かなーり時間が経ってしまいましたが,2018年2月に卒業旅行ということでドイツ・ベルギー・フランスを周遊したときの旅行記です.JALの学生ディスカウントマイル特典航空券が取れたのが成田-フランクフルト往復だったので,それを軸に以下のような旅程を組みました.
日付 | 場所(それぞれの場所の記事へのリンクになっています) |
2月19日-20日 | フランクフルト |
2月20日-22日 | ケルン |
2月22日-23日 | ブリュッセル(23日は日帰りでブルージュ)1 |
2月23日-26日 | パリ(25日・26日に滞在・24日は日帰りでロシュフォール) |
2月26日-27日 | フランクフルト |
ちなみに,せっかくヨーロッパなので,鉄道移動をしてみようということで,フランクフルト-ケルン間はICE,ケルン-ブリュッセル,ブリュッセル-パリ間はThalys,パリ-ロシュフォール往復はTGVと,3種類の高速鉄道にも乗ってみました.
今回は日数の割にいろいろと回ったということもあり,行き先ごとに記事を書いてみたいと思います.まずはフランクフルト編からです.
駅周辺をぶらぶら
旅程表の通りフランクフルトはEU到着と出発のそれぞれのタイミングで1泊したのですが,2泊ともフランクフルト中央駅周辺に宿泊しました.空港と市街地の間の移動は電車だったので,利便性もあり駅周辺をチョイスしました.1
フランクフルト中央駅はいかにもヨーロッパのターミナル駅という面構えでした.また,よく見ると駅中央部の時計の上に書いてありますが,ドイツ語では中央駅は”Hauptbahnhof(ハウプトバーンホフ:Haupt(主要な)-bahnhof(鉄道駅))”と呼ぶそうです.長い!
外観もさることながら,駅構内もおしゃれな売店等で賑わっていてヨーロッパに来た!という実感が湧いてきました.
写真は空港から移動してきてすぐ,駅で食べたサンドイッチです.味は良かったのですが,パンがとても固くていったいドイツ人の顎はどうなっているのだ…と衝撃を受けました.この後食べたパンもどれも固かったので,こういうものなのでしょう…
さて,駅の前の大きな道路を渡ってちょっとした歩行者専用のとおりに出てみると,ちょっとしたマーケットが開かれていました.見切れてしまっていますが2018年当時はシェアサイクルもおいてありました.ここでは乗りませんでしたがパリではMobikeに乗りました.この記事を書いている2020年の現在はどうなっているのでしょう…
マーケットでは上の写真のようなグリル屋台が出ていました.お兄さんがぶら下がっている焼き網をぐるぐると回転させて,まんべんなく火が通るようにコントロールしていました.この写真は朝に撮影したものですがとても朝食とは見えない網の上の肉,肉,肉…
と言いつつ,いい匂いの誘惑に負けて朝からステーキを食べてしまいました.肉と芋といういかにもドイツ!という組み合わせです.ステーキはかなりしっかりとした塩味がついていました.この後ドイツを出るまでずっとこの塩味&肉&芋の攻撃(?)を受け続けるのでした…
ステーキだけでなくキッシュも売っていたので購入.クリーミーで美味しかったです.
現代的な名所を訪ねる
フランクフルトはEU圏の金融の中心地ということもあり,現代的な建物も名所としていくつか存在します.上の写真はマインタワーという展望台のある高層ビルです.私も展望台に行こうとしたのですが,訪問した日は気温が氷点下1ということもあり,展望台は閉まっていました.
この写真は欧州中央銀行本部ビルです.次の写真のユーロタワー前のユーロマークの彫刻を撮りに行くつもりで,旅行の2日目にGoogle Mapで検索して行ってみたものの,周囲に彫刻は見当たらず,よくよく調べてみたら現本部ではなく移転前のユーロタワーの前に彫刻があることが判明,もうその日はケルンに移動しなければならず,しぶしぶ帰国前の滞在日にユーロタワーに訪問したのでした.
はい,こちらがユーロタワーとユーロマークの彫刻です.ニュースで見たやつだ!と思う反面,彫刻を支える支柱は落書きも多く驚いた記憶があります.
古風な町並みを訪ねる
現代的な町並みだけでなく,古風ないかにもヨーロッパという町並みもあるのがフランクフルトです.正直な所ブリュッセルのグランプラスやパリの中心地の町並みを見た後だと派手さには欠けますが,それでもヨーロッパの雰囲気を味わうには十分でした.上の写真はレーマー広場です.フランクフルト中央駅を出てホテルにチェックインし,路面電車で最初に向かいました.
また,パリから戻ってきた後にはフランクフルトの大聖堂である聖バルトロメウス大聖堂にも行きました.
この旅では何回か大聖堂の上部の展望台に行きましたが,マインハッタンと呼ばれる高層ビル群とレーマー広場の古風な町並みが併存している風景はフランクフルトならではだと感じました.写真中央右寄りに写っているレンガ造りの円筒形をした建物はパウロ教会です.こちらも訪問しました.
こちらはフランクフルトの旧オペラ座です.街としては現代的な色合いが強いフランクフルトですが,歴史を感じさせる建物が上手く溶け込んでいるのが面白いと感じました.
ケルンへの1時間の鉄道旅
EU滞在2日目の午前中にはフランクフルト中央駅からICE2でケルンへ向かいました.そこまで差額も大きくないので,この旅では基本的には一等車を利用してみました.せっかくですからね!
一等車の座席はこんな感じでした.座面やシートピッチが広いだけでなく,体格の差なのか背もたれも高く非常に快適でした.1時間程度の移動でしたがリッタースポーツチョコレートが配られたりといたれりつくせりでした.
個人的には窓の上の座席番号の横にLEDのディスプレイがついていて,着席者がどの区間を予約しているかを表示していたのが面白いと感じました.日本の新幹線と違い自動改札ではなく手動の検札が主であるための工夫なんだとは思いますが,LEDでのアルファベット表示のディスプレイがちょっとレトロで格好よかったです.
せっかくなので,ということで日本の新幹線にはもはや存在しない食堂車にも行き,コーヒーをオーダーしてみました.DB(ドイツ国鉄:Deutsche Bahn)のマグカップ,ちょっとおしゃれで欲しいな…と思ったのでした.
おまけ:東横インフランクフルト中央駅前
フランクフルト宿泊時は2泊とも中央駅のそばに宿泊した,と書きましたが,帰国前の1泊は話題になればと思い東横インにしてみました.ご覧の通り,建物こそ洋風感がありますが,あの東横インであります.
そして客室に入ってしまえばもうそこは日本の東横インと言われても区別が付かないレベルです.ウォシュレットまでついていて,フロントも日本語対応な上そこまで高くない1ので人によっては話題作りでなくとも十分選択肢に入るのではないでしょうか.
以上,2018年EUの旅,フランクフルト編でした.次回はケルン編です.お楽しみに!