概要
ロシア製の蛍光表示管 IV-6を手に入れたので、試しに駆動してみました。
回路構成
表示制御はATMega328Pを利用しています。
蛍光表示管の点灯に必要な+40V程度の電圧はATTiny13Aを使用してPWMを使った非絶縁型DC-DCコンバータを構成し、生成しています。
ヒータは6本を直列に接続していましたが、このことが原因で故障時の被害が拡大しました。(後述)ヒータ用電圧をきちんと生成して、並列接続にしたほうがよさそうです。
故障
いじっている間にATTiny13Aが故障してFETに電流が流れたままになってFETが飛んだり、ということがありました。原因はどうやらフィードバック電圧の入力ピンが壊れたためのようでした。外付けのツェナを付けるなりして過電圧がかからないようにする必要があるかもしれません。
安定動作するようになってからしばらく連続動作テストを兼ねて動作させていたのですが、気がつくと6つの蛍光表示管のうちの一番端の1本のフィラメントが断線して、断線した片割れがグリッドに接触していました。接触していたのが電源につながっている側のフィラメントだったら良かったのですが、マーフィーの法則とでも言いましょうか、隣の蛍光表示管に接続されている方が接触していました。結果として残り5本の蛍光表示管のヒータに過電圧が加わって赤熱していました。並列接続にしたほうが道連れにしないで済むようになると思うので良いと思います。
感想
蛍光表示管の光はLEDにはない独特のものがあります。まだ別の蛍光表示管のストックもあるので、再度挑戦してみようと思います。故障してしまったので製作記事としての価値は乏しいかもしれませんが、実験レポートということで掲載しました。