2022年11月・ベトナムの旅、4日目の旅行記です。この日はまたいろいろと新しいスポットに行った日でした。

ベンタイン市場を歩く

この日も朝ごはんは適当に歩いて見つけたフォーのお店でフォーを食べたのですが、なぜかセットで頼んだ春巻の写真しか撮っていませんでした。フォーもおいしかったと思うのですが一体なぜ…我ながら謎です。

朝ごはんのあとはホテルのそばのベンタイン市場へと向かいました。よく見かけるのは正門からの写真ですが、こちらは裏側の北門です。ホテルが北門側だったんですよね。

市場の中央の通りには様々な商品を売るお店と、屋台以上レストラン未満といったような趣の食堂が連なっています。看板や果物が色とりどりで、歩いているだけでも結構楽しいのでした。

フルーツを売るお店ではドリアンやジャックフルーツをはじめ、日本ではあまり見ない果物も売っています。みなさんはここに写っている果物の名前を全部言えるでしょうか…?

そして市場あるあるの招き猫もいます。ネズミ捕りもするんでしょうか?

ベンタイン市場の正門側から出ると、昔はバスターミナルが目の前にあったのですが再開発できれいになくなっていました。しかし奥に写っているビルは完成させる気はあるんでしょうか。ずっとこの状態のような気がしています…

カフェをハシゴする

ベトナムのコーヒーチェーンといえば何はともあれハイランズコーヒーなのですが、この旅行中KATINATというコーヒーチェーンをちらほら見かけたので、物は試しと入ってみました。ちなみに、私が初めてベトナムに行った2013年にはまだスターバックスコーヒーはベトナムに進出していなかったのでした。

なかなかおしゃれな雰囲気のコーヒーチェーンです。お値段はベトナム基準でも高いというわけでもなく(そりゃ道端で飲むコーヒーよりは高いのですが)、ゆったりできるといういいお店でした。

そのあとはそういえばまだホーチミンシティに来てからシントー(ベトナム式フルーツシェイク)を飲んでいないなぁと思い、シントーを飲みに行きました。いつもならブイビエンのFive Boys Number Oneというお店に行くのですが、まだ開店前だったのでGoogleで検索して出てきた1区の北の方のJuicyというお店に行きました。マンゴーシントーを頼んだところ、サービスでプリンが付いてきました。この写真のように、ベトナムだとプリンの周りにクラッシュアイスを載せて冷やしてサーブされることがあります。しゃりっとしたところにカラメルソースとカスタードの甘みが合わさって、これはこれでおいしいのでした。

アイスコーヒーにシントーとカロリーを取ってしまったので、1区の中心部まで再び歩いて戻ってきました。これは道中見掛けた銀行(ベトナム海事銀行)の看板なのですが、”MSB”という略称も相まってロゴが某ハンバーガーチェーンっぽく見えるのは私だけでしょうか…

さらに歩いていくとDay3の記事でもちょっと言及したレタントン通りに差し掛かりました。写真の通り、すき家にシャトレーゼまであります。ちなみに一風堂もあります!

チャーカーラヴォンを食べる

レタントン通りをうろうろと歩いていくと、前日にも行ったヴィンコムセンターにたどり着きました。ちょうどお昼時になっていたので、レストラン街で何か食べようと覗いていたところ、チャーカーラヴォンのお店があるのを発見しました。チャーカーラヴォンは白身魚をターメリックと香草で炒めて、それをビーフンと一緒に食べる料理です。これも本場は北部ハノイだったりするのですが、久々に食べたい!と思って入店したのでした。

が、しかし、お昼前の11時50分ごろというのに他にお客がいません。周りのお店はそこそこにぎわっています。北部の料理だからあまり南部の人は食べないのだろうか…と思いながら料理がサーブされるのを待っていました。

そして料理がサーブされてきました。フライパンでサーブされてテーブルに埋まっているIHクッキングヒーターで炒めながら食べるというシステムでした。肝心の味ですが、ああ、確かにこれは空いていても仕方がないかも…という味でした。やっぱりハノイで食べないとだめですね。

余談ですが、フライパンの左側にある紫色のソースはマムトムという、エビを発酵させた味噌のような調味料です。これがまた臭豆腐クラスに強烈な香りなので、遭遇したら無理のない範囲で匂いをかいでみてください…

ややがっかりしながらヴィンコムセンターを出たところ、シェアサイクルが置いてあるのを見かけました。残念ながらベトナムの電話番号によるSMS認証が必須だったのでトライできませんでしたが、公共交通が今のところバスしかない(2024年現在、もうすぐ地下鉄が開業しそうですが)ホーチミンシティでは、旅行者にこそ便利なサービスのような気がします。

コーナンへ行く

ヴィンコムセンターの隣にはパークソンというデパートがあり、そこには日系のお店がいくつか入っています。地図を見ていてコーナンがあることに気が付いたので、どんなもんかと見に行ってみました。

コーナンといえばホームセンターですが、さすがにデパートの1テナントなので工具や木材といった製品を扱っているわけではなく、日本からの日用品や雑貨などを中心に取り扱っているようでした。日本でいうところのハンズやロフトといった雰囲気でしょうか。ちなみにドラえもんなど、日本のアニメキャラクターのグッズについては日本で見たことがないデザインのものがあったりしたので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。また、3日目に訪問したTuhuの食器の取り扱いもあります。

ここにはその他にも無印良品やユニクロなどが入居しています。ユニクロも無印良品もベトナム限定のトートバッグを売っていたりします。私はユニクロで1枚トートバッグを買って帰りました。

パークソンを出た後はそういえば前を通っていなかったなとサイゴン歌劇場の前まで行って写真を撮りました。いつかここかハノイ歌劇場のどちらかで何かしら観劇してみたいと思っています。

昼のブイビエンに行く

しばらくホテルに戻って休憩した後、ビールを飲みにブイビエンへと出向きました。ご覧の通り日中のブイビエンは閑散としているのですが、この通り沿いのいくつかのクラフトビアバーは明るいうちから営業しているのを知っていたので、そこに向かいました。

道路沿いのテーブルに陣取って、じめっとした暑さの中飲むビールはまた味わい深いです。

…と、しばらく飲んでいたら、店員さんのお子さんらしき子が突然横にやってきました。当然彼はビールは飲まず、しばらくゲームをした後、原付バイクで回収されて去って行きました。なかなかのサプライズです。

ビールをしばらく飲んだところで、軽く晩ごはんにすることにしました。クラフトビアバーのあるあたりから一本わき道に入ると、観光客向けのレストランがちらほら開いているので、そこに入ってブンチャーを食べました。

ついでにシントーも再びオーダーしました。ぐるぐるストローとサンミグライトのグラスがおしゃれです。

ランドマーク81へ行く

ビールとブンチャーを一通り楽しんだ後は、2019年にフルオープンとなった新しい観光スポット、ランドマーク81に行きました。ランドマーク81はヴィンコムセンターのヴィングループが開発した81階建ての超高層ビルで、高さ469mでマレーシア・クアラルンプールのペトロナスツインタワー(452m)を抜いてASEANで一番高いビルとなった建物です。タクシーに乗っていて高い建物が見えるな…と思って調べて、2019年にこんなビルが開業していたのを知ったので行ってみたというわけです。ちなみに、東南アジアで一番高いビルの座は2021年にクアラルンプールのムルデカ118が678.9 mで奪還しています。周囲に立ち並ぶタワーマンションも含めてヴィングループによる開発で、なんともバブリーだなぁと思ったのでした。

さて、このランドマーク81の最上階にはド定番の展望台があるのですが、その下のフロアはバーレストランになっています。というわけでお酒を飲みがてらこの日はバーレストランの方に行ってみました。まあまあにぎわっていましたが、待ち時間なく入ることができました。

窓側から下を眺めてみると、さすがに超高層ビルがあまりないベトナム、かなり遠くまでよく見えました。一方でライトアップしている場所や、ロードサイドの店舗のLED看板の明るさが目につきます。これはこれで独特の風景といえそうです。

ちなみにランドマーク81の低層階はヴィングループだけあってヴィンコムセンターになっています。映画館のCGVシネマや、日本のイタリアンレストランのカプリチョーザが出店していたりしました。

そして当然ながら、ヴィングループを挙げて売り出し中のヴィンファストの車の展示もあったのでした。電動スクーターもやっているようです。

クラフトビールふたたび

ランドマーク81を出た後は、再びレタントン通りにやってきて、”Pasteur Street Brewing Co.“へ行きました。Pasteur Street Brewingは2019年の12月に一緒に深圳のビール工場を訪問したみなさんに教えてもらったブルワリーです。ここは結構特徴的なビールを色々と醸造していて面白いです。本店はホーチミンシティですが、ハノイにも店舗があります。

Pasteur Street Brewingは私が行った時点でフードがすでにラストオーダーを過ぎていました。小腹が空いていたので、Pasteur Street Brewingでオリジナルのクラフトビールを堪能した後はホテルのそばのバーレストランに移動して、空心菜をつまみながらビアサイゴンで追いビールをしたのでした。

以上、2022年11月のベトナム旅行記、Day4です。次回Day5はいよいよ帰国日となります。お楽しみに!

公開日:2024/11/12