ネイホウ!本記事は2日目の記録になります.2日目は乗り物に乗ってばかりの一日でした.

朝食を求めてぶらぶらするも・・・

朝起きて,支度をしてから朝食を探しに美麗都大廈を出て散歩に.

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モスクを発見.国際都市なのでムスリムの方も結構いらっしゃるのでしょうね.

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ショッピングセンター的なビルにちびまる子ちゃんが.レストランもあるかなと思ったのですが,

まだ閉店していました.無念.

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とりあえず暑いので飲み物を買うべく入ったセブンイレブンでRobiと週間3Dプリンターを作る,らしき本を発見!

香港でも売っていることに驚きました.

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更にぶらぶらしていると「河内路 Hanoi Road」の看板を発見.旅行の終わりにハノイに行くだけに,何か親近感がわきました.

そんなこんなでぶらぶらしたのですが,結局朝ごはんを食べそびれ,いい時間になってしまったので宿に戻りました.

一日早い深セン行きを決意

昨日の記事に書いたように,予定より一日早く香港を出て

深センに行くことを決意しました.朝食を探して出た散歩から戻ってすぐに荷物をまとめて,

自分の部屋を出てからマンションの廊下を通り,フロントまで行きました.

フロントで深センに行くことにしたので今日の分の宿泊はキャンセルしたい旨を伝えると,

Booking.comから自分でキャンセルしてくれと言われたのですが,まだ香港で使える携帯を買っていなかった*1のと,

PCはスーツケースの中だったのとで,今こっちですぐにはできない旨を伝えると,

宿のボスが来て処理するからちょっと待っててくれと言われ,フロントで30分くらい待たされました.

ボスが来て,いろいろと試してみたのですが,2泊のうちの後の1泊だけキャンセル,というややこしい状態だったこともあり,

キャンセルまでに試行錯誤を若干繰り返しました.

最終的にはキャンセルできて,しかも2日目の宿泊代を全額返金してもらえました.

急なキャンセルだったので,返金してもらえないかなと思っていたので,ちょっと嬉しい出来事でありました.

ただ,返金の時に端数のお金がなかったので,宿を出るときに端数を作るために宿のお兄さんが1Fまで付いてきて,

1Fの知り合いの携帯ショップのお兄さんに両替してもらってから返金してもらうというちょっと面白い出来事がありました.

尖沙咀のあたりのいわゆる「マンション」の共同体のような側面を垣間見ることができた,ともいえるのかなと思います.

通信手段を手に入れる

先程も書きましたが,香港や深センで使える通信手段をこの時点では持っていませんでした.

私の持っているスマホのWi-Fiを使って,フリーWi-Fiスポットで連絡を取ったりはできましたが,

地図や調べ物,翻訳サービスがストレスフリーに使えないのは困りますし,

深センに行く前に金盾を回避できる香港のSIMカードを使える状態にする必要がありました.*2

事前にスマホの販売店が集積している場所は調べていて,旺角*3駅そばの先達広場が良いとの事だったので,

旺角へ地下鉄で向かいました.

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先達広場はこんな感じのお店がいくつも並んでいて,中古品専門店や修理専門店などもありました.

さらに2F*4に上がるとアクセサリーショップがたくさんありました.

とりあえずグルっと見て,やっぱり安いスマホもあるな~と一通り眺めてから,

適当なお店で「中国本土とベトナムで使えるシャオミ*5のスマホの一番安いやつをくれ」

と伝えると,Mi4cというスマホが出てきました.980HKD(約1万4千円)で,フルHD,Snapdragon 808*6搭載でカメラが1300万画素と申し分のないスペックだったので即決.

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見た目も悪くないし,軽いしでこんなに良い物が出ているのかと感心してしまいました.

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その後,同じ建物内の中国移動香港のショップでローミング可能なSIMカードを購入しました.30HKD割引の118HKDで売ってもらえました.おねえさんありがとう.

電車かフェリーか

さて,深センに行くことを決めたわけですが,香港と深センは川を隔てて接しているので,

さまざまなルートが考えられます.どのようなルートがあるかの詳しい紹介は他のページに譲りますが,私は

  • 香港MTR東鉄線に乗って中港国境の駅の羅湖*7か落馬洲*8まで行く
  • 昨日行った香港島のフェリーターミナルからの蛇口港*9行きフェリーに乗る

という2種類のどちらにするかで悩みました.結局は電車での入国というのも面白そうではあったのですが,

スーツケースをガラガラと引いていることもあるのでフェリーで行くことにしました.

尖沙咀駅からはフェリーターミナルのある上環までは直接行けないので,1つ前の中環で電車を降りました.

乗り換えれば上環まで行けるのですが,せっかくなので中環と上環の間にある,世界一長いエスカレータ(群)に

乗ってみようと考えたのでした.

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一つながりのエスカレータが延々続くわけではなく,途中,道路と交差して横断歩道になっていたり,20m程度の

乗り継ぎ通路があったりします.また,最初の2台のエスカレータは,階段状ではなく,スロープ状のエスカレータでした.

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エスカレータは香港島のおしゃれ市街地のようなところをひたすら登って行くのですが,

観光地でありながら,地元・香港の方々の日常が垣間見えるような感じがしました.

例えるなら渋谷から代々木公園の方に歩いて行くような感じでしょうか.*10

さて,20分以上かけて一番上まで行ったのですが,特に目指すところがあるわけでもなく,上環の駅へ移動したかったのですが,

冷静に考えれば,フェリーターミナルはエスカレータで延々登った山の上にあるわけもなく,

結局そこからタクシーでフェリーターミナルまで移動しました.

しかし,道路がジェットコースター並の急斜面で,しかもスーツケースをトランクに入れず車内に持ち込んだ*11ので,

なかなかワイルドなフェリーターミナルまでの旅でした.

フェリーの前の腹ごしらえ

フェリーターミナルに到着してから,まずはフェリーのチケットを取りました.マカオ行きと違って全く並ばずに購入.

140HKD(約2000円)の通常チケットと,180HKD(約2500円)のファーストクラスとがあり,500円差でファーストクラスならば

この記事のネタにもなるし,なによりクタクタだったのでファーストクラスを選択しました.

その後,朝食を食べそびれていた(もっと言うと昨日の夕食もまともに食べていなかった)ので,フェリーターミナル内のお店へ.

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辛いきゅうりとパーコー担々麺をオーダー.正直なところ,日本で行きつけの四川料理店*12

同じような味で,本場はやっぱり美味しいな,というよりも,さすがあの行きつけのお店は本場に近い味が出てるんだなあと,日本のお店の私の中での評価が上がる事態になりました.

もちろん,2食食べていないところからのご飯だということを差し引いてもかなり美味しいご飯でした.

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しかし,食べようとして箸がないことに気が付き,店員さんに箸をください!と頼んだところ,笑いながらテーブルの下の引き出しを引いて,

ここにあるよと言われてしまいました.テーブルが引き出しになっていてそこに入っているとは不意打ちでした…

食べ終わった後もフェリーターミナルのお店をぶらぶらと眺めていました.

マカオへの行きは朝早すぎて,帰りは夜遅すぎてあまりお店が開いていなかったので,

ゆっくりと見学できなかったのでした.

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上の写真はエッグタルトだと思って買ったタルトなのですが,チーズタルトでした.

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香港は窓にこういう四角い室外機一体型のエアコンが付いていることが多かったです.

フェリーの旅ふたたび

ぶらぶらしていると,搭乗ゲートが開いたので,搭乗ゲート通過後にのみ入ることができる待合室へと移動しました.

搭乗ゲートはフェリーターミナルの一番端で,それなりに歩かされましたが,おかげで桟橋等に邪魔されず絶景でした.

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フェリーに乗るとファーストクラスは2階,通常クラスは1階と分かれていました.

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ファーストクラスの座席はこんな感じで,ひじ掛けの下からテーブルが引き出せたり,

当然のようにリクライニングができたりしました.

さらに,CAさん*13がコーヒーとヨーグルトを出してくれます.

1時間弱の旅なのですが,500円差でこれだけくつろげるならかなりおすすめという感想です.

ちなみにファーストクラスの乗客は30席くらいある中で4,5人しかいませんでした.ガラガラです.

深セン到着

コーヒーを飲んでまったりしていると,程なくして深セン・蛇口港に到着しました.

どうやらファーストクラスだけでなく,通常クラスもまばらだったらしく,

港での入管もほとんど並ばず,10分くらいでフェリーターミナルの外に出ることができました.

この時点でだいたい16時半でした.フェリーターミナルの外に出ると明らかに白タクの方々の客引きがありましたが,

それをスルーして目の前の深セン地下鉄の蛇口港駅へ.蛇口港駅にATMがあったのでとりあえず当面の分の人民元をゲットしました.

が,しかし,100人民元と500人民元で払い出されるため,そのままでは券売機で使うことができませんでした.

ここで両替を頼んでもよかったのですが,深セン通というプリペイドカードがあり,それが100人民元で買えると聞いていたので,

その売り場を探してうろうろしました.しかし,ここで地味に面倒くさいのが,改札に入る前に荷物のX線検査があるということです.

改札手前のカウンターと券売機との間にあるので,よくわからずうろうろしていると何度も検査機に荷物を通さねばならなくなります.

何回か検査機にスーツケースを通し,くたくたになったところで,どうやら深セン通も売っていなさそうなので,

タクシーで行くことを決めました.

フェリーターミナル前にはタクシー乗り場もあるので,すんなりとタクシーに乗車できました.

宿の場所は予約用の紙を渡したら理解してくれました.

今度はトランクにスーツケースを入れ,宿までゆったりと移動しました.

蛇口港から電気街である華強*14のあたりまでは

それなりに距離があるので,ここでも1時間程度かかりましたが,タクシー代は70人民元くらい(約1000円)でした.安いです.

道中かなり激しい雨が降ったのですが,宿についた時にはかなり小降りになっていました.

深センの広さに驚く

宿に到着し,英語がわからないフロントのお兄さんと,翻訳アプリを使いながらやりとりして,予約に入っていない早く着いた1日分の

料金180人民元(約2700円)を支払い,部屋に入りました.

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広い!広いよ!香港の宿とほぼ同額とは思えないよ!

本来は同じようなレベルの宿に泊まりたければ,その場所の地価や物価を考えて値段を考えるべきですが,今回はあえてどこも3000円程度で

揃えました.そういうことをするとこういうことになるわけです.

一休みした後,夕食と深セン通を探して最寄りの地下鉄1号線の崗厦駅*15まで歩いていきました.

駅構内にいろいろとお店があり,いやーやけに広い駅だなあ,なんか1つ隣の会展中心駅はこちら,という表示まであるしなあ…

と思っていたら,本当に会展中心についてしまいました.

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地図を見て気が付いたのですが,この地下街はLINK CITYと言って地下鉄3駅にまたがる巨大地下街でした.

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ココイチや怪しい日本風のお店など,いろいろなお店がありました.

どのお店を見てもそれなりの人でにぎわっているということに驚きました.

正直なところ,大きな箱モノを作ってガラガラというパターンが多いのではないかと思っていましたが,

さすがに13億人の国は違いますね.もちろん,深センは出稼ぎ工場労働者が多く,人が多く集まる立地であるというのはあるのでしょうが,

これだけの需要があるんだからそりゃあ経済も成長するわなあ,と感心させられました.

本日のビール

感心しながらぶらぶらしていたらLINK CITYの崗厦駅とは反対側の端である購物公園駅まで来てしまったので,

さらに折り返してぶらぶら.崗厦駅まで戻ってきて,宿の最寄りのスーパー(ほぼ真向い)で買い物.

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ベトナムと一緒で,スーパーに入るときには入り口のコインロッカーに荷物を預けるのですが,

物理鍵ではなく,ボタンを操作すると自動でドアが開き,端末からレシートが出てくるようになっていました.

荷物を入れると自動的に鍵が閉まるようになっていて,

レシートをバーコードリーダーにかざすことでロックを解除できるようなシステムになっていました.

ここで適当に鶏肉のお惣菜のようなものとビールを購入.

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買ったビールは青島,純金,金威,廣氏(これだけパイナップルビールと表記あり)でした.

中国ビールは青島ビールに限らず軽く,4缶飲んでもさほど酔いませんでした*16

最初に純金ビールを飲んだのですが,軽い以外は普通だな…と思ってすぐ飲み切ってしまいました.

が,しかし,次に青島ビールを飲むと,あっ,こっちのほうがビールっぽいな,とビールを飲みながらよくわからない感想を抱きました.

なんというか,青島以上に純金が軽いので,青島のほうがやはりアルコール感があるということなんだと思います.

金威も純金と同じような味わい.

さて,問題は廣氏パイナップルビールですよ.

頑張って飲み切りましたが,はっきり言って,

かき氷のパイナップル味シロップで軽ーいビールを割ったような味でした.

もし再度中国を訪れたとして,このビールだけは絶対に買いません.

最後にパイナップルビールを持ってきたのは完全な失策だったと反省しつつ,WeChatですでに深セン入りしていたニコニコ技術部深セン観察会のツアーメンバー&主宰のチームラボ高須さんと

連絡を取り,明日朝9:30にシャオミのショールームで待ち合わせということを確認して,シャワーを浴びて寝床に入りました.

*1:香港というか中国は3G/4Gの規格が日本や欧米とは異なります

*2:中国本土でローミング可能な香港のSIMを使うと,インターネットへの接続点が香港になるので金盾を回避できる

*3:モンコック.尖沙咀から3駅

*4:香港はイギリス式階数表記なのでそれに合わせると1F

*5:新進かつすごい勢いで成長しているの中国のデジタル家電メーカー.セグウェイを買収したことでも有名.漢字では小米と書く

*6:Cortex-A57x2 Cortex-A53x4の計6コア

*7:香港の駅は広東語でローウー,深セン側にも同名の駅がありそちらはラオフーと読む

*8:ロクマーチャウ

*9:シェーコウ.特に水道がたくさんあるわけではない.

*10:んー,この例えは微妙だなあ

*11:トランクに入れると追加料金を取られます.別に追加料金を取られても良かったんですが道路が混んでたのでスーツケースを持ったまま乗ってしまいました.

*12:そう,2014年の旅の出国前に行っていたお店です.詳しくはこちら

*13:船もCAでいいのだろうか.キャビンのアテンダントだからいいのか…?

*14:ファーチャン.よく言われる華強北はこのエリアの北側の駅.ほかにも華強路などの駅が存在.

*15:ガンシャー.華強路(ファーチャンルー)駅の隣

*16:純金と金威には>3.3%との表記,青島は>4.0%との表記あり.なおベトナムの333ですら5.3%ある.

公開日:2016/08/13 最終更新日:2019/10/17