような瓶入りのティラミスを販売し始めてしまうという騒動に巻き込まれていたのでした。ミーハーな私はこの騒動までティラミスヒーローを知りませんでしたが、美味しそうだし行ってみるか、と本店を訪問したのでした。

お店ではバナナシェイクとチョコレートティラミスを注文しました。ティラミスはひんやりとしていて甘すぎず美味しかったです。内装や容器もとてもかわいい雰囲気でした。バナナシェイクももったりとした甘さがたまらない一品でした。

ティラミスヒーローを出た後はこの次に書く田中さんとムスタファセンターで合流する予定だったので、ムスタファセンター方面へとブラブラと散歩していました。写真は道中で発見したドン・キホーテとショップハウス4です。

ムスタファセンターへ行く

さて、先ほども書いたように、この時は当時シンガポールに住んでいた5田中さんと合流して晩ごはんを食べましょうという話をしていました。初シンガポールということでせっかくだからと、晩ごはんの前に、リトルインディアの巨大スーパーマーケットであるムスタファセンターを案内していただけることになったので、ムスタファセンターで合流することになりました。上の写真がムスタファセンターです。ちなみにここに写っているのは建物の半分くらいで、この写真の右側、道路を挟んで向かい側まで店舗が伸びているという、細長いスーパーマーケットです。店内では雑貨・食料品・医薬品から家電、はたまたバラマキ用のお土産までなんでも売っています。個人的にとても面白かったのは小麦のコーナーが異様に充実していて、種別ごとの当日の価格表が掲げられていたことです。インド系の方の小麦へのこだわりを感じる光景でした。

一通りムスタファセンターを見学した後は、そばのパキスタンカレーレストランで晩ごはんとしました。この頃には日が落ちてきて少し涼しくなっていました。半路上(?)で食べたのはキーマカレーとパラクパニール(ほうれん草とチーズのカレー)です。ここのパラクパニールカレーは容赦ない緑色のビジュアルに一瞬驚いてしまいますが、緑色に隠れているガッツリ辛い唐辛子と非常にまろやかなチーズのバランスが絶妙で、その後のシンガポール訪問時も毎回食べるお気に入りの味となりました。ジョッキいっぱいのキンキンに冷えたマンゴーラッシーもこれまたおいしいのでした。

一通りカレーを堪能した後は、田中さんの紹介でチャイナタウンのホーカーセンター6の中のクラフトビール店に行き、ビールを飲みました。時期が時期だったこともあり、チャイナタウンは春節の前祝いで大混雑、大盛りあがりでした。このときは確か店主の人が何かクイズを出してきて、田中さんが見事に正解したので1杯無料となったという記憶があります。ホーカーセンターの自由な雰囲気がとても印象的でした。

一通りお酒も飲んだ後は同じ方向だった田中さんとバスでブギス方面に戻り、解散して私はホテルへと戻りました。ここでシャワーを浴びようとしてタオルがないことに気がついたので、飲み物を買いがてら、夜中にムスタファセンターまで再度ふらふら歩いて行きました。そう、ムスタファセンターは24時間営業なのです。これもムスタファセンターのよいポイントであります。深夜・早朝着のフライトでたどり着いた時などにもとても便利です。リトルインディアのあたりはシンガポールの中では少し治安が悪い方に入るとは思いますが、人通りも多いですし、気をつけていれば十分夜中でもブギス近辺7からであれば歩いていけると思います。

そんなわけでタオルと水とレッドブルを買い、レッドブルを飲んでから寝たのでした。カフェインが入っているので目が冴えそうなところですが、歩き回った疲れでこの日はぐっすりでした。

以上、2019年1月シンガポールの旅・Day1でした。

次回はシンガポールの旅・Day2の予定です。ちょっとだけマレーシアにも行きます。お楽しみに!

  1. 誰に…?
  2. プレミアムエコノミークラス限定なのです。
  3. いい意味で、ですよ!
  4. シンガポールでよく見られる、間口が狭く1階が店舗になっている建物。パステルカラーを中心にカラフルに塗られていることが多い。
  5. 現在はインド・ハリヤナ州グルガオン在住
  6. シンガポールやマレーシアでよく見られる、半屋外・屋根付きのフードコートのこと。
  7. さすがにブギス駅を挟んで反対側からだと遠いと思いますが…
公開日:2020/10/29 最終更新日:2020/11/03