久しく(Maker系イベント以外の)旅行記を書くのをさぼっていましたが、そろそろまた書き始めようと思います。というわけで、まずはコロナ禍の騒動後、初めて行った2022年9月のシンガポールの旅行記です。今回は日本を出発してシンガポールに着いた日までの話を書いていきたいと思います。
ひさしぶりに海外に行ってみよう
2020年初頭からのコロナ禍によって、しばらくの間海外どころか国内の旅行も怪しい時期が続きました。2022年の前半には、いわゆる「水際措置」が緩和され、新型コロナウイルスのワクチンを3回以上打っていて、かつ指定国・地域以外からの入国であれば帰国後の隔離・自宅待機などが求められなくなるという風に制度が変わりました。
自宅待機などで身動きが取れない期間がなくなるのであれば、以前やっていたようなやや弾丸な感じでフラッと東南アジアに行くということも再びできるようになるぞ!ということで、2022年の11月にベトナムへ行くことを計画していました。しかし、この時点では水際措置は緩和されていたものの、帰国前にPCR検査を受けて新型コロナウイルスの陰性証明を取得することは依然必要でした。
しかし、2022年の8月末に突如、政府から帰国前のPCR検査を不要にするとの発表があり、ワクチンの接種証明さえきちんと提示できればよい状況になりました。それならばもっと早くに海外旅行に行ってみてもいいかもしれないと思い、急遽11月のベトナム行きより前の航空券を手配したのでした。行先はいろいろ考えたのですが、後述の通り面白いルートが手配できたこと、また何かあったとしても比較的なんとかなるであろうシンガポールを行先として選定しました。
台風で飛ぶかハラハラ
そんなわけでいそいそと航空券を手配し、出発の日が近づいてきたのですが、あいにく9月、台風シーズンということで出発前日から当日にかけて大型台風が来るとの予報が出ました。時間的に、飛行機が離陸するころには台風は通り過ぎていそうだったのですが、成田発のフライトだったため、空港にたどり着けなくなっては困るということで、急遽台風が来る前の前日にガラガラの成田エクスプレスに乗って成田入りし、一泊してから空港へ向かいました。
翌朝、チェックインするころには無事台風は通り過ぎていました。しかしフライト本数が激減していた当時、成田空港はご覧の通りのガラガラ度合いでした。本当に全然人がいなくて衝撃的でした。
そして当時はプライオリティ・パスでANAのラウンジに入ることができたので、今回はLCC利用でしたが、ラウンジのビールにありつくことができました。
Scootの経由便でシンガポールへ
さて、今回シンガポールまではScootのフライトで向かいました。この便はちょっと今どきとしては珍しく、成田発・台北桃園経由シンガポール行きという経由便になります。運賃も安かったですし、経由便なんて面白い!ということで、時間はかかるもののこの便を選んだのでした。
厳戒態勢の桃園空港で台湾ビール
さて、2、3時間ほど飛行機に乗るとまずは経由地の台北・桃園空港に到着しました。経由便だからといって、成田からの乗客はずっと機内にとどまるのかというとそういうわけではなく、一度降ろされます。国際線の乗り継ぎと同等の扱いで一度降機し、ゲートの前の待合室へと案内されました。
ちなみに、我々が降りてきたゲートの外には防護服を着た消毒チームが待ち構えており、全員降機したらすぐにゲートを消毒するというオペレーションになっているようでした。台湾は新型コロナウイルスに対して初期からかなり警戒をしていたというイメージはありましたが、なるほど今も結構警戒しているのだな…と思ったのでした。
最初の写真の通り、桃園空港の制限エリアは人はまばらで免税店もかなり閉店している状態でしたが、いくつかのカフェや軽食店のは営業していました。そのうちの一つで台湾ビールを発見したので、思わず飲んでしましました。
ビールを飲んだ後は待合室へと移動しました。成田を出た時は飛行機は結構スカスカだったのですが、台北から乗る人も多いのか、待合室はそれなりに混雑していたと記憶しています。
すごくどうでもいいのですが、待合室のエアコンが「勝新空調」でした。字体がまたなんともいえず昭和の名優を思い起こさせる感じがして思わず写真を撮ってしまいました。
なにはともあれムスタファへ
そしてまた飛行機に搭乗し、またしばらくの空の旅を終えると今度はシンガポール・チャンギ国際空港に到着です。時間は午後9時前でした。成田空港ほどではないですが、見たことがないくらいに人がまばらでやはりここもか…と思ったのをよく覚えています。
ちなみにコロナ前はまだシンガポールは紙の入国カードがあったのですが、このときにはすでに電子化されていました。紙の入国カードは裏面に麻薬の密輸はシンガポール法により死刑に処されるという旨の文が赤字で書いてあったのですが、電子化された入国カードの申請画面にもしっかり赤字で記載が残っていました。これを見るとああシンガポールだなぁと思うのは私だけでしょうか…?
空港でGrabを拾ってまずはホテルにチェックインし、ご飯を食べに行きがてら、リトルインディアの超巨大スーパー、ムスタファセンターへと行きました。
しかしここでムスタファセンターが24時間営業をやめ、午前2時に閉店するようになっていたことを知りびっくりしたのでした。2時閉店でも十分遅いのですが、過去に日付が変わってからふらっとムスタファセンターに買い物に行ったりしていたので寂しいなぁと思うとともに、間接的なものかもしれないですがコロナ禍の影響だろうか…と考えてしまいました。
ちなみにムスタファセンターをうろうろしていたら「クイドバ スケツトラック」なる商品を見つけました。カタカナって難しいですね…
そのあとは毎度行っている(最初に来たときに在住の田中さんに案内していただきました)近くのパキスタン料理レストランに行き、パラクパニールを食べました。
ちなみに訪問時はヒンドゥー教の新年のお祭りであるディーワーリーの時期が近かったため、リトルインディア周辺はディーワーリーを祝う電飾の飾りつけがされていました。これがまた久々の海外という雰囲気を盛り上げてくれました。
ご飯を食べた後、もう一度ムスタファセンターに戻ってシンガポールに来たら絶対買おうと決めていたインスタントのラクサを買い込み、再びホテルへと戻って就寝したのでした。
以上、2022年9月のシンガポール旅行記、出発&到着編でした。次回は電気街訪問編の予定です。お楽しみに!