2022年11月・ベトナムの旅、3日目の旅行記です。この日はホーチミンシティに戻ってきてあちこちぶらぶらしていました。
朝ごはんを求めて1区をぶらぶら
ホーチミンシティでは1区のベンタイン市場のそばのホテルに泊まっていました。朝ごはんの付いていないプランだったので、朝ごはんを探しに出かけることにしました。
道を歩いていたら街路灯の柱につながれたワンコに遭遇しました。カメラ目線ありがとうございます!ベトナムは野良の犬もよく見ますが、飼い犬との遭遇率も高い気がします。(毎度の注意ですが、狂犬病には気を付けましょう!)
ベンタイン市場周辺のホーチミンシティ1区には丸亀製麺や宇奈ととなど、日本でもおなじみのお店があったりします。1区でもここからちょっと離れた、日本人街として知られるレタントン通り沿いまでいくと、さらに日系のレストランがあったりします。
宇奈ととの向かいにはヒンドゥー教寺院のマリアマン寺院があります。この日か次の日か忘れてしまったのですが、中をちょっとだけ見学させてもらいました。東南アジアにはシンガポールやクアラルンプールなど、いくつもマリアマン寺院がありますが、「マリアマン」というのは南インドの大地の女神のお名前だそうです。
そしてさらにぶらぶら歩いて見つけたフォーのお店で朝ごはんとしました。しっかり油条付きです。
大聖堂周辺を歩く
朝ごはんを食べた後はベンタイン市場のあたりから北東に歩いていき、ホーチミンシティ人民委員会庁舎のあたりまで行きました。この日は本当に天気が良かったです。そのかわり暑いですが…
ホーチミンシティ人民委員会庁舎の前はホー・チ・ミン氏の像が建っています。この像は2019年の12月にホーチミンシティを訪問した時に見ていますが、日中の明るい時間に見たのはこのときが初めてでした。
さらにもう少し歩いてコンサーパリス通りのサイゴン大聖堂のあたりまで行きました。サイゴン大聖堂は修繕工事中で足場が組まれていました。
そしてこちらも毎度おなじみ、サイゴン中央郵便局です。いつ来てもおしゃれな郵便局です。車寄せの大きな広場では何かのライブ演奏をやっていました。ここは結構な確率で催し物に使われている印象があります。
ファミマで買い物をする
大聖堂周辺からホテルに戻る道中、ファミリーマートでちょっと買い物をしました。ファミリーマートは東南アジア各国で見かけますが、ベトナムのファミリーマートではおでんも売っていたりします。確かマレーシアのファミリーマートでも売っているのではないかと思います。
ファミリーマートではプリンを買いました。フランス領時代の影響でベトナムのプリンは結構おいしいのです。
それともう一つ、リポビタンシリーズのエナジードリンクを買いました。Honeyと書いてある通り、結構甘ったるい味です。東南アジアのエナジードリンクはこれに限らずめちゃくちゃ甘いことが多いですが…
お皿を買いに行く
この旅行の前のシンガポール旅行でもお皿を買っていましたが、ベトナムでもお皿を買うべく2つのお店を回りました。ベトナムで陶器というと北部のバッチャン村で焼かれるバッチャン焼きが有名なのですが、南部にもソンベ焼きという名産の陶器があるということを聞き、2区にあるソンベ焼きを現代風にリファインしたTuhu Ceramicsにまず訪問しました。所狭しと食器が並んでいるところに、結構人がいたので写真を撮りそびれたのですが、おしゃれなアトリエ風のお店の中に、青色と土の薄いベージュ色との組み合わせで彩られた食器がずらっと並んでいました。
今回は冬の鍋シーズンに使える小さいお椀と、普段使いの小皿をいくつか買いました。海外に持って帰りますか?と聞かれてはいと答えると、かなりしっかりとした梱包をしてくれましたので、ちょっと重いですがおみやげにもいいかもしれません。
Tuhuのショップから10分ほど歩いて次に行ったのは”amai“という食器ブランドのアウトレットストアの”amai grade b”です。上の写真はamai grade bが入っている”SAIGON CONCEPT”という小さいモールの写真です。入居しているモールのおしゃれ度合いもさることながら、食器もベトナムらしい柄というよりはファッショナブルな路線のものが大半だったので、今回はぐるっと見るだけにしておきました。もっとも、amaiはベルギーとオランダの方が立ち上げたブランドだそうなので、そういう路線なのも納得できます。柄よりも形状や色合いにこだわりがある方は面白いと思うので、行ってみることをおすすめします。
ちなみに、Tuhuの食器は翌日に訪問したドンコイ通りのコーナンでも一部取り扱いがありました。上記のTuhuのショップとSAIGON CONCEPTはどちらもホーチミンシティの旧2区(現トゥードック市)エリアにあり、ベンタイン市場など1区中心部からそこまで遠くはないのですが用事がないと行かないかも?というエリアなので、お時間の無い方はドンコイ通りのコーナンもチェックしてみてください。
回転火鍋を食べる
SAIGON CONCEPTの近くにはベトナム地場資本のショッピングモール、ヴィンコムメガモールがあります。大聖堂の近くのヴィンコムセンターは何度も行っていますが、こちらは行ったことがなかったので覗いてみることにしました。
とはいっても、正直なところヴィンコムセンターより広い分、お店は多いのですが、雰囲気はヴィンコムセンターと同じです。1枚目の写真にある通り、フランス系のスポーツ用品店であるデカトロンがあるのはちょっと特徴的かもしれません。その他にも、マツモトキヨシが開店準備中でした。
こちらはモールの端っこに設置されていたミニカラオケボックスです。結構きちんとしたマシンが設置されているようですが、椅子がシンプルなのを見るに1,2曲だけ歌うという需要を狙っているのでしょうか。
そしてレストラン街に行くと毎度おなじみの回転火鍋チェーン、KICHI-KICHIがあったので、お昼も近づいてきていたことだしと入ることにしました。
これまでも何度となく取り上げていますが、KICHI-KICHIは回転寿司の要領で火鍋の具材が流れてくるので、それを取って一人に一つずつ備え付けられた鍋に入れて食べるというシステムになっています。日本の回転寿司とは違って、1500円くらいで食べ放題です。この見た目が楽しくてベトナムに来るとよく行ってしまうのでした。
電気街を調査する
KICHI-KICHIを出た後は一度ホテルに戻り、買った食器を置いてから今度は反対方向の10区にある電気街、ニャットタオ通り周辺に行きました。電気街の調査もまた毎度おなじみの活動ではありますが、シンガポールのようにコロナ禍の影響で変わっていないかを確認しようというのがこのときのテーマでした。通りを見る限りでは、以前からの雑多な部品店は健在のようでした。
残念ながら、2019年に訪問した際にはできたばかりだった、ニャットタオ市場そばの新しいビルの電子機器売り場はシャッター街と化していました。外には電子部品を扱うお店の移転通知も貼ってありました。
一方で、昔からのニャットタオ市場のビルは相変わらずの繁盛度合いでした。ここがにぎわっていれば一安心です。
そして東南アジアの定番、リモコンの中古ショップもありました。
さらに、リヤカーに基板が満載されているところにも遭遇しました。近くに捨ててある筐体や、部品(フライバックトランスが載っていますね)から、これらはブラウン管テレビの基板でしょうね。この手のジャンクの山はバンコクのバンモーではよく見るのですが、ニャットタオではちょっと珍しい気がします。
パークロイヤルの前に行く
ホーチミンシティは何度も来ているので、だんだん行先の候補もなくなってきたのですが、そういえば行ったことなかったなということで行ったのがこちら、パークロイヤル・サイゴンです。別に泊まりに来たわけではなく、ロケ地巡りで来たのでした。ここは「水曜どうでしょう ベトナム縦断1800キロ」のゴール地点なのでした。ちなみにハノイのスタート地点だったホテル・ニッコー・ハノイは2016年に訪問しています。これでスタート地点とゴール地点を制覇しました。だからといって何かあるわけではありませんが…
ブンチャーを食べる
さて、パークロイヤル・サイゴンをひとしきり眺めた後はまたまた訪問時の定番シリーズということで、ブンチャーのレストランのQuan Nemに行きました。このとき、よせばいいのに渋滞を回避するべくGrabBike(バイクタクシー)で行きました。GrabBikeに乗っている間ずっとリヤシートに握力全開でしがみついていたため、ビールを注ぐ手がプルプルと震えて傍目から見るとだいぶマズい見た目になっていたような気がします…
そして毎回おなじみのブンチャー+カニ春巻きセットをオーダーしました。グリルした豚肉や春巻き、そしてビーフンと香草をつけダレに付けつつ食べる料理です。ベトナム料理というとフォーがフィーチャーされがちですが、私はブンチャーの方が好きだったりします。(これも毎回言っている気がしますね…)
ヴィンコムセンターへ行く
Quan Nemでブンチャーを食べた後は、1区にある毎度行っているヴィンコムセンターに行きました。入口のそばに、ヴィンコムセンターの運営をしているヴィングループの自動車会社、ヴィンファストのショールームができていました。GMの工場を買収して、地場資本で電気自動車会社を立ち上げたという経緯があります。このときも街でGrabに乗っていると、ちらほらとヴィンファストの車が走っているのを見かけました。
ヴィンコムセンターのフードコートのお店も少し入れ替わっていて、昔は見なかったような気がするビアードパパや8番らーめんができていました。(どうやら、8番らーめんヴィンコムセンター店は2019年開業のようです)8番らーめんは関東にはないので、まさかの遭遇にびっくりしてしまいました。
ヴィンコムセンターの外には新型コロナウイルスへの対策を啓発するポスターが貼ってありました。こういうポスターもベトナム式プロパガンダポスター風になるあたり、さすがです。
チルタウン、散る
この日は行ったことのないエリアの開拓で、もう一つ行ってみようと決めていたところがありました。それがこの「チルタウン」です。チルタウンは2019年末にオープンした、日本をフィーチャーした居酒屋です。ベトジョーニュースの記事を見てもらうとなんとなくわかるかもしれませんが、過剰にキラキラした東京という感じの内装になっているとの話だったので、どんなおもしろ日本ワールドが展開されているのか、見に行ってみようとしたのでした。
しかし!30分ほどタクシーに乗って行った先に待っていたのは閉店したチルタウンの姿でした。オープンしてすぐコロナ禍だったというのもあり、経営状況が悪化してしまったのでしょうか…
結構がっかりしながら、帰りのGrabタクシーを手配し、待っている間に向かいのカフェでタピオカミルクティーを買って飲みました。トホホ…
ビアホイへ行く
チルタウンが残念ながら空振りだったので、気を取り直して今度はベトナム名物の安い生ビール「ビアホイ」を出す居酒屋を目指して移動しました。ビアホイもブンチャーと同じくハノイの名物で、ハノイならたやすくビアホイ居酒屋を見つけられるのですが、ホーチミンシティにはあまりビアホイ居酒屋がなく、Googleで検索して見つけたところも、ハノイほどのお得感はありませんでした。まあ、ビールが飲めれば全然OKなのですが…
晩ごはんに卵チャーハンをオーダーしようとしたら売り切れで、ガーリックチャーハンならできるというのでそちらをオーダーしました。卵が切れていたんでしょうね。これがなかなかお酒の進む味でおいしかったです。ベトナムの大衆食堂・酒場のチャーハンはぱらっとした長粒米を大火力のコンロで炒めて作るので、結構おいしいことが多いです。麺料理に隠れがちですが、チャーハン(Cơm rang:コムザンといいます)もベトナムでぜひ試してもらいたいメニューの一つです。
パワーアップしたブイビエン
ビアホイをサッと堪能した後は、ホーチミンシティで一番の繁華街、ブイビエンへと行きました。ここは観光客向けという感じではありますが、歩行者天国になっていて道端に出ているテーブルとプラスチック椅子でビールを飲んでだらだらすることができます。左右を取り囲むクラブの重低音がうるさいのですが、それらのお店からの照明で常にギラギラしている通りです。騒がしいのが大丈夫な方は行ってみるとなかなかサイバーパンクな雰囲気で面白いかと思います。
今回はビアホイでビールを飲んでいたので、ブイビエンではビールを飲まず、ブイビエンを通り抜けたところにあるフォーのお店で夜鳴きそばよろしく夜鳴きフォーを食べてからホテルに帰りました。
以上、2022年11月のベトナム旅行記・Day3でした。チルタウンが閉店していたのは痛恨の極みでしたが、電気街が生き延びていることを確認出来たり、新規開拓したエリアにお皿を買いに行ったりできた一日でした。次回はDay4です。Day4も行ったことのなかった観光スポットに行く話があります。お楽しみに!