2023年4月のMaker Faire Rangsit旅行記、最後はMaker Faire以外のランシット観光編になります。ランシット滞在はMaker Faireがメインだったので、今回の記事は短めです。
Zeer Rangsitを調査する
Maker Faire Rangsitの会場と連絡通路でつながっている巨大ショッピングモール、Zeer Rangsit(スィア ランシット)がどうやら電気街らしいと聞いて、会期中に休憩がてら覗きに行きました。
シャッターが下りている場所も多かったですが、想像以上の電気街で、1階はスマホを扱うお店がずらりと並んでいました。「Maker Faire Rangsit 2023に出展しました」でも少し触れていますが、ランシットはバンコク郊外、お隣のパトゥムターニー県の都市です。とはいえバンコクから日帰りで行くことも十分可能な距離に、こんな巨大な電気街がまだあったとは…と感心してしまいました。タイのポテンシャル、侮りがたしです。
スマホ本体だけでなく、当然スマホ周辺のアクセサリーをこのように売るお店も多数ありました。
そして今どきの流行りですが、ゲーミング関連製品、特にチェア・デスクなどを取り扱うお店もいくつかありました。この手の大物製品の展示がたくさんあるのは敷地の広いZeer Rangsitならではといったところでしょうか。
小さい店舗だけでなく、バンコク編のAECトレードセンター(パンティッププラザ)でも触れたJIBや、BananaといったPCショップチェーンの大きい売り場も見かけました。
上の方のフロアに行くとスマホ関連製品だけでなく、もちろんPC関連製品の販売もあります。ネットワーク関連製品、ショップ組み立て品のPC、ケースなどなど、多彩な品ぞろえです。Maker Faire会期中、オーディオ用のケーブルやモバイルバッテリーなど、現地調達のために何回かお店で買い物をしました。なかなか便利です!ケースはちょっと日本で買うより安いような気もします。日本まで持って帰るのは大変ですが…
ちなみにZeer Rangsitのショッピングフロアは写真の通り3フロア構成になっています。1階はスマホなどコンシューマー色が強く、2階、3階がPC関連やOA機器、カメラ・オーディオなど、趣味で目的を持って来る人が多そうな店舗が多いという、よくある電気街の棲み分けでした。
ちなみに、Zeer Rangsitのショッピングフロアの上はそこそこ背の高いビルになっていて、そこにAsia Airport Hotelというホテルが入っています。Maker Faire Rangsit開催中の土日はそこに滞在していました。バンコク首都圏のLCC系のハブ空港になっているドンムアン空港が近いこともありホテルが入っているのだとは思いますが、世にも珍しい電気街直結型ホテルです。
ちなみにMaker Faire Rangsitで展示していたシンセサイザーの音量が足りないと急遽投入した七色に光るスピーカーも、Zeer Rangsitで調達したものでした。ちなみにこちらは799バーツ、約3000円です。いい買い物でした!
ちなみにMaker Faire Rangsitの会場があったThe Hub Rangsitも、Zeer Rangsitよりは小さいもののかなり広々した建物でした。Maker Faire会場は3階で、1階と2階は地元の服屋さんやホビーのお店が連なっていました。ファッション・カルチャーのショッピングモールという感じでしょうか。ちなみにホビーのお店が運営しているのか、このようなラジコン用のサーキットも設置されていました。かなり広いサーキットですが、これは1フロアの1/10程度しか占めていなかったように思います。
近くの市場にお昼を食べに行く
初日のお昼は一緒に展示していたomicroの一瀬さん(@tichise)、FutuRocketの美谷さん(@hiroumi)と一緒に、一瀬さんのチョイスで近くの市場に食べに行きました。このプラスチック椅子がなんともいいですよね。
店内はこんな感じのザ・ローカル食堂です。古い扇風機もいい雰囲気を出すのに一役買っています。
私はここでは豚のガパオ風の炒め物を載せたご飯を食べました。おいしいのですがさすがはタイ料理、唐辛子の種が入っていて結構辛かったのでした。
初日の打ち上げに参加する
Maker Faire Rangsitの初日が終わった後、運営のメンバーの皆さんがせっかくだから一緒にご飯を食べましょうと、近くのタイ料理店に誘ってくれました。写真の通りおしゃれな雰囲気のレストランです。Zeer Rangsitなどもそうですが、地価の関係かなんとなく土地の使い方にバンコク中心部より余裕を感じます。
そしてまずはビールで乾杯です。ワゴンに並ぶチャーンビール、いい眺めです。このお店は店員さんがビールを瓶から注いでサーブしてくれるスタイルでした。そしてタイあるあるの氷入りビールです。暑いのでガブガブ飲むにはこれがいいのです。
そしてご飯の方ですがどれもなかなかおいしく、そして現地の方に誘っていただいただけあって本場仕様でとても辛かったのでした。たぶん手加減するようにお店の方に依頼はしていただいていたのだと思うのですが、それでもなかなか辛かったのでした。しかし、タイ料理も大人数で行くといろいろ食べられて楽しいですね!
ご飯を食べながら運営の方の話も聞くことができたのですが、電子機器関係のお仕事が本業の方もいれば、チェンマイのマンゴー農家が本業の方がいたりと、タイにはホビーとしてDIYや電子工作を楽しむカルチャーが結構根付いていることをうかがい知ることができました。
レストランはZeer Rangsitのすぐそばだったので、Asia Airport Hotelに泊まっていた日本からの参加者チームは歩いてホテルまで戻ったのでした。ちなみに上の写真中央の紫色の看板が見える建物がThe Hub Rangsit、手前の非常に大きい建物がZeer Rangsitです。規模感をなんとなくわかっていただけるかと思います。
カオマンガイを食べる
二日目の朝ごはんは、早めにランシットに入っていた一瀬さんが行っておいしかったと言っていた市場のそばのカオマンガイ屋さんに行きました。市場の看板がまたシブいです。
やってきたのはこれまたローカル色の強いカオマンガイ屋さんです。初日のガパオ屋さんより広く、朝にもかかわらず結構入れ代わり立ち代わりお客さんが来ていました。サーブされたカオマンガイは混雑も納得のおいしさでした。
ちなみにカオマンガイ屋さんへの行き帰りにはタイの定番、野良犬を見かけました。いつもの注意ですがタイは狂犬病清浄国ではないので不用意に犬には近づかないようにしましょう。
カオマンガイ屋さんへ行くときに寝ていたワンちゃんとおそらく同じワンちゃんは帰りには起きていました。そして兄弟らしきもう一匹も発見しました。なんとものんびりしています。
市場の近くだとやはりおこぼれがもらえるのでしょうか、他の所よりワンちゃんが多いような気がします。柄はいろいろですが、こういうシュッとしたワンちゃんをタイではよく見かけます。
ガパオ再び
Maker Faireの会期2日目のお昼ご飯は、The Hub Rangsitとはまた別の、Zeer Rangsitとつながっているショッピングモールのフードコートへ行きました。ここでもガパオをチョイスしました。作り置きではなく、注文を受けてから具材を炒めてくれます。ちょっと時間はかかりますが、出来立てを食べられるのはいいですね。
ちなみに会期中よく飲んでいたのはこちらのソルティライチドリンクです。一瀬さんにおすすめされて飲んでみたらおいしかったので、自分もこれを飲むようにしていました。日本でもソルティライチが市民権を得て久しいですが、こちらは炭酸入りです。Maker Faireの会場がやや暑かったので、水分補給にありがたい存在でした。
ちなみにコンビニではタイでよく買っているムエポヨこと、LIME SALTキャンディーを買いました。見た目のインパクトもさることながら結構味が好きなんですよね。
MKに行く
さて、2日目は日本Makerチームでの打ち上げで近くのタイスキレストラン、MKに行きました。MKは有名なタイスキレストランチェーンで、初めてタイを訪れた時から行ってみたかったのですが、一人鍋というわけにもなかなかいかず、タイミングを逃し続けていてこのとき初めて行くことができました。言ってしまえば具材がちょっと違う鍋ものなのですが、なかなかおいしかったです。
ちなみに皆さんヘロヘロだったので控えめでしたが、ここではシンハービールを飲みました。前日のチャーンビールと合わせてタイの2大ブランドをこれでコンプリートしました。
以上、2023年4月のMaker Faire Rangsit旅行記、ランシット観光編でした。観光編といいつつ、電気街と食べ物だけでしたね…
次回は2023年のゴールデンウィークに行った東南アジア旅行記の予定です。お楽しみに!