2023年7月の台湾旅行記、帰国日のDay3編になります。昼間のフライトでの帰国だったのでちょっと短めです。

なにはともあれ行天宮へ

3日目は朝ごはんを探しがてら行天宮へ行くところからスタートです。電気街はどこの国でも開くのが遅いですし、涼しいうちに朝から開いている関帝廟の行天宮に行ってしまおうという作戦です。

まずはホテルを出て地下鉄に乗りました。行天宮駅のある中和新蘆線には三重駅があります。またまた日本っぽい駅名シリーズです。ちなみに日本の三重県には三重駅はないようです。

行天宮駅で降りた後は、2018年2019年に訪問した松江自助火鍋の前を通って行天宮へ向かいました。ここはまた行きたいお店の一つですね。

駅から行天宮までは徒歩数分です。この日も大変よく晴れていました。

早速中に入ってお参り…と思ったのですが、中に入ると朝の礼拝のような行事が行われていたので、そっと眺めて退却したのでした。

行天宮を出た後はまた豆漿を朝ごはんに食べようとうろうろしていたところ、「烏龍派出所」という看板を発見しました。こちら行天宮駅前烏龍派出所、ということでしょうか…?(いったいなにがということなのかは気にしないでおきましょう)

そしてさらに面白看板シリーズです。征服世界の好水、いったい飲むと何が起きるのでしょう…以前も言及したことがありますが、中華圏では「之」の代わりに「の」を使うのがちょっと流行っているようです。

Google Mapを見ながらぶらぶらしてこちらの豆漿屋さんにたどり着きました。台湾の豆漿屋さんは○○豆漿大王という名前を付けがちです。なんで大王なんでしょうか…たしかに大王級(?)のおいしさではあるのですが。

無事に中華揚げパン入りの豆漿にありつくことができました。朝ごはんはやはりこれがいいですね。

来好でお買い物

豆漿で朝ごはんを食べ終わった後はGoogleで検索して見つけた雑貨店「来好」にお土産を買いに行きました。日本人好みのかわいい台湾雑貨が多数並んでいると聞いて行ってみましたが、評判通り日本人らしきお客さんが多数いて賑わっていました。私は写真のかわいい缶に入った台湾ウーロン茶などをいくつか買いました。来好は2フロアあり、結構色々な雑貨が売っているので見るだけでも楽しいですし、おすすめの雑貨店です。

台北101へ行く

来好に行った後はホテルで荷物をまとめて、一度空港に行って荷物をロッカーに預けました。市街地から近い松山空港だとこういうことができて便利ですね。桃園空港発の場合は台北駅あたりに荷物を預けるのが定番でしょうか。

荷物を預けた後は定番・台北101へと行きました。いつ見てもタワーは迫力があります。

地下鉄の駅を出てすぐの入り口から入ったところにある鼎泰豊は相変わらずの大混雑でした。135分待ちはさすがです。

今回台北101に来たのはこちらのSunnyHillsのパイナップルケーキをゲットするためでした。会社の人に以前いただいて美味しかったのでリピートしました。

電気街に行く

台北101から台北中心部に戻って来た後はフライト前の最後の観光ということで台北の電気街・八徳路周辺を調査しに行きました。以前ももちろん調査したことのあるエリアですが、最後の訪問が2019年末なので3年半ぶりの調査となります。

光華国際電子広場

最初に紹介するのは光華国際電子広場です。この時、近くの部品店である今華電子にも行ったはずなのですが、写真を撮り忘れていたようです。

光華国際電子広場は地下の電子部品店街で、2フロア構成になっています。LEDやコンデンサなどの電子部品を売るお店やPC関連アクセサリを扱うお店など、まだまだ健在のお店も多数あるのですが、閉店したお店も増えたような印象を受けました。閉店したのか、2019年に訪問した際にあった古いメモリICを売っていたお店を見つけられなかったのが残念ではありました。

一方でトレーディングカードゲームなどを扱うお店ができたりと、秋葉原のようにお店のジャンルの変化が起きているような様子も見られました。

光華デジタル新天地

お次はすぐそばにある光華デジタル新天地です。

光華デジタル新天地は正直コロナ禍の前からちょっと寂れかけていた雰囲気もあり、コロナ禍の影響かどうかはわからないのですが、上層階はちらほらシャッターの下りているお店がありました。一方で、以前からPC系のショールームのような使い方をされていた1階部分の一部が、「元宇宙智能資訊区(メタバース知能情報区)」というコーナーになっていたりと、なんだかんだ賑わってはいたのでした。

三創生活

光華デジタル新天地の次は、さらにお隣の三創生活へと移動しました。こちらはITモールではありますが、サブカルチャー系のお店も結構あり、デジタルライフスタイルモール、というような趣もあります。

三創生活の方が光華デジタル新天地よりも各店舗が広く、大きいゲーミングギアや水冷PCなどががっつり展示してありました。4月に行ったクアラルンプールのPlaza Low Yatでも感じましたが、デジタルガジェット系のトレンドのけん引役がスマホからゲーミングギアに移っているのではという印象をここでも受けました。

VRを体験できる施設もありました。他の国で見たVR体験施設よりも大規模な施設になっていたように思います。

2階ではいろいろなガジェットやスマートフォンアクセサリーなどが売られているのですが、その中にネコちゃん用のトイレロボットがありました。取扱品目の幅広さが垣間見える商品の一つという感じがします。

そして三創生活の定番・草間彌生のステンレス製カボチャもちゃんとチェックしたのでした。

全球人寿希望園区

三創生活を出たところに、見慣れない新しいビルが建っていました。こちらは全球人寿希望園区というビルだそうです。電気街エリアの新しいビルということもあり、もしや新しいITモール?と思い、中を覗いてみました。

入ってみると、1階部分はパナソニックのかなり大規模なショールーム、地下1階はドン・キホーテが入っていました。上層階へのエスカレーターは封鎖されていましたが、今後何かがオープンするのか気になるところです。

華山1914文化創意産業園区を覗く

八徳路周辺の調査を終えた後は、歩いてすぐそばの華山1914文化創意産業園区へ行きました。華山1914文化創意産業園区は日本統治時代に建設された清酒工場を改装した文化施設で、2019年までのMaker Faire Taipeiの会場でもありました。上の写真は八徳路から歩いていく道中にあったマザーボードの壁です。PCパーツ製造販売が一大産業になっている台湾らしいオブジェです。

華山1914文化創意産業園区の入り口ではなぜか自動車部品メーカーのContinentalがイベントを開催していました。ここの入り口のエリアは結構色々な企業のイベントに使われている印象はありますが、B2B市場がメインの企業のイベントは珍しいような気がします。

中に入っていくとスターバックスのロゴが見えてきました。あれ、こんなところにスタバあったっけ?と思ったのですが、よく見たら台湾進出25周年記念展、と書いてありました。

元が工場ということもあって、結構ここはキャパがあるからか、その他にも梅酒祭り、伊藤潤二展、カピバラさんのイベントなど、様々なイベントが開催されていました。梅酒祭りはかなり惹かれるものがあったのですが、フライトの時間も迫っていたので、今回は飲まずに空港へと向かいました。

空港で牛モツ麺を食べる

空港でチェックインをした後はなんだかんだで食べていなかったお昼ご飯を食べました。松山空港は結構コンパクトな空港なこともあって正直なところお店の選択肢が限られるのですが、ふらっと入った「品川蘭」というお店の牛モツ入り牛肉麺はなかなかおいしかったです。当然のように(?)台湾ビールもセットです。

牛肉麺とビールを堪能した後、制限エリアをフラフラしていて見つけたのがこちらのウォーターサーバーです。真ん中の液晶表示がチカチカしているように見えるかと思うのですが、これはおそらくバックライトの色を高速で切り替えて、同時に表示するエリアを制御することでモノクロの液晶で複数の色を出す仕組みです。これは面白い!と思うとともに、温水の温度表示が101度なのはいいのか?と思ってしまったのでした。

空港の中にはオブジェやかわいいウサちゃんの絵などが飾られています。どこの国の空港もオブジェを置いたりするのはやっていると思うのですが、なかなか台湾らしいかわいさが出ていていいですね。オブジェ群を眺めつつ少し時間をつぶし、その後飛行機に乗って羽田空港へと戻っていったのでした。

以上、2023年7月の台湾旅行記、Day3編でした。次回は8月の韓国旅行編です。お楽しみに!

公開日:2024/12/15