今回はSFC修行の一環で2024年6月に行ったクアラルンプール旅行記を書いていきたいと思います。ゴールデンウィークから数えるとクアラルンプールに宿泊したタイミングだけでも4回、乗り継ぎを入れれば5回目のクアラルンプール訪問です。なお、この往復でSFCの入会資格を得られるポイントに到達したので、SFC修行は今回で終了となります。1
クアラルンプールへ
もはや写真を使いまわしてもバレないのではと思ってしまいますが、例によって羽田空港からの出発です。
今回は行きがビジネスクラスで窓側席でした。夜の首都圏は本当にキラキラしてますね。
そして寝て起きると毎度おなじみクアラルンプール国際空港に到着です。クアラルンプール国際空港の到着ゲートも毎回同じだったので、風景は全く代わり映えしないのでした。
前々回のクアラルンプール訪問の経験から、早朝に空港に到着した後あまり急いで市街地に向かっても時間を持て余すことが分かっていました。そこで今回はKLIAエクスプレスで市街地に向かうのではなく、安い代わりにもう少し時間のかかるバスで市街地に向かうことにしました。時間がかかるといっても1時間くらいで着くのですけどね。バスがやってくるまではバスターミナル併設の喫茶店でテタレを飲んでのんびりしていました。
空港発のバスは途中、LCC向けの第2ターミナルを経由してKLセントラルへと到着します。結局KLIAエクスプレスと同じところに着くんですよね。ここからはいつもと同じくGrabタクシーで一度ホテルに向かい、荷物を預けました。
街歩きへ
バスで少しゆっくり市街地に出てきたとはいえ、ホテルに荷物を預けたのが8時ごろということで、博物館や商業施設が開く時間帯まではまだまだ時間があったのでした。そんなわけで今回も結局、ホテルの近くのPlaza Imbiの写真を撮って街歩きスタートです。
ブキッ・ビンタンの端、Plaza Imbiの通りを挟んだ斜め向かいにはこちらのベルジャヤタイムズスクエアが建っています。ここも結構な高層ビルで、低層棟と2つの高層棟からなるショッピングモール兼オフィスビルです。実は2014年に初めてマレーシアを訪問した時に行ったきり、その後の何回かのマレーシア訪問では施設内には行っていなかったのでした。今回は後ほど久しぶりここのショッピングモールエリアにも行きました。
この時は後に紹介する旧市街方面にあるテレコムミュージアムの開館時間を待ちがてら散歩をしていたので、前回と同じくブキッ・ビンタンから旧市街の方へと歩いて行きました。落書きされてしまっていますが、道中に見かけたポストはなかなか趣のあるフォルムをしていました。ちょっと人の顔っぽくも見えますね。
前回はベルジャヤタイムズスクエアの先でららぽーとの方にそれていきましたが、今回はららぽーとの方には行かず、北西に伸びるJalan Pudu通りの方へと歩いて行きました。手前のやたらと青い建物はクアラルンプール警察のビルです。行政機関のビルでこの塗装はなかなかのワイルドさですね。
さらにJalan Puduを歩いていると”WISMA2 HAINAN 海南會館聨合会”という看板が見えてきました。福建省周辺出身者のコミュニティである福建会館なんかは各地でよく見ますが、海南島周辺出身者もクアラルンプールだとそれなりにいるんでしょうね。
Jalan Puduを歩いていると、世界第2位の高層ビルであるムルデカ118も近くに見えてきます。ただ、以前にビルの目の前まで行ったときに開業している様子がなく、そこから開業したというニュースも聞かなかったので今回は目の前までは行きませんでした。電車に乗れば目の前まで行くのは比較的簡単ですが、行ってもこの辺りはこのビルくらいしかないのですよね…
さらに歩いているとタイムズの駐車場を見つけました。以前に台湾でも遭遇したことがあるので、結構国際展開しているんでしょうね。
ムルデカ広場周辺を歩く
歩いて旧市街エリアにやってきたのはいいのですが、まだまだテレコムミュージアムの開館時間まで時間がありました。そこでテレコムミュージアムとはちょっと方向が違いますが、最近の訪問では行っていなかったムルデカ広場周辺の写真を撮りに行くことにしました。ちなみにムルデカというのは「独立」という意味です。この建物の向かい側にある広場でマレーシア独立が宣言されたことから、このような名前が付いています。
この写真に写る赤銅色のドームがきれいな建物はスルタン・アブドゥル・サマド・ビルです。ムルデカ広場の中でも特に有名な建物の一つで、元々はイギリス領時代に連邦事務局として使うために建てられたビルです。この日は前の道路を封鎖してマラソン大会か何かのイベントの準備をしていました。2019年9月に訪問した時もここの道路はマラソン大会のために封鎖されていましたし、クアラルンプールのマラソン大会の定番ロケーションなのかもしれませんね。
今回はラッキーなことに迂回路を経由してこのビルの裏側の庭園にたどり着くことができました。通り沿いの迫力のある見た目もいいですが、反対側の川沿いの庭園からの眺めもなかなかおしゃれです。庭園を通る水路なども含め、イギリス風の雰囲気を主軸に据えつつも、2枚目の写真手前の噴水の形状などはイスラム教の幾何学的な装飾を意識していそうな感じがあったりします。
スルタン・アブドゥル・サマド・ビルの隣にあるこちらは国立繊維博物館です。ここも2019年の9月に見学しています。ちなみにここは元々はマレー鉄道の本社として1905年に建設されたものだそうです。
国立繊維博物館の向かいにあるビルは旧国立歴史博物館です。国立歴史博物館は2007年に閉館しコレクションは国立博物館に移されたそうです。
旧国立歴史博物館の奥にはクアラルンプールシティギャラリーがありました。手前のモニュメントは先々週のマラッカに続いてベタな感じです。ここでも私が写真を撮った後、記念写真を撮っている人がいました。
ムルデカ広場周辺を歩いているとネコちゃんにも遭遇しました。この子はよく見るとオッドアイでした。
旧国立歴史博物館の方からスルタン・アブドゥル・サマド・ビルの周辺を歩いて北側にやってくると、ゴンパック川の向こう側にこちらの建物が見えてきます。こちらは1915年に最高裁判所として建てられた建物です。スルタン・アブドゥル・サマド・ビルなどに比べるとイスラム様式の雰囲気が強い建物です。
さらに川沿いを少し歩くと写真中央のマスジッド・ジャメが見えてきます。ここはゴンパック川(左側)とクラン川(右側)の合流地点で、「泥が合流するところ」という意味である「クアラルンプール」という名前の由来になった場所だと言われています。
川に架かる橋のそばにはレンガ造りの壁に昔の人々の暮らしを描いたような建物が建っていました。この辺は昔はかなりにぎわっていたのでしょうね。
まだまだテレコムミュージアムの開館時間までは時間があったので、テレコムミュージアムと反対方向ですが5月にも訪問したパサールスニの方にも行きました。
この辺りの古い建物とピカピカのムルデカ118が対照的な雰囲気です。旧市街の再開発が激しいクアラルンプールなので、こういう光景が見られるのは今だけかもしれませんね。
パサールセニをちょっと眺めた後は再びテレコムミュージアムの方へと向かいました。フラフラ歩いているといろいろな建物の壁にアートがあるのがマレーシアの面白いところです。
テレコムミュージアムを見学する
しばらく歩くとテレコムミュージアムに到着です。他の博物館でもあったように、ここも当初は手動電話交換を行うための電話局として1928年に建てられた建物です。
ちなみにミュージアムの外にはちょっとレトロな雰囲気の公衆電話もありました。マレーシアで公衆電話を見たことが無かった(気に留めていなかっただけかもしれませんが…)ので、つい写真を撮ってしまいました。これも展示の一環なんでしょうね。
テレコムミュージアムというくらいなので、やはり電話機の展示が目を引きます。2枚目と3枚目のさまざまな電話機が並んだ棚はなかなかの迫力でした。ひとえに電話機といっても結構個性があるものなんですね。
ちなみに一般の電話機のコレクションの横には公衆電話機のコレクションも並んでいました。右から3番目の電話機は外にあったものと同じものでしょうか?
もちろんテレコムミュージアムと謳うぐらいなので、電話だけでなく、電信の時代の通信の様子なんかの展示もあります。
そして日本が太平洋戦争でマレーシアを占領した際に、敵軍の通信路を破壊したことについての展示などもあったりしました。
電話機だけでなく、電話局の装置についての展示もありました。交換設備は手動のものと自動交換機と、それぞれ静態展示がされていました。
こちらは通信衛星のインマルサットA用の移動局設備です。そんなに大きくない3ミュージアムですが、結構マニアックなものの展示まであるのがすごいです。
こちらはぱっと見なんだろう?と思ったのですが、マイクロ波中継局の鉄塔に設置された警告灯だそうです。この手のもののあるあるですが、想像よりもかなりサイズが大きいのでした。
ずらっと並んだ電話機コレクションのほかにもいくつか電話機の展示がありました。こちらはダイヤル式電話機ですがホテル内で使うための電話機だったようで、ダイヤルの外側に各種サービスの案内(例えばランドリーサービスは6番をダイヤル)が描いてあります。イラストがちょっとレトロで味があります。
ブルーモスクへ行く
テレコムミュージアムを見学した後はクアラルンプール周辺の有名ないくつかのモスクのうち、まだ訪問したことのなかった通称ブルーモスク、スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスクへと向かいました。5月のクアラルンプール訪問時にはプトラジャヤにあるピンクモスクことプトラモスクへ行きましたが、こちらは青色のドームが美しいことからブルーモスクと呼ばれています。
青いドームとその下のアラビア文字によるカリグラフィがなかなかの美しさです。内部も見学したかったのですが、どうやら行事の最中だったようなので外から眺めるだけとなりました。外から眺めるだけでもかなりの迫力です。ちなみにこのモスクはインドネシアのイスティクラルモスクに次いで、東南アジアで2番目に大きいモスクといわれています。
さて、このブルーモスクからブキッ・ビンタンに戻ろうとしたときにピンチが発生しました。この時持ち歩いていたスマートフォンの電池は結構へたっていて、1日は持たない状態になっていました。そしてこの日は朝にGoogleマップを見ながら街歩きをしていたこともあり、この時点でバッテリーがほぼ空になっていたのでした。公共交通が近くにあるかどうかも分からないし、今呼んでいるGrabタクシーに乗る前にスマートフォンの電池が切れたらアウトだ…と慌ててしまいました。結局Grabタクシーに合流するまで電池は持ったのですが、いざというときのためにGrabタクシーのナンバーをスマートフォンに表示させた状態で画面をカメラで撮ったりもしました。
なんとかブキッ・ビンタンには戻ってきたものの、ホテルのチェックインにはまだ早い時間でした。そんなわけでブキッ・ビンタンから離れずに時間をつぶそうということで電気街ビルであるPlaza Low Yatへ行きました。
さすがに店内のあちこちでミラーレス一眼を構えてパシャパシャやる気にはならず、吹き抜けのエリアの写真をちょっと撮ったりしつつ、一応全フロアをぐるっと回りました。この時Plaza Imbiも行ったのですが、Plaza Imbiはさすがにミラーレスカメラで写真を撮るのは気が引けたので写真はナシです。
お昼ごはんを食べる
ブキッ・ビンタンの電気街を歩いた後はお昼ごはんを食べるべく、定番のスンガイワンプラザの屋上フードコートへ向かいました。ここもスマートフォンでなくてミラーレス一眼で取るとまたシブい雰囲気になりますね。
ここのところカレーが続いていたので(シンガポールでもカレーを食べましたからね)今回はシンプルにチキンライスにしてみました。
チキンライスを食べた後、スンガイワンプラザの吹き抜け広場を覗いてみたところ、ズンバのイベントが開催されていました。ちょっとローカル感のあるイベントが開催されたりするあたりが、庶民派4ショッピングモール・スンガイワンプラザらしい感じです。
この時はまだまだ時間があったのと、チキンライスしか食べていなかったのでもう少し何か食べてもいいな…と思ったこともあり、ショッピングモール・Lot10の地下フードコートにも行きました。5月のマレーシア訪問の時に頼まれて探していた「スーキーミー」というお店は実はLot10の地下フードコートにもあるということに気がついたので、そこをこのタイミングで調査してみようというわけです。
お店の周りを見てみると、なんと山積みになったペーパーチキンが陳列されているではないですか!というわけでペーパーチキンとホッケンミー、そして昼からビールをオーダーです。ペーパーチキンは2枚目の写真の料理で、紙に包んだ状態で蒸し焼きにしたチキンです。ジューシーで旨味がありおいしいのでした。もちろん帰国後、お店探しの依頼元の方には報告しました。
ペーパーチキンを堪能するとチェックインの時間までもう少し、というところまできていたので、ブキッ・ビンタン周辺の写真をちょっと撮って時間をつぶしたのでした。
不思議なベルジャヤタイムズスクエア
ホテルでスマートフォンを充電した後はPlaza Imbiの斜め向かいのショッピングモール、ベルジャヤタイムズスクエアに行ってみることにしました。最初の方にも書きましたが、ここは2014年に訪問して以来、一度も再訪していなかったのでした。Plaza Imbiから見てさらにブキッ・ビンタンから離れる方向にあることと、2014年の訪問時はスンガイワンプラザのあたりから泊まっていたチャイナタウンまで歩いて帰ろうとした道中に寄ったこともあり、おそらく私の中でかなり不便なところにあるイメージがついてしまっていたのが再訪の機会がなかった原因の一部のような気がします。もっとも、ローカルの人ではないのでとくにここに用がないというのが最大の原因ではあるのですが…
ベルジャヤタイムズスクエアは離れて建っている2つの高層棟と、それらをつなぐように建てられたショッピングモールがある低層棟から構成されています。低層階の中央の吹き抜けの周辺は結構チェーン店っぽいお店が多いのですが、そこから東西の高層棟の下部に当たるエリアに移動したり、フロアを上に上がっていくとだんだんローカル感のあるお店が増えてきました。ちなみにアパレル関連のお店が多かったです。
エスカレーターで順に上のフロアに上がっていき、吹き抜けを見下ろすとなかなかの迫力でした。しかし6階くらいまで上がったところで、果たしてどこまでショッピングモール部分が続いているのだろう、と気になりました。
こちらは10階(マレーシア式表記の9階)ですが、一応ここも下からエスカレーターで上がってくることができるエリアです。7階ぐらいまでは小売店もちらほらあるのですが、そこから上に行くにつれ一気に店舗が減り、何も入っていない場所とオフィスがちらほら、という雰囲気になりました。そもそも各フロアが非常に広いので、7階くらいまでお店が入っているのも不思議なくらいなんですけどね。この日は土曜日だったので大半のオフィスは閉まっていて、きれいなモールなのに何もやっていないという、ちょっと不思議な空間が広がっていました。
ちなみに11階へのエスカレーターは関係者以外立ち入り禁止になっていました。というわけでモール部分は最上階がマレーシア式の10階、日本式の11階でした。地下1階もモールなので、埋まってはいないものの12フロアある超巨大モールだったのね…ということを改めて知ったのでした。
日本式の10階のあたりは先ほども書いたようにほとんどオフィスしかなく、しーんとしていたのですが、11階に上がったところでうろうろしていると、”WELCOME TO POSTRNORMAL TIMES”と書かれた看板にいきなり遭遇しました。
さらに進んでみると何やらちょっと不気味さもあるような雰囲気のパネルがいろいろと並んでいました。これは何かマズいところに来てしまったか?と一瞬思ったのですが、「ポストノーマル時代」というテーマの美術展のようでした。11階部分の一部のスペースはちょっとしたイベントスペースになっているようです。
ちょっと面白かったのはこちらの左側に写っている”ECHO CHAMBER”です。外から見ると箱が吊り下げられているだけなのですが、頭を中に入れるといろいろな声が四方からわらわらと聞こえてくる…という展示でした。
展示としてはなかなか面白いとは思うのですが、もうちょっと美術展です!っていう分かりやすい入り口にしてほしかったですね。エスカレーターの関係で裏口っぽいところから入ってしまった私も悪いのかもしれませんが…
さて、今回ベルジャヤタイムズスクエアに改めて行こうと思ったのはこちらの遊園地が理由です。なんとこの遊園地、このビルの5階に設置されています。Googleマップでクアラルンプールの地図を見ていた時に、ベルジャヤタイムズスクエアの場所にこの遊園地の広告が出ていたのを見つけました。こんなところに遊園地なんてあったっけ?と思い、行ってみることにしたのでした。
首都圏で屋内遊園地というとサンリオピューロランドと東京ジョイポリスが思い浮かびますが、ここのジェットコースターはそれらのものよりもかなり本格的なように見えます。見た感じ、数フロア分をぶち抜いて高さを確保しているようでしたし…
電子部品街を見に行く
そうそう短期間で代わり映えはしなかろうと分かってはいたのですが、せっかくなので電子部品街のJalan Pasar周辺にも行きました。
相変わらずemartはガラガラですが、お店は開いています。きっと店頭販売以外でも稼いでるんでしょうね。
ちなみに入り口には電飾をいくつも並べた屋台(?)が設置されていました。床屋のサインや”OPEN”は割と定番感がありますが、中央の”SATAY”は東南アジアならではのLEDサインですね。
emartを見た後は周辺をうろうろし、軒先がすごいことになっている修理屋さんなどが相変わらず健在であることを確認したのでした。
そごうへ行く
神奈川出身の私としてはそごうといえば横浜なのですが、クアラルンプールにあるそごうにはまだ行ったことがありませんでした。ここはムルデカ広場からさらに北側という(個人的には)あまり行かないエリアにあることもあって、これまで行ったことが無かったのでした。しばらくクアラルンプールには来ないだろうと思っていた5こともあり、電子部品街からGrabタクシーに乗って行ってみることにしました。香港、台北のそごうなども同じですが、そごう本体の破綻後は日本のそごうとは資本関係がなく、ブランド名だけの関係性になっているようです。
とはいえ、日本のそごうが計画して整備した百貨店なので、中に入ってみるとなかなか日本の百貨店のような雰囲気もあり面白かったのでした。
暗くなっていましたが、オフィス部なのかお得意様向けのラウンジなのか、そごうのロゴが輝く不思議なエリアもありました。
フードコートにも行ってみましたが、ここにもマラッカで見たイカボーイがいました。キミ、チェーンだったのね…
ららぽーとへ行く
そごうをぶらぶらした後は一気にブキッ・ビンタンの近くまで戻ってきて、これまたまだ中は見学していなかったららぽーとへと向かいました。
通路には日系モールであることのアピールか、日本風の飾りがしてありました。逆に日本のモールではこんな飾りは無いような気がしますが、まあ雰囲気は大事ですからね。
入居しているテナントも日系企業が結構多く見られます。ドドールというとどうしてもビルの中の喫茶店のイメージなので、こういうタイプのオープンな店舗はなんだかちょっと不思議な感じがします。
ちなみにペットショップのCoo&RIKUまであります。ネコちゃんがスヤスヤ寝ていました。
さらに猫カフェまで併設されているのでした。イスラム教国6なこともあって、犬より猫推しなんでしょうね。
5月の記事にも書きましたが、ららぽーとはハントゥア駅に接続しています。今回はそこから2駅だけですがモノレールに乗ってブキッ・ビンタンへと戻りました。
ブキッ・ビンタンを歩く
ららぽーとからブキッ・ビンタンに戻ってくるともう外はかなり暗くなっていました。ブキッ・ビンタンのいつもの交差点は相変わらずの人混みです。
晩ごはんに何を食べようかと考えながらぶらぶらしていたのですが、一本わき道に入るとこんな感じで一気に人気がなくなったりします。とはいえ、こういうところでもクアラルンプールはそこまで危険ではないとは思います。
いろいろ考えたのですが、結局晩ごはんはいつものジャラン・アローで食べることにしました。
2週前にシンガポールに居たのだからそこで食べなさいよと言われそうですが、今回は鶏・牛・マトンのミックスサテーとシンガポール式ビーフン炒めをチョイスしました。当然お供はタイガービールです。
晩ごはんを食べた後、ブキッ・ビンタンに戻るべく通りを歩いていると、ワイルドなスタイルで並べられた手羽先に遭遇しました。果たしてこれで何羽分…?
その後、ホテルに戻る前にデザートをということでLot10のそばのドリアン専門店でドリアンソフトクリームを食べました。ドリアン、よくニオイが話題になりますが、慣れると結構独特のもったりした味わいが悪くなかったりもします。果物の王様かどうかは今でも疑問に思っていますが…
ドリアンアイスを食べた後はブキッ・ビンタンからホテルに戻りつつ、道中の写真を撮ったりしました。
Jalan ImbiからThe Exchange 106を見ると最上部がライトアップされていました。装飾のある最上部以外の上部が真っ暗なのはオフィスだから土曜日はお休みで消灯しているのか、単にテナントが入居していないのかどっちなのか気になるところです…
ホテルの前では小さいネコちゃんがじゃれあっていました。しましまの子が白い子にちょっかいをかけているような感じでしょうか。
ホテルの前のセブンイレブンに寄ったらなんと日本のハラダ製茶の緑茶が売っていました。マレーシアまで来て「やぶ北」なんて文字を見るとは思わなかったですね。ちなみに「やぶ北(やぶきた)」というのは茶葉の品種名で、竹藪を切り開いて作った茶園の北側に生えていたから、というのが名前の由来というのは皆さん、知ってましたか?
朝からチャークイティオ
ここのところ、クアラルンプールでの朝ごはんはロティチャナイを食べていましたが、今回は趣向を変えてクアラルンプールのローカルなレストランに行ってみることにしました。
なかなか勢いよく湯気を上げるコンロ付きのスタンドが軒下に何か所かあり、それぞれのスタンドのメニューのなかから料理を選んでオーダーするシステムです。今回はペナンでも食べておいしかったチャークイティオをオーダーしました。日本では細いビーフン以上に市民権がない太いビーフンですが、結構食べ応えが出るので流行ってほしいところです。
さらにフラフラ街中を歩いていると、インド系のレストランの前に出ているテーブルに上の写真右側の料理が運ばれてくるのを目にしました。むむ、これは最近食べていないドーサ的な小麦の薄焼きパンとカレーのセットか?と思い、急遽私もお店に入って、「あれと同じのください!」とオーダーしたのでした。
しかし食べてみてびっくり、なんとこれ、めちゃくちゃ甘いのです。後から調べてみるとこれはロティ・ティシュという料理で、小麦を薄焼きにするところはロティチャナイ7やドーサと同じなのですが、練乳とザラメをかけて焼き上げるデザートなのでした。
ダメ押しにこちらのビニール袋ミルクティーも甘く、口の中が激甘になってしまったのでした。でもシンプルな素材ながら、なかなかおいしいスイーツを知ることができたのはよかったです。
ロティ・ティシュを食べた後は、そういえばきちんと見たことが無かったよな…ということでKLタワーのふもとまで行ってみました。さすがに時間がないので上部には上りませんでしたが、丘の上に建っているので高さがかさ上げされたようになっている、ということを身をもって実感しました。手前の坂は結構な坂ですね…
KLタワーから戻ってきた後は、チェックアウトする前にもう一度ベルジャヤタイムズスクエアに行き、地下のスーパーで少しだけお土産を買いました。
当時まだまだ騒動が尾を引いていた某芸能プロダクションと同じ名前の火鍋屋さんなんかもありました。いや偶然の一致なんでしょうけどね…
そして最後にもう一度遊園地エリアにも行きました。この写真だといかに天井が高く、ジェットコースターのレールの高低差が激しいかお分かりいただけるかと思います。どうしてこれをビルの5階に作ろうと思ったのかが気になります…
空港へ
ベルジャヤタイムズスクエアをぶらぶらした後はホテルをチェックアウトして空港へと向かいました。ここもしばらくは訪問の機会がなくなるんだろうなあ、と思いつつ、フライトのチェックインを済ませラウンジへと向かいました。
例によってマレーシア航空のラウンジに行ったのですが、定期的にメニューが変わる麺コーナーでラクサを提供していたので、つい食べてしまいました。ラクサを食べたりビールを飲んだりしてしばらく待った後、飛行機に乗って羽田空港へと戻り、無事にSFC修行を終えることができたのでした。
以上、2024年6月のクアラルンプール旅行記でした。今回はクアラルンプール周辺の行ったことがなかった場所や直近再訪していなかった場所にフォーカスした旅行となりました。次回は7月に行ったラオス・タイ旅行記の予定です。お楽しみに!