2018年2月EUの旅,ブリュッセル編の次はブルージュ編です.ブルージュはもともと旅行計画を立てた時点では行く予定はありませんでした.しかし,ブリュッセルへの到着日である2月22日に一通り中心部を巡ることができたため,さて明日はどうしたものか…とTwitterでつぶやいたところ,大学の同期からパリから日帰りでブルージュへ行ったがとても良かったとのリプライをもらいました.調べてみるとどうやら街自体が世界遺産らしいということや,列車のダイヤを考慮してもパリへの出発までには十分余裕を持って戻ってこれそうだということが分かり,行ってみることにしました.

列車でブルージュへ

当日は朝早く1起き,荷物をまとめチェックアウトし,コインロッカーに荷物を預けてブリュッセル中央駅からブルージュ行きのインターシティ列車に乗りました.朝食とコインロッカー用の小銭を作るのを兼ねて買ったパン・オ・ショコラがこれまた美味しく,さすがはベルギーと唸っていました.

中世の建物と運河の街・ブルージュ

列車はおよそ1時間でブルージュへ到着しました.「ブルージュ」はフランス語で,フラマン語ではブルッヘと呼ぶようです.

駅を出て地図と観光客の流れを頼りに,ひとまず中心部のマルクト広場を目指しました.ご覧のとおり,石畳が美しい古風な街並みです.ブルージュは中世に水運による貿易拠点として栄えましたが,その後衰退してしまったため建物が新しくならず,中世の街並みが今に残っているという経緯をたどった街だそうです.

上の写真の通り,マルクト通りまでの道中には運河があり,水運で栄えた街の面影を残していました.当時は見られなかったであろう穏やかな水面がまた映えているのがなんともいえないものです.

マルクト広場に行く

さて,しばらく道なりに歩いていくと街の中心のマルクト広場にたどり着きました.ブリュッセルのグラン=プラスには流石に華やかさでは勝てませんが,こちらはこちらで写真右側のウエスト=フランデレン州庁舎を中心に堂々とした作りの広場になっています.

そしてここでも馬車が.こちらはたくさん並んでいました.並ぶとまた格好いいですね.後ほど触れますが,奥の白い建物の1階のレストランでお昼ごはんを食べました.

ブルージュの鐘楼

ブルージュは街並み自体が世界遺産として認定されていますが,それとは別にブルージュの鐘楼は「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界遺産に認定されています.このブルージュの鐘楼は鐘の取り付けられている最上部まで上がることができるので,前日にケルン大聖堂に上ってヘトヘトになったにもかかわらず,懲りずにこちらでも階段を何段も上って最上部まで行きました.

300段を超える階段を上り最上部へ来ると,メカメカしい歯車を見ることができます.

このブルージュの鐘楼,単に鐘が1個ある鐘楼ではなく,複数の鐘が取り付けられており,メロディを奏でることができるようになっています.メロディはオルゴールのようにドラムに差し込まれたピンによってプログラミングできるようになっていました.プログラマブルな機械っていいですよね…!

366段の階段を上りきって展望台まで来るとこの通りの眺望です.左に見える高い塔が聖母教会(今回は行けず:ミケランジェロの彫刻があるらしいです),右に見える少し低い塔がシント・サルヴァトール聖堂です.

聖血礼拝堂

マルクト広場に面しているもう一つの名所として,聖血礼拝堂があります.聖血礼拝堂は名前の通りキリストの血(いわゆる聖遺物)が収められている礼拝堂となっています.建物は12世紀の建築とのことで,周りの建物よりもより一層独特の雰囲気を醸し出しているのも納得でした.中の写真は撮りませんでしたが(カメラ禁止だったような…)偶然オルガンが演奏されており,荘厳な雰囲気になっていました.聖遺物も当然拝観し寄付してきました.

街を散策

聖血礼拝堂を出た後はマルクト広場周辺を少し歩いて回ってみました.

道中,ノイハウスのお店を見つけたのでブルージュをおすすめしてくれた同期のもう一つのおすすめであるホットチョコレートを飲みました.この旅行中はブルージュの翌日に行ったフランス南部のロシュフォールを除いて,基本的に氷点下から一桁台の気温だったため,温かいホットチョコレートは大変体にしみわたりました.

ブリュッセルは前日にぐるっと見てしまったとはいえ,まだ見ていないところも多数あったこともあり,戻る準備をしなければと,ちょっと早めのお昼ごはんを取ることにしました.レストランは先程のマルクト広場にあったレストランです.写真の鶏肉のクリーム煮込みのような料理を食べたのですが,この旅行ではここまでの間にクリーミーという概念のある料理を食べてこなかったので,一人で密かにこのクリーミーを私は待っていたんだよ…!と喜んでいました.大変美味しいお昼ごはんでした.

シント・サルヴァトール聖堂

マルクト広場からブルージュの駅に戻る際に,途中のシント・サルヴァトール聖堂を見学しました.ブルージュの鐘楼から見えていた低い方の塔ですね.

内部が豪華なステンドクラスで彩られているだけでなく,黒と金色でまとめられた美しいパイプオルガンが備え付けられていた点が非常に印象的な聖堂でした.

ブリュッセルへ戻る

シント・サルヴァトール聖堂を見学し,ブリュッセルへ戻る列車に乗るべくブルージュの駅へ戻りました.すると偶然”Pauze(休止)”という表示のバスが向こうから走ってきました.よくよく見ると”Pauze”の左右にコーヒーカップが表示されています.絶対にコーヒーブレイクしてやるという強い意志を感じる表示でした.

この後またインターシティ列車に乗り,ブリュッセルへ戻りました.お昼時の列車だったため,車内でお昼ごはんを食べている人も多く,早めのお昼ごはんを食べていたにもかかわらず少しお腹が空いてしまうな…と思いながら列車に揺られていました.行きと同じく1時間ほどでブリュッセルに到着し,午後は再びブリュッセルの観光をしました.日帰り,それも3時間程度の滞在と大変短いブルージュ観光でしたが,中世の街並みは十分に満喫できたように思います.もう少し旅程に余裕があれば,1日フルに使って聖母教会なども見て回りたかったな…とは思うので,またベルギーを訪問する機会を作りたいところです.2

以上,2018年2月EUの旅,ブルージュ編でした.次はパリ編…と言いたいところですが,ブルージュからブリュッセルに戻り,パリに到着した当日は本当に到着しただけでほぼ何もしておらず,翌日はブルージュ行きよりもさらに早起きをしていきなりパリを離れてロシュフォールへ行ってしまったので,次回はパリ到着&ロシュフォール編になります.お楽しみに!

  1. 学生だった当時としては,ですが…
  2. 2020年7月現在はCOVID-19でそれどころではないですが…
公開日:2020/07/13 最終更新日:2020/07/19